老後2000万円程必要と言った金融庁の報告書に代表されるように、これからは自分なりに資産形成をしていく時代です。それなのに、ここ日本では、投資と言うと、「止めといたら?」と言う回答が多く、一般に怪しいものと思われています。

 

 ここ実践コラムでもよく話題になりますが、怪しい投資セミナー・サロンはその大きな要因の一つ。こういった状況を変えて行こうと省庁も動き始めてきたのかなあと思いますが・・。

 

 最近、不動産投資では、TA○○の国交省による業務改善のニュースがありました。

 

 同列とはいかないですが、仮想通貨では○○マックスさんのサロンについて金融庁が関心を持っている等のニュースがありました。

 

セミナー・サロン

 最近、不動産ではないですが、別の投資で迷惑をこうむったこともあり、現状ってどんなものかと改めてネットでサラッと見てみました。

 

 投資にまつわるセミナーやサロンは不動産投資に限らず、いくらでも見つかります。オンラインサロンは多いですねえ。目が点になります。

 

 上手い話には気を付けるのが当然だとは思いますが、これ程多いと言うことは、供給側の理由?需要側の理由か?それとも両方か?

 

 怪しいセミナー・サロンとは要するに、「言う通りにしたらうまく行きますよ!」と言うものですが、ある程度情報を掲載しているものもあるし、単にもっともらしいことをふんわりと書いているものもあります(まあ、これらとは別に素晴らしいセミナー・サロンもあるのでしょう。)。

 

 主催は会社である場合と、その分野で成功した(と言われている?)カリスマ投資家の場合があります(もちろんセミナー・サロンなど開かないカリスマ投資家はいますよね。)。

 

 不動産はやはり額も大きく「いい物件をご紹介!融資も面倒見ます!」のパターンだから前者が多く、株式・FX・仮想通貨などは少額でも取引が可能で、「指示通り運用すれば儲かるよ!」パターンで後者が多いと言う印象です(金融商品の投資助言については登録が必要ですね。)。

 

 他には、仮想通貨で億り人となった○○マックスさんのサロンも後者。株式投資においてよく暴れているウルフ○○もそうですね(不動産投資では良い感じの狼さんもいるのにね。)。

 

 投資の結果って上手く行けばその利益は自分のモノ、だから下手を売ったらその損失も自分のモノです。それを分かって入会する人ってどれほどいるのか?

 

 不動産投資の場合だと相対取引と言うのもあって、一対一に持ち込みやすいので一旦狙われたら大変です。

 

それで儲かるのか?

 ところでカリスマが主催の株式・FX・仮想通貨などのセミナー・サロンは本当に機能するのでしょうか?

 

 まずカリスマの指示が本物だとして、「よし本当にイケる!」と投資の指示をメールやラインで出したとするじゃないですか。

 

 でも株式・FX・仮想通貨などの相場って秒単位・分単位で動くわけです。特に儲かるときほどスピードが速い。それなのにメールやラインを受けてすぐ反応できる?

 

 ついでに言うと、カリスマと言えども相場の変化に応じて試行錯誤しますよね(と言うか、デキる人程、相場の変化に対する修正がスピーデイーと思う。)。

 

 その修正は相場の変化次第ですから、時間なんて滅茶苦茶です。激しい動きの時ほど即対応しないと危ない。急にメール・ラインで指示が来たとして100%対応できる?

 

 正直、ほとんどの人は無理だと思う。運用資金が多額になればなるほど、反応できなければ命取り。

 

 じゃあ、なんで入会をしようと思うのかと言うと、誰かが儲かっていると喧伝していてその儲け話だけで頭が一杯になってるから?

 

 喧伝するのは誰?

 

 想像は付きますよね。

 

 では実際、主催者は取引において儲けているのか?その答えが多数の入会者へのサロン砲や波動かなと思います(こちらがここ最近、迷惑を掛けられたのは波動の方ですが。)。

 

波動

 例えば、先にある会社の株を買った後で、「波動を感じる!」とか言って、その仕掛けた投資対象が上がりそうと示唆する訳です。

 

 すると、不思議なことに、それに従って買いを入れる信者みたいな人がいて、短期間ではあるけれど、実際に大きく上昇する。ここで最悪なのが、高値になったところを待ち構えたように、誰かが利確して(売りを入れる)その人は大儲け!

 

 でも買ったばかりの人達は、売りが入るので株価が下がって大きな含み損を抱える(反論として、主催側はもうアソコはダメだとか指示しているのに、保有し続けるからだとか言うのですが、その指示って受ける側からしたら気付ける状況なのか?)。

 

 この一連の動き、先にその投資対象の将来価値を見込んで買いを入れているコチラのような立場からしたら、中途半端な上昇で終わってしまって非常に迷惑です。市場において、業績に応じて株価が形成していく本来の機能が阻害されてしまっている(長期的には大丈夫なところもありますが、やはり余計な時間が必要となる。)。

 

 そして気になるのは、特に始めたばかりで、大きな損失にあった人がどう考えるか。その経験談をどう周囲に伝えるか。そりゃ、投資は「危ない!」「怪しい!」って思うでしょう。やめる人もいると思うし、人によっては、またまた、別の誰かに、投資でうまく儲けられる答えを求め続けるのかもしれません。

 

 投資内容の違いから、不動産投資とはそのプロセスは全く違うように見えますが、根っこの部分はどうでしょう?

 

 もともと投資に波風(波動?)は付きもの。安心して儲かる方法なんて存在し得ない(あったとしても皆が殺到して即バブル化するのですぐ役に立たなくなる。)。これって受け入れにくいのかもしれないですね。

 ただ受け入れにしまえば、結局、どうすればいいかと自分の頭で考えて前進できる。そういうことだと思います。

 

 次回もよろしくお願いします。