ココは不動産投資を実践する世界、FP、すなわちファイナンシャルプランナー(FP)の話がときどきあります(ちょっと物足りない存在としてかな?)。

 

 実は、自助努力を求められる米国では、各家庭に、弁護士および医者に加えて、エージェンシー(すなわちFPに近い存在。)がいれば大丈夫と言う話があります。言うなれば、プライベートバンカー家庭Ver.のような感じです。

 

 じゃあ、日本ではそんな存在はいるのか?近いのはファイナンシャルプランナー?う~ん。

 

 今回は、ファイナンシャルプランナーの諸事情を含めて話していこうと思います。

 

特徴は?

 ところでファイナンシャルプランナーの特徴って?A君、どうぞ!

 

 A君;「はい!家計節約術のプロ。」

 

 では、隣のB君!

 

 B君;「この前、銀行の資産運用担当者の名刺にFPって書いてたけど・・・。」

 

 A君;「ああ、最近、会った不動産屋の名刺にもFPって記載されていたわ。じゃあ、何だろ?」

 

 C君;「 FPって言うのは、弁護士や税理士のような独占業務を持っていないし、無資格でも名乗っていいらしいよ。」

 

 ふふ、よくご存じで。

 

 実は、ファイナンシャルプランナーの特徴、それは、

 お金が関わる分野、不動産はもちろん、税金、保険、金融、社会保障、相続・事業承継について「横断的」に相談対応できる・・・のはず。

 

 コレが可能だからこそ米国では、家庭レベルのプライベートバンカー的な役割を果たしていると言う流れです。

 

 B君;「でも、そんなFPって日本ではなかなか見当たらないぞ!」

 

 C君;「そもそも、不動産を業として扱うのは宅建業者、保険を募集するのは募集人、資産運用の具体的な助言・代理は投資助言・顧問の登録が必要、税務の代理は税理士、法律行為の代理は弁護士の仕事だろ。」

 

 そう日本では非常に少ないです。

 

ライフプランって?

 不動産屋も保険屋も銀行でもFP資格(大抵、普通資格。)の人が口に出すアレ。

 

 不動産屋のライフプランは、自宅を買った時に、ローン返済で家計がどうなるかってところがポイントです。住宅販売のツールです。

 

 自宅だけじゃなく、不動産投資のパターンもありますね。不動産投資を勧めるために、このままだと将来困っちゃうぞと言うのを示すためにライフプランが使われたりします。収益物件販売のツールです。

 

 保険屋のライフプランは、重い病気になったら?事故に遭ったら?高齢になったら?たまには節税のため?とかよく言いますね。保険商品の販売ツールです。

 

 銀行のライフプランは金融商品を販売するためのツールです。

 

 でも、本来的なファイナンシャルプランナーのライフプランとは?

 

 コレは、販売ツールではなく、将来実現したい生活・イベントを自覚するためのプランですね。

 

 そして、そのプランをどうやって実現するかについて、お金に関わるあらゆる面から検討したプランが「ファイナンシャルプラン」のはず・・・。

 

 つまり不動産屋、保険屋、銀行へ行く実行前の段階プラン、または行った後でも、もう一度、自分の実現したい生活中心に見直したい人のためのプランです。個々の具体的な戦術ではなく、それを含めた包括的な戦略プランですね。

 

 もしお金を使って楽しく生活したい人向けなら、資産運用でガンガンに攻めるプランもアリ。不動産投資もアリ、株式投資もアリです。別にのんびりと長期、分散、積み立てじゃなくてもいいはず・・・。

 

 でも実際、目に付くFPのお仕事は、節約上等の家計の見直し、自宅購のローン返済話、資産運用ならイデコやNISAの紹介などが多い。

 

 なんでか?

 

 C君;「それぐらいしかできないからでしょ。」

 

 うわっ!ハッキリと・・・。

 

 ただ日本については、これまでお金の面での自助努力の発想が無かったため、いわゆる金融リテラシー不足も理由の一つ。

 

 つまり、日本ではお金の取り扱いの基本的な説明への需要があって、そこで仕事をするFPが必要になるとの構図(だからこそ、上級レベルのFP限定で、学生たちに金融リテラシーを伝える活動もあったりします。)。

 

 だからこそ、現在、巷で、FPが話す内容は、既に資産運用を実践している成功者なら当然の範疇のお話が多い。まだその段階、そういうことです。

 

目指す役割?

 さて米国のような自助は当然の国で、相談相手が求められているのは、なぜか!

 

 そりゃ、仕事でガッポリ稼いでいる人が、稼いだお金を資産形成にどう活用していけばいいか、あらゆる方向から検討できる相談相手(資産形成チームの旗振り役)が必要だって分かっているから。

 

 ただその要求レベルは、いわゆる日本のお茶の間の家計相談レベルと違うのはハッキリしていますが・・・(家計相談オンリーのオシャレFPがセミナーで似たようなFPを増やしている場合じゃないわな ((+_+))。)。

 

 日本でお金(税金だけど・・・。)の顧問と言えば、税理士さん。部分的にその役割を担おうとしてるかも。ただ税務中心の発想だけだと力不足。

 

 それを踏まえてFP上級資格を取得している税理士さんは結構、増えています。得意分野の税務に、FPの横断的な特徴を生かしたイメージです。

 

 メガバンクや大手地銀などでも、資産家相手の相談業務(特に相続・事業承継)のために、銀行員にFP上級資格を勧めています。

 

 他には、元々他の分野での金融商品・保険商品・不動産の販売業をしていたけど、利益優先に嫌気がさして、何とか顧客中心の仕事がしたい、そのために相談業務をメインでやっていきたいと言う人もいます(ライフプランを販売ツールにしか使えないFPは別。)。

 

 こうやって見て行くと、日本ではプライベートバンカー家庭Ver.はまだまだ手探り、規模にもよりますが、自分で学んでその役割を果たすのが一番かもしれません。

 

 次回もよろしくお願いします。