こんばんは!地主の婿養子大家です!

昨日は、

浦和ゴルフクラブ♣でした。

10年も大家仲間すらいなかったのに、この一年で浦和クラブ♣で約40人の大家と、あけぼの会ではそれ以上の大家と出会いました。

もし、

楽待でコラムを書き始めていなければ

ずっと本気で書き続けていなければ

絶えずコメントをし続けていなければ

決して、

交わる事はなかったであろう運命の出会いの数々

色々好き勝手なことを言って来ましたし、これからも言い続けると思いますが、

楽待の存在

読者の存在

心より感謝で一杯です。

本当にありがとうございます。

 

それでは!

『仲介論』

今日で、

1.仲介時代の昔話

が終了します。

 

シリーズ全体の構成は、下記の通りです。

1.仲介時代の昔話

2.仲介を分類する!

3.真の仲介とは?

4.真の仲介が増えた不動産業界は?

今日は、5日目です。

1.大手実需仲介業者へ入社と実態

2.『買い』が仲介出来て一人前

3.常に新規営業に疲弊

4.愉快犯とクレーマー

5.心に残る契約

 

私の仲介人生で記憶に残る契約内容を数件紹介し、最も心に残る契約についても共有したいと思います。

 

成約事例①業者未公開建売物件

左遷移動後、3か月が経過し、未だに契約ゼロの窮地に立たされていました。

店長からは、

「お前は本気じゃない。」

「お前は逃げる所があるから本気になれない。」

「このままどうすんの?」

毎日のように詰められる始末。

 

いやいや、こっちはハナから本気のつもりですし、そもそも長居するつもりなんて毛頭ありません。むしろ、私にとっては時間がないくらいです。3年くらいで不動産を学びきって辞めるつもりで入社しましたが、不動産の知識は着々とついてきますが、営業マンとしては全然追いつきません。。。

しかし、

負けず嫌いな私は、好き勝手言われるだけ言われて、このままでは終わりたくありません。

 

やってやろうじゃありませんか!!!(; ・`д・´)

 

何をやったのか?

 

業者訪問

通称、業訪です。

 

どんな業者を訪問するのか?

所謂、

町場の業者

です。

これは、我々投資家に通じるものがあるかも知れませんね。

 

・日頃レインズで見かけない社名

⇒他の仲介がパイプを引いていない≒未公開情報の可能性

 

・店頭の窓に自社物件を掲載している

⇒広告方法が未だアナログ≒未公開情報

 

・造成屋

⇒仲介は建売ばかりに目をやりがちだが、造成屋はパワービルダーに卸せるような優良物件を抱えているが、基本、業社販売なのでネット等には一切掲載しない傾向がある。つまりは優良未公開情報がある。

 

特に注意していたのは、

・社長

・部長

・担当者

が、基本的に大手仲介会社を好きじゃない(むしろ嫌いな)会社に重点を置いて、

訪問を重ねる

ようにしていました。

 

経験上、

彼らに情報を下さいなんて言ってもダメ

だと思っていました。

大手仲介会社含め、客付けに力を入れている仲介会社はネット掲載件数に拘っていて、掲載数にノルマがあったりします。上記のような業者にも毎日のように、見知らぬ若造から電話問合せが何件もかかってきて、HPに掲載させてもらえないか的なウザい連絡があります。

そう、

町場の業者はそんなウザい現金な仲介の若造が大嫌い

です。

 

なので、私はHPどうこうよりも、

『自分のお客さんに紹介したい』

的な切り口で、その業者の物件の資料をもらいに行ったり、ヒアリングする体で訪問したり、

単なる世間話する為に

訪問したりしました。

 

基本、その類の業者の人達は、仲介の感覚からかけ離れる程、

暇なんです

基本、

管理で食べていたり

賃貸で食べていたり

その中で、時々、

年に数回だけ

儲かることが確定的な案件だけを仕入れ

る感じがします。

 

なので、そんな所を上手くかぎ分けて、

可愛がってくれそうな人

仲良くしてくれそうな人

を見つける感じでした。

 

そんな中で、ある造成屋が、偶然、私のエリアで

造成した物件をそのまま条件付きで販売しても良い

という情報をくれました。

情報を見た瞬間に一人のお客さんの顔が浮かび、速攻、案内して、両手取引で仲介手数料400万円になりました。

 

成約事例②誰も行かないような一人社長の会社

とある警察署に落とし物を取りにいかなければならず、休みの日に偶然、通りかかった寂れた商店街。その中にポツンと存在する小さな不動産会社。店頭にあるチラシや図面を見るにどうやら仲介したり売主物件もあるような感じがしました。

