こんにちは。サラリーマン大家の良波直哉です。
前回はクリーニングのチラシを作ったところまでをご紹介しました。
今回はそのチラシを持って賃貸付けの会社をまわった時の話です。

賃貸付け会社訪問の準備をする

自主管理では賃貸付け会社をまわる準備もすべて自分で行います。まずは参考までに私が準備したものをご紹介したいと思います。

・賃貸募集のチラシ
以前の管理会社が使っていたチラシがありましたが、コピーを繰り返したようで印刷が粗く、見栄えが良くありませんでした。そこで画像や地図を新しいものに差し替えて、間取り図も自分で作り直しました。文字も新たに打ち直すと、チラシの内容は同じですが見た目の印象がずっと良くなりました。

・クリーニングのチラシ
作成したクリーニングのチラシも印刷しました。少しでも印象を良くしたいという気持ちから、印刷レベルは標準よりもインクを多く使う「鮮明仕上げ」にしました。

・個人の名刺
自主管理では個人の名刺は必須です。無料の名刺作成ソフトをインストールし、自宅のプリンターで数百円の名刺用紙に印刷しました。これも思いのほか良い出来栄えとなりました。

・イメージトレーニング
前に賃貸付け会社をまわった時は会話に加わることも難しい状況でした。そこで今回は、店内に入ったら名刺を出して挨拶、次は募集のチラシで物件の説明、というように賃貸募集のイメージトレーニングを繰り返し行いました。

賃貸付け会社をひとりで訪問

最初の訪問先は、前回の訪問でもっとも印象のよかった営業マンのBさんのところと決めていました。
Bさんの店舗の前に立ちガラスドアの隙間から店内を伺うと、営業マンたちが忙しそうに接客している様子が見えました。思い切って店内に入るとカウンター越しにBさんの顔も見えました。少しほっとしながらもBさんに賃貸募集のお願いに来た事を告げました。募集用のチラシを出してオーナーである事を伝えると、「あれ、前に来られたことありますよね」との言葉が返ってきました。私のことを覚えていてくれたのです。この一言で私の気持ちはとても楽になりました。

自分なりに納得できた募集のお願い

あらためてBさんと名刺を交換して挨拶、そして賃貸募集のお願いをしました。イメージトレーニングまでしていたことが功を奏して、自分なりに納得のいく形で話を進めることができました。
Bさんがこのマンションを熟知していることは前回の訪問で分かっていたので、管理人常駐やオートロックなどポイントを軽く説明し、Bさんが知りたがっているであろう、敷金・礼金・家賃などに話を移しました。そして広告費上乗せと敷金礼金などは相談可であることを付け加えました。するとBさんはうれしそうな笑顔で「ありがとうございます。頑張ります!」と言ってくれたのです。
やはり募集条件を相談できることは、賃貸付け営業マンに対し重要なアピールポイントになるのだとあらためて実感しました。

クリーニングのチラシを提示

募集の話がひと通り終わったところで、クリーニングのチラシをそっと出してみました。
「これは何だろう」と怪訝な顔のBさんにチラシの説明を始めると、次第に驚きの表情に変りました。説明が終わるとすぐBさんが、「これすごいですね!コピーさせてもらってもいいですか?」と言ってくれたのです。
Bさんは物件の管理業務をしていたことがあり、クリーニングも手配していたそうです。その時の経験からこの業者さんのレベルの高さがよく分ると驚いていました。またクリーニングを賃貸募集のアピールとしたアイディアがすごいとほめてもくれました。私もBさんが把握している物件の情報が素晴らしいと、尊敬の念をお伝えしました。クリーニングのチラシをきっかけにBさんと会話がはずみ、より親しくなれた気がしました。
このBさんとはその後も良い関係が続いており、私があきらめかけた入居を見事に決める大活躍をしてくれたこともあります。この話については別シリーズとしてご紹介したいと思います。

内見先からの電話で入居が決まる

賃貸募集のお願いからほどなくしてBさんから電話がありました。友人とルームシェアをしている大学生が、引っ越し費用が高く入居を決めかねているとのことでした。初期費用がもう少し安くなったら入居が決まりそうとのことなので、私はすぐさま礼金不要と伝えました。すると電話の向こうにその大学生もいたようで何やら相談が始まり、やがて「決まりました!」とBさんのうれしそうな声が返ってきました。
以前のように空室が続くことを考えたら礼金不要は安いものです。それにこの物件はぜひともBさんに決めて欲しいという私の思いもありました。
こうして募集からわずか3週間で入居が決まったのです。後日Bさんからはクリーニングのチラシが決め手になったことも教えてもらいました。入居する大学生にはお付き合いしている女性がいて、その方が丁寧にクリーニングされた部屋がよいと主張してくれたのだそうです。
この話を聞いて、クリーニングのチラシの効果に喜びながらも、部屋の決定権は女性にあるのだとさらに学びました。

クリーニングのチラシについて振り返る

クリーニングのチラシは今回の入居の決め手となりました。またチラシを通して営業マンと親しくなるという予想外の効果もありました。さらに部屋の決定権は女性にあるのだという気づきまで思いがけず得ることができました。
チラシの効果を実感した私は、クリーニングでこれだけ効果があるなら、同じようにクロスの貼替えなどのアピールポイントをチラシにしてみてはどうかと考えました。
次回は内見者へのアピールを前提に考えたリフォームをご紹介します。