ドーモ、投資侍です。

コラムニストに復帰してまだ感覚が馴染んできていませんが、早速古参コラムニストの方々が絡んできていただいているので、次回コラムの頃までにはもう少しまともな斬れ味をお見せできるよう研ぎ澄ましておこうと思います。

さて、本日は前回に引き続いてキラキラ大家のマインドコントロールコラムとなりますが、最近の不動産投資では特に重要かな~と感じる点でもありますので特に不動産投資初心者の方には知っていただきたい考え方だと思っています。

1.Fake it till you make it!

英文ですが端的に直訳すれば「あなたがそれをできるようになるまで、できるフリをしていなさい。」というものでしょうか。

この言葉は元々ベンチャー企業の聖地である米国シリコンバレーにおいて格言として言われていた言葉でした。日本語でいうなれば「有言実行」です。

具体的には、ベンチャー企業は投資家からお金を出資してもらい起業を行います。つまり、最初は自分のビジネスモデル以外に投資家に対して示すことができる実績はありません。

そのため、ベンチャー企業の創業者は、投資家に対して壮大な理想と未来を語り、先にお金を出資してもらってから理想と未来の実現に邁進するという文化が米国におけるベンチャー精神と新たな企業の発展を長年支えてきました。

この点が先に実績がなければ出資すらしない日本とは全く考え方が異なり、経産省がいくらベンチャー支援をしたとしても理想と未来に出資をするという文化がない以上、ユニコーンやデカコーンのような企業が日本から生まれることは中々難しいように思います。

 

また、Fake it till you make itの考え方は社会心理学の観点からも効果的であることがハーバード大学の研修で比較法的ではありますが実証されています。

社会人の方は経験があると思います。例えば、同じことをプレゼンしたとしても自信満々で行う人と頼りなく行う人では顧客の反応が全く異なる、通常なら到底できないと思われることであってもできると信じて社畜パワー200%で死ぬ気で取り組んでいると何故かできてしまった、というのは偶然ではありません。

ハーバード大学の研究では自信がなくても自信があるふりをすることによって体の中のアドレナリンとホルモンバランスが変わり、ストレスが軽減し、日常生活や仕事に対して良い結果を生む「傾向がある」ということが比較法による研究成果として確認されているようです。

 

日本の不動産業界においても、手取り17万だったけど「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた不動産投資家が富山にいるようですが、富山にいながらハーバード大学と同じレベルの研究を実践しているのはスゲーなとガチで思いましたwww(褒めてます、完全に)

 

この考え方に興味がある方は英語が理解できるのであれば「Fake it till you make it TED」でGoogle先生に聞けばハーバードの准教授の講演で学べます。

もし英語が苦手という方がいればAmazonで「僕ちゃん天才」と検索すると概ね同じ内容が日本語で面白おかしく学べますw別に宣伝ではありませんがご興味あれば。

2.上手くいくまで騙せ!

Fake it till you make itの精神はシリコンバレーのベンチャー精神の根幹をなす考え方でしたが、昨今の金融緩和による金余りの副作用はシリコンバレーにも及んでいて、Fake it till you make itが「上手くいくまで騙せ!」というネガティブな用法で使われるようになってきました。

言葉だけでは違いが分かりにくいですが、ニュアンスが変わってきています。具体的には、「最初から実現不可能ないし著しく困難な理想や未来を語り投資家を欺き続けながら資金を調達し続ける」という現象が起きています。実際にセラノス(Theranos)というベンチャー企業は700億円以上の金額について投資家を欺き続けて調達し、創業者は起訴され、米国では映画化されるほどのショッキングな事件として捉えられています。

 

さて日本の不動産業界では「不動産コンサルは悪なのか」という議論が一時期盛り上がってたようです。

ワタクシは総論として不動産コンサルは悪ではないと思います。しかしながら、不動産コンサルの99%以上は「上手くいくまで騙せ!」という悪い意味でのFake it till you make itの人間です。まともなのが1%いるのかも知らんw

 

皆さんの周りのコンサルや不動産業者について例えば以下のような人間がいるかもしれません。ちなみにすべては皆様のご理解のために記載したワタクシの想像であり、実在の人物ではありません。

 

①カリスマ投資家としてメルマガを配信しているが、実は不動産をほとんど持っておらず、1回数万円の高額セミナーで生計を立てているのに、表立ってセミナーで生計を立てているとは言えないので「過去の売却益の銀行金利で生活できています」などと意味不明なことを言っている不動産投資家

 

②ギガ大家を名乗っているが実は数億円しか物件を持っておらず、しかも低家賃物件ばかりであまり儲からないことから高額塾の会費が主な収入源となっている不動産投資家

 

