こんにちは、きりのきです。

 

最近、ちょっと仕事が忙しくなってしまい、

コラムを書く余裕が少なくなっていて。

クオリティの低下が心配されます。

 

まあでも、すばらしいコラムニストさん方が

また増えたようですし、情報収集には事欠きませんね。

 

何事もマイペースが一番です。

 

どうにか今週もまた更新ができそうですので、

僕なりのコラム、始めていきましょう。

相変わらず、関係ない話からスタートです。

 

厳しい環境でも大きなトラブルが起きない理由

仕事が忙しくなった理由は、先月の中旬から

急激に入院患者数が増えてしまったため。

平均の3倍近い数字になってしまっています。

 

僕は普段、終日外来診療をしています。

午前中も午後も、外来に付きっ切り。

病棟にいることのできる時間というのは

それほど多くなくて。

 

朝、勤務時間より早くに出勤して朝の回診。

昼、昼食後に午後の診療までの間に指示出し。

夕、外来診療が終わってから帰宅前に回診。

 

病棟管理のための勤務時間というものが

割り当てられていないため、このような形で

細切れに入院患者さんの管理をせざるを得ません。

 

入院人数が少なければ、内科的には健康な方が

多い整形外科の入院患者さんですからさほどは

手間も掛からず、リハビリスタッフの頑張りにも

支えられて余裕を持って仕事をこなせますが。

 

患者数が増えてくると当然発生するのが、

内科的な疾患。熱を出したり、下痢をしたり。

ご高齢の方が多いですので、仕方ありません。

 

しかし、細切れにしかできず、じっくりと考えたり

確認したりできないこの環境で、複数のトラブルが

発生してしまうと、かなり危険です。

 

若い人が風邪引いて熱を出すのとは訳が違って、

ちょっとしたことから肺炎を起こしたり、腸閉塞と

なったり、持病が悪化してしまったり。

 

ただでさえ内科的な疾患は自分の専門分野と

かけ離れていて経験が少ないというのに、

落ち着いて診察をする間もなく、ばたばたと

検査を出し、早期治療を始め、結果を確認し、

原因を推測して、治療方針を修正していく。

 

しんどいですね、本当。

何か問題が起きないか、冷や冷やします。

 

手に負えなくなってきたら内科の先生に

お願いして診察していただいたり、転科とさせて

いただいたりしますが、ちょっと熱を出しただけで

すぐに診てもらうこともできません。

 

向こうも向こうで、自分の仕事で手一杯ですから。

しかも、整形外科と違って全員が死に直結している。

 

僕も医師のはしくれですから、基本的な内科治療や

検査結果の解釈はできます。

 

それでもやはり専門分野でないと、瞬間的な判断は

うっかりすると誤診をする、経験が不足していて

危険な病を見過ごす、検査が不十分になるなど、

起こってはいけないことを起こしてしまう可能性が

否定できない。

 

そんな中でも、何とかほとんどトラブルなしに、

最終的には入院患者さんは元気になって

下さっています。

 

何でトラブルが起きないか?

 

昔の自分であればそううまくはいかなかったかも

知れません。

 

僕がどういった成長をした結果、十分な安全を確保

することができるようになったかというと。

それは、「再確認」を怠らないようにしたことです。

 元気になってもらえるとうれしいですね。

身体で覚えた再確認の技術

途切れ途切れに病棟管理をする中、重要なのは

現状確認を何度もすることでした。

 

カルテや看護記録を開けば、入院してからのことは

すべて書いてあります。ざっとそれらを読むのは

当然として。

 

とにかく、複数の人物、複数の職種に繰り返し

同じことを確認すること。病棟業務時間中、

廊下でばったりと会った時、昼食を食べている時、

疑問があったら誰かに出会うたびに再確認する。

 

元々、普通の病院であれば医療事故防止のために

システム的にダブルチェック、トリプルチェックが

為されるようになっています。

 

輸血をする時の型番チェックなんかは典型。

どこの病院でも医師を含む2人ないしは3人以上で

読み上げて確認をするようになっているのでは

ないでしょうか。

 

ただ、それでも医療事故は起きますし、事故とは

認識されていなくても不幸なことは起きてしまう。

それが、少なくとも自分のミス由来ではいけない。

 

大学病院をはじめとした大きな病院では、

大勢の上司や同僚がいますのでどうしても

甘えてしまっていた部分がありました。

 

間違えないようにと思いつつも、心のどこかで

誰かが間違いに気づいてくれるだろう、患者さんの

変調に気が付くだろうと。

 

でも、今はそれが期待できません。

僕が勤めている病院に整形外科医は今、

僕一人しかいないのですから。

 

正直言って僕は以前から自己の経験至上主義で、

最終的には身体で覚えるタイプなんですが、

「一人ですべての責任を持つ環境」を身体で覚えるのは

ちょっと肝が冷えますね。

 

その環境を何とか乗り越えようとするために

必要としたのが、しつこいくらいの再確認でした。

 

よく考えなくてもと常識的なこと

その経験は、不動産投資でも生かされています。

不動産投資においても、一つの事柄で疑問があれば、

できるだけ複数の関係者に確認をするようにしています。

 

物件を購入したり契約内容の確認をする時に、

仲介業者さんの中だけでも強い疑問があれば、

物件担当、交流のある上司の方のお二人に確認。

 

