質素な暮らし

こんにちは。築古大家トムです。

昔からたいへんお世話になった知人が80歳の誕生日を目前に他界しました。

60代半ばまで物流業を自営し、引退後は奥さんとつつましく毎日を過ごされていました。

趣味は時々ゴルフを楽しむ程度。

周囲にはとても気前の良い方でしたが、自分のためにおカネを使うことはあまりないようでした。

現役の時から郊外の小さなご自宅で、質素な暮らしをされていました。

愛車は20年近く乗り続けた軽乗用車。

傍目には、日々を何とかやりくりしている年金生活者にしか見えませんでした。

家族の驚き

先日、その知人のご子息とお話をする機会がありました。

知人の思い出話をしているうちに、意外にも相続税の苦労話を始めたので、耳を傾けると、亡くなった知人は富裕層に属する資産を築いていたというのです。

平成バブルの時代に株と不動産で大きく儲けたものの、そのおカネに溺れることなく、資産を守り、質素な暮らしを貫いたようです。

バブルの勝ち組であることは、奥さんもご子息もこの時まで知らず、残された不動産・株式の取引履歴や通帳を見て驚いたといいます。

勝ち組と負け組

たまたまなのかもしれませんが、私が知るバブルの勝ち組は、このような方が多いという印象があります。

バブルで多額の資産を築いたにもかかわらず、暮らしはたいへん質素です。

一方で、バブルの負け組では、この逆の方をよく見かけます。

以前一緒に仕事をさせていただいた年配のサラリーマンの方はバブル崩壊で投資が裏目に出て、自己破産で家庭崩壊に追い込まれました。

しかし、昔を懐かしんで語ってくれる武勇伝はドラマの世界のようなおカネ絡みのエピソードであふれていました。

質素な勝ち組と派手な負け組。

投資とは何なのか、おカネとは何なのか。

バブル時代を勝ち抜いた知人の最期にはいろいろと考えさせられるものがありました。