区分マンション専門、サラリーマン大家の小柴長太です。かなり久しぶりの投稿になります。前回のコラムでは築古物件をアメリカ西海岸風にリフォームして、家賃を大幅値上げに成功した話についてお話しました。今回はそれから僅か3か月後に起きた漏水事故についてお話します。

 

ある朝、借主からお電話をいただきました

 

夏の終わりのある日、借主からお電話をいただきました。その方は部屋を習い事の教室に使用されていたのですが、ある朝現地に行ったところ、管理会社の担当者がおり、漏水事故について聞かされ、部屋への立ち入りを求められた。一緒に部屋に入ってみると、部屋全体が水浸しで部屋の内装も家財も全滅と言えるほど、甚大な被害を受けていた、とのことです。

 

写真が何枚か送られてきましたが、目を背けたくなるような惨状です。天井に貼った板はずぶ濡れになった重みで倒壊しています。驚いたことに壁の板も吸水して容積が膨らんだことを受け、くの時に飛び出しています。

 

漏水事故の原因とは

 

早速管理会社に電話して何が起きたのか説明を求めました。担当者の説明とその後自分で調査した情報と合わせると、本マンションでは高置水槽方式が採用されており、次のような状況であることが分かりました。

1.本マンションは、地下の揚水ポンプで屋上の高置水槽に水を貯め、重力を利用してマンション各戸に給水する方式を取っていた。

2.高置水槽の内部には、水位を検知する電極が設置され、正常に動作すれば水槽内は適切な水位が保たれる仕組みになっていた。

3.万一、電極の劣化などが原因で水位がオーバーした場合は、水槽が破裂しないように、オーバーフローした水を逃す管が設置されていた。

4.オーバーフロー管から流出した水は、私の部屋の上階のルーフバルコニーでいったん受けた上で、排水溝から逃れる設計となっていた。

 

今回は、水槽内の電極の劣化で水位を検知できず、揚水ポンプが作動しっ放しになり、高置水槽からオーバーフローの水が溢れ、それが私の部屋の上階のルーフバルコニーに溜まり、排水溝が詰まっていたためにそこから下階に大規模な漏水が発生した、という経緯・背景のようです。

 

事故の5日後には、管理組合が掛けている保険会社が手配した鑑定人が現地調査を実施することになりましたので、私も会社を半休して立ち会うことにしました。こんな被害を受けた上に、もし保険が適用できなかったら、大変なことになります。

 

次回は現地調査の立ち合いで目にした惨状について、更に詳しくお伝えします。