こんばんは!地主の婿養子大家です!

 

先日コラムに書きました主戦場の1Kアパートに入った怪しげな申込。

この話の顛末も業界のひとカケラだと思うので、共有したいと思います。

 

都内客付け業者からの申込

内容は、

30代後半の母親と高校生の娘の二人暮らし

です。

20数㎡の駅近1K75,000円に!

いつも退去前に決まることが多い物件で、時期が悪いとは言えど、そんなに長く空室になる物件ではありません。

一度は即答で断ってしまいました。

が!

思いなおし、

もう少し具体的な話を聞いてからどうするか決めたいと仲介さんに伝えました。

申込書を見るに、ほぼ間違いなく離婚や別居系の入居者だと予測。

ヒアリングの中に『』がなければお受けしようかと考えていました。

 

何故、都内の業者から横浜の業者へ?

今回は、

私⇒元付⇒客付(都内)⇒申込者

の商流です。

ハッキリって、

怪しさ満点

ですよね。

元付業者は、日頃、多くのエリアで世話になっている仲介業者で、物件のエリアの業者ではありません。

この物件は、この仲介を含めて、

約20社くらい

の一般媒介で募集しています。

 

ここは、怪しい申込をかぎ分けるヒントがあるので、クドイですが深掘りしますが、

胡散臭い客付け業者が、

・あてブツ

・ヤバい入居者

をぶつける時に利用する常套手段ですが、

日頃他のエリアで取引する可能性があったり

大手チェーン店は敵に回したくないから

など、

クソ卑しい理由で

上記のような申込を入れる元付仲介は、

決まって、

地元の無名な業者

地元ではない他のエリアの業者

を悪用して申込を入れてきます。

 

そんな理由で、

都内の業者が物件のエリアではない元付仲介をあえて選んで申込をしてきた時点

で非常に怪しいと思えなければいけません。

 

こちらから出した注文

私の出した結論は、

元付仲介がでも構わないし、客付け仲介を介してでも構わないし、

契約前に事前に申込者ときちんと話がしたい(ヒアリングしたい)

としました。

 

これはヒアリングすれば手っ取り早く嘘か真かが感じ取りやすいから

も理由の一つです。(だから現地立会いしたかった)

が、

大きな理由は、

契約にハードルを設けた

のでした。

 

入居希望者が本当に、私が推察するように離婚が理由ですぐに娘と住む家を見つけなければならないシングルマザーだと仮定すると、ヒアリングくらい嫌でも受けるでしょう。

嘘や何かがなければ!

 

本当に住みたいのか?

申込書の筆跡と元付仲介に送られてきていたFAX送信案内の筆跡が違う

⇒客付け仲介の代筆申込ではなく申込希望者の直筆である可能性が高い

 

入居希望者は、おそらく離婚が原因のシングルマザー。契約者はその実兄。実兄の勤め先が、物件から程よく近いです。現地案内も確かに来ていました。(立ち合えれば立会いましたが、不在だったため、家族に空案内でないことだけを確認してもらいました)。

読者の中には、管理委託をしていたり、気づいていない方も多いかも知れませんが、

怪しげな申込が入る時実際に案内もしていない事なんてザラにあると思います!

 

ここまでの事実確認から推測するに、

申込者が本当に一日も早くどこかに住みたいであろう

と理解出来ました。

 

本当に困っているシングルマザーであれば、受け入れてあげようかと思っていました。。。

 

どうなった?

こちらからの申し出に対して、客付け仲介から、翌日にお断りの連絡が入りました。

やはり!

残念ながら、

何かあるのだと

思います。

 

恐らく、物件は正直どこでもよくて、

何も詮索せずに取りあえず受け入れてくれる大家の元へ引っ越す

のだと思います。

 

残念ながら、その先に何が起こるのかは大体想像がつきます。。。

 

この一件を受けてどうだったか?

以前の私なら、即答で断っていたと思います。

そして、今回も、こうなる事も薄々予感はしていたと思います。

また、

もし、受け入れたとしたら、ヒアリングをしていても、将来、何か面倒に巻き込まれていたかも知れません。

でも、

子持ちのシングルマザーを応援してあげよう

と思えた自分は大家として成長したなあと思いました。

この変化は、

自分が親になった事

保有物件の長期入居シングルマザー

とのやりとりが起因していると思います。

 

勿論、経営なので、自分が損をしてまで?という考えもあり、実際に私は14年で家賃の取りっぱぐれは一度もありません。

それでも、

自身の経営状態も余裕が出来たから

そこに気が向くようになったのだと思います。

 

自分が一番ではあるけども出来る範囲で役に立ちたい。

 

聖母マリア様にはなれないし、

売買の時も運営時も自身の利益最優先。

それでも、

少しずつ理想の大家に近づいていきたい

し、

その実感が出来た出来事でした。

 

そんな意味で、クソ胡散臭い業者の面倒な申込にも感謝していますw

 

本日も最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

 

なんか、自分でも気持ち悪いくらい偽善者的な内容になってしまいましたが、先日の悪魔の辞典コラムに記した、

業界を憂う気持ち

につながる部分があるからだと思います。

 

次回は、そんな業界への想いを勝手に述べたいと思います。