こんばんわ、サラリーマン大家のTAKAです。

本日は、少しお勉強っぽいテーマで、複利による投資効果についてコラムを書いていきたいと思います。

1.金融庁によるレポート

金融庁が主体となって設置された審議会によるレポート、いわゆる年金に既存した生活を送る場合に不足する2,000万円をためよう!というレポートが公表されたことは大きな波紋を呼び、審議会が意図していないハレーションが起こったのは記憶に新しいところです。

この要因は、新聞やTVなどの歪められた報道によるものではありますが、大きく報道されたおかげか、結果的には審議会が意図する投資による老後資金等の積み立ての必要性が多くの人に意識されるようになっているようであり、投資スクールなどは活況となっているということです。

(投資スクールも玉石混交ですが・・・。)

2.単利と複利

投資を行った場合の利益の考え方は大きくわけて2種類あり、一つは単利です。

これは端的にいうと投資によって生まれた利益を投資に回さないという考えかたであり、例えば100万円を年率1%で3年間運用した場合

1年目 100万円×1%=1万円

2年目 100万円×1%=1万円

3年目 100万円×1%=1万円

→ 3年間で合計3万円の利益を上げた!

という考え方です。

 

もう一つは複利であり、これは投資によって生まれた利益も再び投資に回すという考え方で、例えば100万円を年率1%で3年間運用した場合

1年目 100万円×1%=1万円

2年目 101万円×1%=1.01万円

3年目 102.01万円×1%=1.02万円

→ 3年間で合計3.03万円の利益を上げた!

という考え方です。

複利で運用することで、投資によって得られた利益分も利益が生まれるので単利よりも多くの利益が上げられ、長期に投資するほどこの影響は大きくなっていきます。

 

3.60歳で2,000万円を貯めるには

例えば複利で毎年一定額を投資し続けると考えた場合に、65歳時点で2,000万円を貯めるにはどれくらいの利率で、どれくらい投資金額が必要でしょうか。

税金を考えずに単純に試算すると以下のとおりとなります。

 

投資開始 45歳(20年間投資し続ける)

 投資金額 年間60万円(月額5万円)

 利回り 1%→約1,330万円

     2%→約1,480万円

     3%→約1,660万円

     4%→約1,850万円

     5%→約2,080万円

※単利の場合約1,250万円ほど

 

投資開始 40歳(25年間投資し続ける)

 投資金額 年間60万円(月額5万円)

 利回り 1%→約1,710万円

     2%→約1,960万円

     3%→約2,250万円

     4%→約2,590万円

     5%→約3,000万円

※単利の場合約1,550万円ほど

 

投資開始 35歳(30年間投資し続ける)

 投資金額 年間60万円(月額5万円)

 利回り 1%→約2,100万円

     2%→約2,480万円

     3%→約2,940万円

     4%→約3,490万円

     5%→約4,180万円

※単利の場合約1,850万円ほど

 

投資開始 35歳(30年間投資し続ける)

 投資金額 年間36万円(月額3万円)

 利回り 1%→約1,260万円

     2%→約1,480万円

     3%→約1,760万円

     4%→約2,090万円

     5%→約2,510万円

 

現実的に考えると年5%の利回りを維持し投資しつづけるのは、かなり困難であり、せいぜい2~3%が限度(それでもかなりむずかしい気もしますが)と考えると、45歳から投資をした場合には、月額5万円以上を投資し続けなければ2,000万円にはとどかず40歳からであれば、月額5万円で何とか2,000万円にとどくかなというところ。

一方で35歳から投資をし始めれば、月額3万円強でも2,000万円の達成がみえてくるといったかんじです。

4.おわりに

投資の原理原則としては、なるべく投資を早く始めること(ある意味、時は金なり)そして、複利かつなるべく高い利回りで運用することが大切です。

不動産投資については、少し複雑ではありますが、基本は上記の複利ではなく、単利ということは念頭におく必要があります。

もし、老後に備えて不動産投資ということであれば、家賃収入から経費等を引いた手残り、何等かの形にして再投資に回し複利運用とするのか、はたまた、不動産の売却により、単利と複利の差を埋めるのかよくよく考える必要があるでしょう。

年齢や目的によって取りうる手段は多様なので、老後資金という観点からじっくり考えるのが良いと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

(ご質問等あればお気軽にコメントください)。