修繕工事の進み具合も、施工業者と管理会社の2社に

どういう状況かそれとなく聞くことにしています。

 

どうしても複数関係者がいない時は、資料と睨めっこを

しながら時間を空けて何度か質問をします。

 

人間関係の構築において、既に終わったことを

再度ぶり返すことは非常に嫌われますが、

それとはちょっと話が違って。

 

あくまで目的は疑問の解消であって、

相手を責めることや譲歩を迫ることではありません。

そこはタイミングや言葉遣い、確認方法に

気を遣わなければいけないことです。

 

一度確認したことを別の誰かに再確認をしたことが

変なところから伝わってしまったら、いい気分では

ありませんから、僕は直接「~~にも確認したのですが」

「○○とお聞きしたんですが」と、直接自分から

他にも確認しましたよ、と伝えています。

 

このあたりは、実のところ一般常識ですよね。

でも、不動産投資家として独り立ちをしたばかりだと、

うっかりそういった気の遣い方を忘れてしまい、

痛い目に遭ってしまうことがあるかもしれない。

 

自分への戒めと注意喚起のために、

お伝えさせていただきました。

 

再確認で発覚する事実は数多い

最近も、再確認によっていくつか新事実を発見したり、

再確認することによって損失を免れたりという事例が

ありました。

 

某地方銀行さんの契約書の内容がここ1年で変更されている

なんてちょっとここでは書けないようなネタまで

あるんですが、流石にあまり具体的な話で楽待さんに

ご迷惑が掛かるかもしれませんので、他の媒体で。

 

ごく最近のことでは、早期退去の件で、ですね。

入居して1ヶ月で退去された方(法人)がいて、

その報告が管理会社さんから来ました。

 

おまかせ投資をしていると、「え~!?」とショックを

受けるものの仕方ないと割り切って放置してしまいがち。

それが繰り返されたら、不審に思って管理会社を

変更するなんて方向になったりします。

 

今回は、流石にそれはちょっとどうなの? ということで。

問い合わせました。管理会社と、賃貸契約を結んだ業者に。

 

あまりにも短期入居過ぎて、契約書自体がまだ自分の手元に

届いていませんでしたので契約内容がどうなっているのか

まだ僕は知らなかったんです。

で、よく聞いてみると「1年以内の短期入居の場合は違約金が

発生する契約になっている」とのこと。

 

管理会社さんもまだそこまで把握ができていなかったようで、

現時点でも奔走してくださっているところ。同法人さんは

その物件の元所有者ですので、相手がいなくなることは

ないためにゆっくりと対応をお願いしています。

 

でも、言わなければ違約金についてスルーされる可能性が

ありました。ついでに、流石に1ヶ月はないだろうということで、

原状回復までしてもらうように上申をしていただいています。

 

再確認により損失の発生が抑えられた一例です。

 疑問に思ったら何度でも再確認をすることが大事。

思考の質と価値を高める

実はこの話、前回コラムを踏まえていることなんです。

ノウハウは自分で作り出すか、最新のノウハウを

追い続けなければいけない。

 

最新ノウハウを追い続けても、実は現在と異なる話の内容だった、

なんてことはままあること。最新ノウハウなんていっても、

世に出るまでにタイムラグがあります。わずかな期間だったとしても、

変わってしまっていて通用しないことがある。

 

融資についてがその典型です。

金融機関の融資に対する姿勢は、本当にしょっちゅう変わります。

アパートローンで有名な某地方銀行さんも、先ほど伝えたように

ここ1年で重要な文言が契約書に追加されており、

僕の今後の戦略に影響を与えています。

 

金融庁の金融機関に対する規制緩和で、今後の融資姿勢が

さらに変化してくるであろうことも予想されています。

 

その時、自分の戦い方を決めるのは、融資契約書の内容と

現状の経営状況、資産状況です。

少しでも自分に有利な環境を作り出すためには、

自己の現状を把握することが最重要。

 

たとえ、最終的には結果が何も変わらなかったとしても、

再確認という行動をし続けることに意味がある。

契約書だって、一度読んだだけですべてを暗記して、

復唱ができるようにはなりませんよね?

 

気になることがあったらもう一度読むことで、

見えなかった何かが見えてきます。

 

見えざるものが見えるようになった時もまた、

自分のオリジナルなノウハウが生まれるタイミング。

再確認が思考の質と価値を高めます。

 

おまかせ投資をするために

僕はおまかせ投資を推奨していますが、

おまかせ投資で最重要事項は「再確認」だと

思っています。

 

実行をパートナーに任せる以上、自分ができることは

実行内容が適正であるかどうか、実行されたことが

計画通りであるかどうかを確認することだけなんです。

 

融資を受けるとなると、確認することがさらに増えます。

融資を受けた分、金消契約契約書と生命保険契約書など、

少なくとも二つ増えることになりますから。

 

契約書の内容に沿った戦略以外は組めませんので、

何度も確認をして臨む以外に安全性を保障する手段は

何一つありません。

 

契約書、隅から隅まで読んでいますか?

担当者が必要な部分の内容を読み上げるに任せていませんか?

 

もし一度も通読したことがなければ、今すぐ確認を

してみて下さい。少なくとも繰り上げ返済、売却時のことに

ついてはしっかり読み込んでおくことをおすすめします。

 

それにより、今後の戦略の転換を求められることに

なるかもしれませんよ。