6月22日(カニの日)

雨が降りしきるなか

千葉県白井市の中古戸建ての契約

 

午後1時55分

約束の時間5分前に

仲介業者さんの事務所へ

 

入り口でビニール傘の雫をはらい

ガラス越しに中を覗くと

仲介業者さんの他に3名

こちらに背を向けて座っているのが見える

深々と頭を下げて

菓子折りを売り主さんと仲介業者さんに渡す

※必殺の風月堂のゴーフレット

 

売り主さん(60代女性)

売り主さんの妹(50代)

売り主さんの息子(30代)

事務所に入ってすぐは

皆一様に表情が硬かったが

こちらが満面の笑みを浮かべ菓子折りを手渡すと

いくらか雰囲気が和らぐ

 

「えー…それでは始めましょうか…」

 

仲介業者さんが定期住宅賃貸借契約書を2通用意してテーブルに並べる

 

「本来であれば…あれなのですが、今回はあくまでつなぎの契約と言いますか…」

 

仲介業者さんがこちらに目配せを

そのタイミングで再度売り主さんに頭を下げる

 

それを見て話は続く

 

「ですので賃貸契約ですが…売買までの仮契約みたいなものと思って頂ければ…」

 

特約事項にある内容を読み合わせ

事前にメールにて頂いていた内容ですが

一言一句間違いはないか確認する

 

内容を読み上げた後に

契約書に署名、捺印

ペンを走らせながら売り主さんと雑談を

 

あの家はもともと兄夫婦と二世帯住宅として使っていたが

しばらくして

売り主さんの旦那さんが亡くなり

兄夫婦も別の場所に新居を構え

ひとりでは広すぎると

妹さんと一緒に住む家を新しく建て

去年そちらに引っ越したそうです

 

最後に

封筒に入れて用意しておいた

敷金2ヶ月分(6万円)

※敷金は売買契約時に購入代金に充当

仲介手数料1ヶ月分(3.24万円)

両手を添えて差し出す

事務所を出る際に売り主さんから

 

「タカボンのパパさんみたいな方があの家を大事に使って下さるなら安心です。キレイになったら写真撮りに行こうかしら」

 

是非来て下さいと笑顔で応えました

わずか1時間ほどでしたが

契約書を交わすこと以上の

何か大事なものを預かったような感覚に

 

その何かを言葉にすることは稚拙な気がしたので

いつまでも忘れずにいようと思いました

 

続く