大家さんをやっていて、気の使うことって色々ありますが、その一つに、業者さんとの付き合いがあると思います。

 

 何かあれば頼りにできる業者さんがいればありがたいものです。今回は、そんな業者さんについてです。

 先週、10年来の馴染みの業者Hさんから、「あれ!」と思う話を聞きました。業者Hさんは何人か職人さんを抱えて賃貸物件のリフォーム等を受けているのですが、一人辞めて他に移ったと。それなりの高額報酬だったのにとブツブツ。

 

 どうもメンバー唯一の大工さんだったようで(他にも大工仕事を少しばかりはできるものの)、抱えている仕事に影響大です。業者Hさんは元水道屋から出発したので、大工仕事は、抱えている職人さんに頼むのがこれまででした。その職人さんが居なくなれば困ってしまいます。

 

 しかも業者Hさん、許容範囲内で仕事を引き受けたら良かったのですが、そこは需要が不安定な仕事柄、震災後、出来るだけ工事を引き受けようとしたことが裏目に出たようです。どう考えても大工仕事は付きものなため、工事に遅れが生じつつある(結果、他の業者に仕事を任せる羽目になる。)。依頼主の大家さんにはなかなか言い難いようで、話す声も震えていました(依頼主も話を聞いたら、別の意味で震えるかもしれないけど。)。

 

 また、以前コラムに書いた訳アリ物件をリフォームする業者Yさんが数か月前、急に自己都合で現場に来なくなって目が点になると言う出来事がありました。

 

 Yさんは元電機メーカー勤務の技術者でしたが、アレコレと職を転々として去年の震災後、自分にもできる仕事があると工務店を始めたばかり。思えば、Yさん、事ある毎に、「自分はエンジニアだ!職人じゃない!」と言っていたところから、何か勝手が違ったのかも。

 

 現在は、残った業者Mさんが別のメンバーを連れて来て何とか仕事を回しています。実はYさんよりMさんの方が若いものの、職人歴が長く仕事も出来たので進捗に支障はなく、Mさんからしたら、年長でプライドの高いYさんとはやり難かったというのは後から聞いた話です。

 

 依頼している業者さん、当たり前ですが、各々、色々あるので気を付けないと。人を見る目が結構試される感じです。

 

 上記のHさんなんて結構長い付き合いですが、工事が遅れるなんて聞いたこともなく、水道屋ならではの即対応がかなり頼りになる感じでした。でも個人事業レベルゆえか何かのきっかけで不安定になってしまう。最近、災害は多いし、結構大きなプロジェクトも多くて職人さんは当分、需要大だから、嬉しいだろうと思っていたら、どうも、色々とおかしくなってしまうみたいです。

 

 修繕については、自分で全てできるならいいけれど(これも自分にとってのDIYへの動機の一つですが。)、なかなかそういう訳にもいかないですし(T_T)。

 

 それに職人さん、人数自体が減っていくのは確かです(一人親方ではないですが、平成28年時で、建設業就業者は55歳以上が約34%、29歳以下が約11%であり、全産業の55歳以上が約29%、29歳以下が約16%に比べて少子高齢化が進行していると言う話、建設現場の従事者への年間賃金総支給額が他の製造業の従事者より約10%低いと言う話は、建設の労働人口が減っていくことを示唆しています。また労務費を押し上げ続ける十分な理由のように思えます(新築の建設費って下がり難いでしょうね。)。)。

 

 本当、付き合いのある業者さん、ちょっと様子がおかしければ気を付けて行きたいし大事にしていきたいなとそう思います。

 

 次回もよろしくお願いします。