最近、以前のコラム「DIYへの取り組み」の通り、訳アリ高利回りの築古物件のリフォーム作業に時々、参加しています。

 

 その作業中、やはり気になっているのが、構造耐力上主要な柱、土台や基礎の状態です。シロアリ被害にあっている上、地震や台風、その後、半年以上の間、放置していたのでかなり傷んでいます。これらの修繕をどうするか?今回はそれがテーマです。

 購入前、四隅それぞれの壁にヒビが分かっていただけで、その内側の通し柱の傷み具合が分かっていませんでした。

 

 それが、購入後、壁を剥がすと柱がシロアリ被害でボロボロ、土台や基礎も思った以上。ただ大工仕事もできる業者メンバーがいることもあって、とりあえず、柱については、シロアリ被害部分に新たしく構造用木材を嵌め込んでその周囲を補強していこうと言う方向。ただその修繕では強度に不安アリ(コメントでも懸念の声が上がっていました。)。

 

 でも現在の作業は、2階の一部屋の内装について。これは、買主、すなわちオーナーBさんから、一部屋だけでも内装を完了して募集を行いたいと話があったから。依頼主の一言は大きい(コレ、気を付けないとイケない!やはり修繕にも順序がある。大家の責任は大きい。)。

 

 このまま放置って訳にはいかないものの、構造上、自分なりに根拠を持って業者さんに言えることはないか・・・。

 

構造について下調べ

 まずは自分なりに木構造や構造力学などの本を数冊読んで下調べ。構造計算をするには、物件の荷重から応力度を計算し、許容応力度と比較します。応力度は単に計算すればよさそうですが、物件の固定荷重や積載荷重を調べるのはなかなか手間。

 

 現在、取り組んでいる内装の作業に絡めて提案できること?あった!水平荷重に対する壁量計算があるじゃないか(床もあるけど・・。)!

 

 これは地震力や風圧力に対して最低限確保する耐力壁の量を確認するものです。物件に当てはめて計算(略式ですが)をしてみると、やはり壁量不足。ここの補強から話してみよう!キチンと話を聞いてくれるところが業者M、Yさんのありがたいところ。

 

 それで、業者Mさんと一緒に、平面図を見ながら各部屋を回ってココの壁とかアソコの壁とか、壁倍率の高い構造用合板を使ったらどうかとアレコレ話してみます。

 

 そこに業者Yさんが参加して、まとまったところで、柱や土台など構造面について訊いてみました!

 

 いや~、業者さん、やっぱり気になってたんよね~(・∀・)!

 

誰でも気になる!

 業者Yさんが言うには、

 「そりゃ、気にしてるよ。このまま部屋の内装補修を進めるにしても、やはり、あの柱、土台や基礎を見れば、何とかしっかりしてないと!危ないわ!」

 

 「それと、折角、部屋の壁や床の(水平)レベルを合わせながらキレイに仕上げても、柱、土台や基礎の工事を始めれば、レベルが全部狂ってやり直しになる。」

 

 「もともとBさんが買うの、反対だったんよ!」。いや、それは分かっている((+_+))。右に同じくだから。

 

 さらに話は続く。

 

 例えば、「前の仕事で、新築アパートに制振ダンパーを使ったことあるけど、あんなの付けたらいいんじゃないか。」とか。

 

 「ああいった制振部材って取り扱っているところは限られているし、商品だけ購入するのも難しい。結局、高くつくよなあ。」とか。

 

 「いやダンパーはともかく、柱だけはしっかりしておかないと。やっぱり、専門業者に任せた方がいい。こっちも知り合いに頼んでみるわ。」などと話が前向きに。

 

 で、最後に誰がオーナーに提案するかと言う話になって・・・盛下がる(T_T)/~~~。

 

 ハイ、そうですね。業者さんからは言い難い。コチラから言ってみます・・・。

 

 そこからはオーナーに説明するためにと(ちょっと構造についておもしろさも分かって来て)、またまた自分なりに調べてみる。

 

 柱の修繕で気になるのはやはり継手です。イロイロとあります。金輪継ぎ、追掛大栓継ぎなど。ほぞ部の微妙な勾配などの工夫。いや素晴らしい!金輪継ぎを使った軸組は、継手無しのものと比べ、強度もそう変わらない(弱軸方向を除く。)と言う話もあるみたい。

 

 柱だけじゃない。確か土台もボロボロ。基礎だってヒビがあちこち。これらをガッチリと手直しするには、専門業者に頼んだ方が、まあ安心。

 

 その後、オーナーBさんと話して専門業者に依頼してみようと言う運びとなりました(最初は高そうだと嫌がってましたが、まっ、仕方ない。)。やっぱりGOサインは早めがいいですね。

 

 どんな修繕になるのだろうか?見積もりだって気になります。ちょっと楽しみ (#^.^#)。もちろんDIYへの取り組みは継続中です。

 

 次回もよろしくお願いします。