翌日、改めて業訪。

社長は、

「うちなんかに大手の仲介さんが来るとは思わなかったよ。アッハッハ~。」

と言い、ビックリなような、少し嬉しそうな感じがしました

それから、

時々、訪問して15分程世間話をして帰る。そんな感じのことを半年くらい、左遷される前から続けていました。

ある日、

社長の机に

私のエリアではないけど、明らかに超絶優良土地情報の販売図面がありました。

「社長、その物件、僕のお客さんに紹介しても良いですか?」

と聞いたら、

「ああ、別に〇〇さんならHP掲載しても良いよ!」

 

僥倖!(;゚Д゚)

 

掲載して1週間で、物件の道を挟んだお向かいのマンションに住む人から問い合わせが来て、翌週契約。

 

仲介手数料500万円くらいになりました。社長は、別に、僕が決めなくてもすぐ売れただろうけど、喜んでくれました。仲介辞めると決めた時にも店長より先に挨拶に行きましたwww

 

成約事例③投げ込みチラシからの反響の売り相談

所属する店舗では売り案件は一切まわってきません。回ってきても、1,000万円未満の売りづらい案件ばかり。

くれぬなら自分でもぎ取るしかない!

と、

エリア外の自社の店舗が存在しない駅周辺で、最も、単価が高く、最も人気の高いマンションに、定期的に売りも求むチラシを投げ込んでいました。確か、1500戸~2000戸くらいありましたが、1時間くらいで投げ込みしてました。笑

お陰で、よく拳からは血が出てました。笑

そこで、

売りばかりやっている大手仲介が専任で仲介している物件のお客さんから問い合わせを受け、一般媒介なら僕も仲介出来ると言ったら、一般媒介に切り替えてくれました。

当時既に半年くらい販売していたと思います。金額も7,000万円くらいの高値でした。住み替え先を見つけなければいけない人で、特に買いたい物件もなく、高値で売れるならくらいだったのかも知れません。私の査定は、5,500万円くらいでした。

何度か訪問しているうちに、住み替えの理由が、奥さんを亡くし、子供も戻っては来ないから、部屋を持て余しているので、小ぶりなマンションに住み替えようかと。

家族の為に定年まで働き

家族の為に買った部屋に

淋しく一人で住んでいる

のでした。

 

それから3か月くらいしても売れません。金額が高すぎるから。。。

何度も何度も、金額を下げないと売れない。と話をしました。

でも、

〇〇の担当者の査定額は、これくらいだし、過去の事例でも売れているよと言い、中々、値段を下げませんでした。

その間、もともと専任だった業者は特に何もしなかったそうです。

私の専任物件になりました。金額も6,500万円くらいに下げました。それでもまだまだ高い。。。

ある日、世間話をしていたら、ふと頭に浮かんだ住み替え先の物件がありました。売却物件が売れなければ買えないのに、取りあえず案内しました。

お客さんは、

「買いたい。」

といいます。

どうしたら買えるか?と。

買取保証制度を使って、3か月やって売れなければ買い取るか、査定額の5,500万円で売り出すかしかないのではと言いました。

でも、それだと売主さんが損をする可能性があるから、住み替え先の部屋が売れてなくなる可能性はあるけど、すぐに売れるとは思わないから、もう少し金額を下げて様子を見てみようと言いました。

金額は5,980万円だったと思います。

他社付けで案内が入りました。そのお客さんから大幅指値の買付が入りました。

金額は、5,400万円。

売主さんは、売って買うと決心しました。

 

決済の日、

一家の大黒柱として家族の為に尽くしてきた男の男泣きを見ました。

もう少し高くで売ってあげたかったと言った私に、首を振りながら、

目を真っ赤にしてお客さんが放った

「ありがとう。」

は今でもこれからも一生忘れません。

私は、

7,000万円で売りに出されていた物件を5,400万円で売り、

2,800万円で売りに出されていた物件を2,700万円で買ってもらったのではなく、

 

75歳を超え妻を失った男の新生活を仲介

したのでした。

 

仲介は、

人の人生を左右する仕事です。

あの日稼いだ仲介手数料は私に何もしてくれませんが

 

あの日の事を思い出すだけで幸せな気持ちになります

 

一人でも多くの仲介の方が、

一人でも多くのお客さんの人生を豊かに

自分自身も幸せな気持ちになって欲しい

 

その為に仲介論を書いています。