こんばんわ、サラリーマン大家のTAKAです。

本日も定点観測の銀行のアパートローンの残高の観点から金融機関のうち、特に銀行(都市銀行、地方銀行、第二地方銀行)の融資の動向を見ていきたいと思います。

今回は2019年7月末は四半期末です。さらに加えて信用金庫の6月末の残高もでたのであわせてご紹介します。

 

1.銀行のアパートローンの残高

過去のコラムでも紹介いたしましたが、全国銀行協会という組織が公表している銀行のアパートローンの残高について、2019年7月末までの数字が公表されているのでその数字から銀行の融資の動向を見ていきたいと思います。

 

統計は、

都市銀行等(3メガバンク、大手信託銀行等)

地方銀行64行

第二地方銀行39行←地銀と第二地銀の合併があったので1行減少※

の3つに銀行を分類し、それぞれの業態の月末の貸出残高が公表されています。

※わかりやすさのため調整していないので、少し公表数値とずれています。

 

なお、アパートローンに積極的な一部の新興系の銀行は統計に含まれていないようです。

 

2.アパートローンの残高の分析

それでは(1)都市銀行等、(2)地方銀行、(3)第二地方銀行の残高の推移をみていきたいと思います。

 

(1)都市銀行等

2018年3月末残高

82,552億円(前月比1,980億円 +2.5%)

2018年6月末残高

81,784億円(前月比▲161億円 ▲0.2%)

2018年9月末残高

81,209億円(前月比▲47億円 ▲0.1%)

2018年12月末残高

80,497億円(前月比▲194億円 ▲0.2%)

2019年3月末残高

80,164億円(前月比+90億円 +0.1%)

2019年5月末残高

79,397億円(前月比▲469億円 ▲0.6%)

2019年6月末残高

79,112億円(前月比▲285億円 ▲0.4%)

2019年7月末残高

78,787億円(前月比▲325億円 ▲0.4%)

→ 引き続き大きく減少中。ほぼやる気なしといった感じでしょうか。

 

(2)地方銀行

2018年3月末残高

116,309億円(前月比+1,026億円 +0.9%)

2018年6月末残高

118,917億円(前月比+402億円 +0.3%)

2018年9月末残高

119,391億円(前月比+690億円 +0.6%)

2018年12月末残高

119,414億円(前月比+157億円 +0.1%)

2019年3月末残高

119,919億円(前月比+588億円 +0.5%)

2019年5月末残高

119,793億円(前月比▲84億円 ▲0.1%)

2019年6月末残高

119,901億円(前月比+108億円 +0.1%)

2019年7月末残高

119,747億円(前月比▲154億円 ▲0.1%)

→ 大きく減少に転じました。融資環境は改善どころかかなりタフになっているのかもしれません。

 

(3)第二地方銀行

2018年3月末残高

31,053億円(前月比+201億円 +0.7%)

2018年6月末残高

29,025億円(前月比+68億円 +0.2%)

2018年9月末残高

29,463億円(前月比+532億円 +1.3%)

2018年12月末残高

29,439億円(前月比▲24億円 ▲0.1%)

2019年3月末残高

29,427億円(前月比+78億円 +0.3%)

2019年6月末残高

29,336億円(前月比▲35億円 ▲0.1%)

2019年7月末残高

29,261億円(前月比▲75億円 ▲0.3%)

→ こちらも大きめなマイナスです。

 

3.信用金庫の残高

データは、(1)不動産業向け融資残高、と(2)個人による貸家業向け融資残高の2種類が公表されており、(1)の内訳のなかに(2)があるという形で公表されています。

 

(1)不動産業向け融資残高

2017年12月末残高

160,231億円(前月比1,820億円 +1.1%)

2018年3月末残高

162,146億円(前月比1,915億円 +1.2%)

2018年6月末残高

163,717億円(前月比1,571億円 +1.0%)

2018年9月末残高

165,718億円(前月比2,001億円 +1.2%)

2018年12月末残高

167,043億円(前月比1,325億円 +0.8%)

2019年3月末残高

168,021億円(前月比978億円 +0.6%)

2019年6月末残高

168,373億円(前月比352億円 +0.2%)

→ 法人での不動産融資にはお金がまだでているようですが、あきらかに伸びが鈍化しているのが気になるところですね。

 

(2)個人による貸家業向け融資残高

2017年12月末残高

59,090億円(前月比120億円 +0.2%)

2018年3月末残高

59,089億円(前月比▲1億円 ▲0.0%)

2018年6月末残高

59,126億円(前月比37億円 +0.1%)

2018年9月末残高

59,016億円(前月比▲110億円 ▲0.2%)

2018年12月末残高

58,775億円(前月比▲241億円 ▲0.4%)

2019年3月末残高

58,559億円(前月比▲176億円 ▲0.3%)

2019年6月末残高

58,395億円(前月比▲204億円 ▲0.3%)

→ 引き続き減少傾向。タフな状況です。

4.まとめ

銀行の融資の減少傾向はわかりませんが、信用金庫の法人を含めた不動産融資の増加にも陰りが見えてきたようです。融資対象者の裾野を広げようという動きは皆無であり、すでに不動産を保有している方に追加で貸す程度の動きが若干ある程度でしょうか。

新規参入かつ融資を前提とするならば、今は参入にはタフな環境であり、容易に物件を買うことはできません。

そのことを前提に考えてみてはいかがでしょうか。

高いコンサル費用を払ったとしても、良いコンサルとは限らないのは、不動産以外も一緒。

くれぐれも甘い言葉にコロッにいかないようにご注意を。

本日も最後まで、お読みいだたきありがとうございました。

(ご質問等あればお気軽にコメントください。)