家賃保証会社から突然の電話…来月分の家賃支払いを停止したいとの事…この時期にこの話は不安感が高まる

 

皆さんこんにちは、地方在住大家のゆたちゃんです。

 

ここ最近のコロナショックでの急激な景気悪化で、

リーマンショック時の様に家賃保証会社の経営破綻には気を付けよう…

と、思っていた矢先の昨日の午後、

現在の所有物件中、一番多くの入居者さんの家賃保証を行っている会社さんより電話が有りました。

 

家賃保証会社さんの話では、

私の物件に居住中のある入居者さんが、

既に2ヶ月分の家賃を滞納しており、

このままでは滞納が解消される目途が無いと判断して、

この入居者に対して物件からの退去を求めている…

という話でした。

※その後、進展が有り、入居者さんが家賃を1ヶ月分だけですが家賃保証会社さんに入金が有った為に、来月に新たな家賃滞納が発生しない限りは、退去勧告はストップになりました…

 

私は過去にも同様の経験していたので、

※2年前にも同じ家賃保証会社さんが家賃保証していた別の入居者で同様の事が有りました…

それだけでしたら特に慌てる事は無かったのですが、

ただ、今回は前回と違って、家賃保証会社さんから大家側への家賃支払いを一旦停止して、

大家への家賃支払いがストップしている事実を作った上で、

裁判所から家賃を滞納している入居者への(部屋の)明け渡し請求を行う…というものでした。

 

平時ならば、大家側への家賃支払いを一旦ストップされても気にならない?かも知れないですですが、

 

このコロナショック時だと、大手の家賃保証会社と言えども、

家賃を滞納している入居者激増の為に、想像以上に家賃保証会社の財務が傷ついているとしたら…

10年前に起きた、家賃保証会社からの家賃支払いが完全に停止して泡を食った苦い経験の再来か?と私は身構えました。

 

前回は家賃滞納者が退去するまでの家賃も全て事前に家賃保証会社さんから入金されていたのに…今回は違う?

 

先回(約2年前)、同じ家賃保証会社さんで退去勧告されて退去した入居者は、

家賃は退去前から大家側への支払いがストップする事は無く、

家賃保証会社さんから全額入金されて、

退去時精算金のみ家賃保証会社を経由せずに4ヶ月間に渡って月2万円の分割で支払われた事が有りました(退去時清算金も家賃の2ヶ月分までは家賃保証会社の保証の対象となっていましたが、すぐに家賃保証会社さんからの立て替えにはならず大家側からの申告により最終的に保証される形式でした)

 

しかし今回は、退去前から大家側への家賃支払いを一旦停止してから、

家賃滞納の入居者に対して退去の勧告を行ったり(9割はこの段階で解決するとの説明が家賃保証会社さんよりあり)

裁判所への手続きを行って家賃を滞納している入居者の強制退去を行い、

全て解決してから大家への滞納家賃や退去時清算金を支払う…との事でした(賃貸仲介業者さんに確認したところ、家賃保証会社さんからの以前の保証契約内容と今回の契約内容に違いがあるのでは?とのアドバイスを頂きました…)

 

今回の家賃保証会社さん…1件の新規契約毎に千円の金券キャッシュバックキャンペーンで地域シェアを拡大中…

 

そして、もう一つ気になるのが、この家賃保証会社さん…

直近の2~3年の間に私が住むエリアでのシェアを大きく伸ばしており、

現在では地域のシェアが1番か2番になっているのでは?

と、考えられます(実際に私の物件でもそうです)。

 

特にこの春の時期には、シェア拡大の為に、

直接入居者さんの客付けを行う大家さんに対しても、

この家賃保証会社さんを利用して入居者さんの契約を新規に行った場合には、

1件に付き1000円の金券をプレゼントすると言うキャンペーンを行っており、

恐らく、かなり多くの賃貸仲介業者さんも、この”実弾キャンペーン”やキャッシュバックによって、

この家賃保証会社さんに鞍替えした可能性が高いと思います。

 

今回の賃貸仲介業者さんから送られてきたキャンペーンのチラシ…です

 

心配なのは、この賃貸仲介さんがシェア拡大した事によって、

もしもこの賃貸仲介さんから大家への家賃支払いに影響を受けた場合には、

私達大家側の資金繰りに大きな影響を受ける恐れがある事です。

 

信頼できる家賃保証会社さんを3社以上に均等に分散できると良いのですが、

営業力のある家賃保証会社さんに集中する傾向があるだけに、

大家側としては、その家賃保証会社さんの財務状況(保険会社さんの様な支払い余力)が大丈夫なのか心配です。

 

今後は大手の信用情報会社さんから、

現在お取引のある家賃保証会社さんの企業情報を入手出来るかどうか調べてみようと考えています。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。