③100億円のギガ大家を名乗っていたがほぼ全ての物件を二重売契、資産隠し法人、消費税還付の合わせ技で購入しており、100億円の負債に対して現金が1億円しかなく破綻寸前であったことから、クソアプリの販売と自己主催の不動産紹介セミナーで情報弱者にクソ物件をバラまいた業者キックバックで破綻を回避しようとしたらセミナーの塾生からクソ物件を売りつけようとしやがってとブチ切れられ、新築土地決済していた銀行に悪事を密告されたことから建物融資が否決され土地だけを抱える事態となり、その後会費制の高額塾を開いて食いつなぎつつ物件を何とか全部処分してハワイに移住しようとしている不動産投資家

 

④組織的に二重売契とエビ偽造を行って「年収200万円でも不動産投資ができます!」などとコンサルしながらY〇hoo広告を打ち込んで顧客を集めまくっていたが、銀行に二重売契がバレて出禁になってしまい、挙句地方物件仲介で物件調査をしないで過去の取引の重説を流用していたら告知義務違反が生じて追証裁判となり、スルガショックによる銀行シャットアウトと訴訟リスクのため会社を畳んで起死回生の仮想通貨マイニングでお金を集めたらマイニング配当が出ず更なる紛争を抱えるようになったので自転車で全国を旅していたところ、格安モバイルねずみ講を知って勧誘を始めるも意外に健全で全然儲からなかったことから、スマホポチポチするだけで儲かるなどとニュースでも報じられるほどの典型的なねずみ講ビジネスを始める元不動産業者

 

以上はすべてワタクシの妄想です。

 

上記のような例は理想を掲げて努力を続ける本来の意味でのFake it till you make itではなく、ネガティブな意味での詐欺的なFake it till you make itです。

しかしながら、不動産投資では詐欺的なFake it till you make itが短期的利益だけでみれば一番儲かるというのも1つの現実です。

 

不動産の知識・経験もなく金もなくサラリーマンリタイアしたものの、買った物件も純資産が増えないクソ物件で金融機関からも無碍に扱われて八方ふさがり状態

「この方法で私は自己資金0円から資産12億円になりました!サラリーマン投資家よ、愛する家族のために今こそ立ち上げれ!」と家族愛を鼓舞して喧伝する

情弱が釣れる

コンサルやセミナーは他人のコラム、ブログ、セミナー、書籍からのパクリ

コンサル料で儲ける←←今のコンサルは多くがここでストップ!

不動産投資じゃなくてコンサルで本当に金持ちになって成功者になってしまうwww

 

最近は不動産ブームの終焉もあって情弱が釣れるということも減ってきてコンサル業も下火になっていますが今でもしぶとく残っている輩はいますし、この図式は不動産業界における悪しきFake it till you make itの鉄板の流れだと思います。

3.常にFake it till you make itを疑う

 

不動産投資においては常にFake it till you make itを疑うのが成功に不可欠だと考えています。

ここで重要なことはFake it till you make itに該当するか否かは自分で判断するということです。誰かが信用できるか否かの判断を他人に委ねる人が非常に多いです。

 

例えば、ある有名なAさんがXさんは信用できると言いました。そうするとAさんが言うなら間違いないとBさんもXさんは信頼できると言います。そうするとAさんとBさんが言うなら間違いないだろとCさんもXさんは信頼できると言い始めます。

さてこの場合にAさんがXさんに騙されていた、またはAさんがXさんとグルだった場合にはどうなるでしょうか。

 

人は自分の決断に絶対の自信を持つことができず、自分の判断が正しいかどうかを他人の判断に委ねてしまうことが多々あります。しかしながら、それは破綻への一歩かもしれません。

 

ひょっとしたら鉄骨渡りを売りにしているコラムニストも実は鉄骨の高さがわずか1メートルで落ちた時のためにフカフカのマットが下に準備されているかもしれません。

 

万が一に鉄骨渡りがフカフカマット渡りであった場合、「よーし!俺も三重の津市で同じことやるぜ!」と真似してマットなき谷底に転落して破綻する人が出てきてしまうかもしれません。実際に鉄骨を渡っているかどうかも含めて、自分が何を信じるのかということは常に自分で判断すべきなのです。

 

人はコラムやセミナーですべてを語るものではありません。だから常にあらゆる可能性を疑い、検証を行うことが重要です。

 

この考えは投資侍のコラムにおいても例外ではありません。不動産投資において誰かに依存するということは常に失敗するリスクを孕んでいることを絶対に忘れないでください。

 

今後のコラムでは例も出しつつFake it till you make itの見分け方も記していきたいと思います。

 

そして過去のコラムで書いた言葉を今一度書きたいと思います。

 

他人に依存する人は不動産投資において100%失敗します。例外なしです。

 

投資侍より