こんばんわ、サラリーマン大家のTAKAです。

今年は梅雨らしい梅雨というか雨が多いですね。気分も沈みがちですが、楽しい夏に向けて頑張っていきましょう。

本日は最近の日経新聞でも取り上げられていた金利の話です。

1.構造的な低金利

金利のお話は今までに何度かコラムにしていますが、今の低金利はいくつかの構造的な要因により続いています。

一つにはご存じのとおり、マイナス金利政策をとるともに国債の買い入れなど行うことにより、長短金利を低水準に誘導しているということがあります。

このほかにも、日本の金融機関や企業が海外投資を積極化しているがために低金利が続いているといったことも一つの要因となっており、これが日経新聞の記事にもなっていました。

2.国債利回り

金利にはさまざまな種類の指標がありますが、重要な金利指標として10年物国債の金利(利回り)が挙げられます。この金利は、マーケットで取引される国債の価格により変動します。

単純化して、売出価格が100円で10年後に101円が償還される国債(満期まで保有した場合の利息は1円なので利回りは1.00%)があると考えて例にあげると、

①国債に人気があり価格が上昇した場合

国債価格100.5円(0.5円価格が上昇)→利回り0.50%に低下(満期まで保有した場合は(101円―100円で)0.5円なので利回りは0.50%)

→国債価格が上がると利回りは低下(金利が下がる)

②国債に人気がなく価格が下落した場合

国債価格99円(1円価格が下落)→利回り2.0%に上昇(満期まで保有した場合は(101円―99円で)2円なので利回りは2%)

→国債価格が下がると利回りは上昇(金利が上がる)

以上のように国債の価格が上昇する(人気がある)と金利(利回り)は下落することになります。

3.金利と為替の関係

特に最近はこの国債が人気があり、とりわけ外資系の金融機関が積極的に国債を買っているというのが日経新聞の記事でした。

ではなぜ外資系金融機関が積極的に国債を買っているのでしょうか?

この理由は、低金利を理由に外国への投融資を積極化している国内金融機関等の動きが背景にあります。

国内金融機関が外国に投融資する場合には、外貨(ドル・ユーロ)を調達する必要があります。基本的には、ドルやユーロの方が、円よりも世界的に人気のある(需要のある)通貨のため、円をドルやユーロに交換する際には、外貨を譲ってくれる外資系金融機関に手数料を支払って外貨に交換します(個人が海外旅行に行くときに銀行などで円を外貨に交換するのと同じイメージです)。

この交換手数料は0.5%くらいかかるので、ロットが大きいと外資系金融機関からするとそれなりの儲けになります。

国内金融機関はこの際に得た外貨で外国に投融資するのですが、外資系金融機関もこの円をいずこかに預けるか投資する必要があります。その投資先が日本国債に集中しています。

なぜ日本国債かというと、日本国債は金融市場で一般的に売買できる商品であり、非常に流動性が高いということ(いつでも売り買いできる)、またマイナス金利政策によって、交換によって得られる手数料ほどに国債価格が大きく動くことはほぼないということで、仮に国債価格の変動で多少損をしても手数料部分で大きく利益が出せるので安心して投資できるという点が理由となっています。

このため、日本円が安定的に低金利ゆえにより安定的に低金利が続き状況が強化されるという状態ができています。

4.おわりに

長々と説明してきましたが、今はやはり日銀の金融政策がもととなり、今の環境ができていることから、日銀の金融政策の動向が最も融資金利の動向に影響が大きいといえます。

今後の動向という観点からすれば、しばらくは日本銀行も今の金融政策を継続している意向を示しているので、今の低金利の水準は継続すると考えられます(多少の上下はあると思いますが)。

し、金融政策の変更なしに金利が上昇するとすれば、それはおそらく銀行が儲けの部分の金利を上げているということになるため、その部分については、なんで?ということで交渉の余地のある金利ではないかといえます。参考までに覚えておかれると良いかもしれません。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

(ご質問等あればお気軽にコメントください)。