こんばんわ、サラリーマン大家のTAKAです。

本日は、定点観測の銀行のアパートローンの残高の観点から金融機関のうち、特に銀行(都市銀行、地方銀行、第二地方銀行)の融資の動向とともに信金の9月末の数字が公表されていたので、これらについて見ていきたいと思います。

今回は、銀行は2019年9月末・10月末、信用金庫については、半期末の9月末の数字です。

 

1.銀行のアパートローンの残高

過去のコラムでも紹介いたしましたが、全国銀行協会という組織が公表している銀行のアパートローンの残高について、2019年10月末までの数字が公表されているのでその数字から銀行の融資の動向を見ていきたいと思います。

統計は、

都市銀行等(3メガバンク、大手信託銀行等)

地方銀行64行

第二地方銀行39行←地銀と第二地銀の合併があったので1行減少※

の3つに銀行を分類し、それぞれの業態の月末の貸出残高が公表されています。

  • わかりやすさのため調整していないので、少し公表数値とずれています。

 

なお、アパートローンに積極的な一部の新興系の銀行は統計に含まれていないようです。

 

2.アパートローンの残高の分析

それでは(1)都市銀行等、(2)地方銀行、(3)第二地方銀行の残高の推移をみていきたいと思います。

 

(1)都市銀行等

2018年3月末残高

82,552億円(前月比1,980億円 +2.5%)

2018年6月末残高

81,784億円(前月比▲161億円 ▲0.2%)

2018年9月末残高

81,209億円(前月比▲47億円 ▲0.1%)

2018年12月末残高

80,497億円(前月比▲194億円 ▲0.2%)

2019年3月末残高

80,164億円(前月比+90億円 +0.1%)

2019年6月末残高

79,112億円(前月比▲285億円 ▲0.4%)

2019年8月末残高

78,505億円(前月比▲282億円 ▲0.4%)

2019年9月末残高

78,273億円(前月比▲232億円 ▲0.3%)

2019年10月末残高

78,052億円(前月比▲221億円 ▲0.3%)

→ 9月末でも融資の減少幅に変更なしが逆に特徴的です。

 

(2)地方銀行

2018年3月末残高

116,309億円(前月比+1,026億円 +0.9%)

2018年6月末残高

118,917億円(前月比+402億円 +0.3%)

2018年9月末残高

119,391億円(前月比+690億円 +0.6%)

2018年12月末残高

119,414億円(前月比+157億円 +0.1%)

2019年3月末残高

119,919億円(前月比+588億円 +0.5%)

2019年6月末残高

119,901億円(前月比+108億円 +0.1%)

2019年8月末残高

119,805億円(前月比+58億円 +0.0%)

2019年9月末残高

119,939億円(前月比+134億円 +0.1%)

2019年10月末残高

119,766億円(前月比▲173億円 ▲0.1%)

→ 他の業態に比べれば多少は融資がありそうですが、3月末に比べればさみしい数字。

 

(3)第二地方銀行

2018年3月末残高

31,053億円(前月比+201億円 +0.7%)

2018年6月末残高

29,025億円(前月比+68億円 +0.2%)

2018年9月末残高

29,463億円(前月比+532億円 +1.3%)

2018年12月末残高

29,439億円(前月比▲24億円 ▲0.1%)

2019年3月末残高

29,427億円(前月比+78億円 +0.3%)

2019年6月末残高

29,336億円(前月比▲35億円 ▲0.1%)

2019年8月末残高

29,132億円(前月比▲129億円 ▲0.4%)

2019年9月末残高

29,094億円(前月比▲38億円 ▲0.1%)

2019年10月末残高

29,045億円(前月比▲49億円 ▲0.2%)

→ 都銀と同じく9月末でも大きな変化なし。

 

3.信用金庫の残高

データは、(1)不動産業向け融資残高、と(2)個人による貸家業向け融資残高の2種類が公表されており、(1)の内訳のなかに(2)があるという形で公表されています。

(1)不動産業向け融資残高

2017年12月末残高

160,231億円(前月比1,820億円 +1.1%)

2018年3月末残高

162,146億円(前月比1,915億円 +1.2%)

2018年6月末残高

163,717億円(前月比1,571億円 +1.0%)

2018年9月末残高

165,718億円(前月比2,001億円 +1.2%)

2018年12月末残高

167,043億円(前月比1,325億円 +0.8%)

2019年3月末残高

168,021億円(前月比978億円 +0.6%)

2019年6月末残高

168,373億円(前月比352億円 +0.2%)

2019年9月末残高

169,433億円(前月比1,060億円 +0.6%)

→ 引き続き法人融資はお金がでている感じ。銀行との違いが鮮明。

 

(2)個人による貸家業向け融資残高

2017年12月末残高

59,090億円(前月比120億円 +0.2%)

2018年3月末残高

59,089億円(前月比▲1億円 ▲0.0%)

2018年6月末残高

59,126億円(前月比37億円 +0.1%)

2018年9月末残高

59,016億円(前月比▲110億円 ▲0.2%)

2018年12月末残高

58,775億円(前月比▲241億円 ▲0.4%)

2019年3月末残高

58,559億円(前月比▲176億円 ▲0.3%)

2019年6月末残高

58,395億円(前月比▲204億円 ▲0.3%)

2019年9月末残高

58,048億円(前月比▲347億円 ▲0.6%)

→ 法人を含めた数字と対象的で減少に歯止めかからず。

 

4.まとめ

引き続き大きな変化はないようです。印象では個人相手のローンはつきにくい一方で、法人化をしている場合には多少融資がつきやすいのではないかとも思われる信金の状況です。ライトなサラリーマン大家の新規参入は難しい状況には変わりはないかと思われます。

本日も最後まで、お読みいだたきありがとうございました。

(ご質問等あればお気軽にコメントください。)