■家賃滞納の連絡

こんにちは! 埼玉サラリーマン大家です。

先日、入居者さんから家賃滞納の連絡を受けました。事情を聞いたところ、『コロナの影響で事業がストップして困っている』とのことでした。この方は個人事業主の職人さんですが、今はいろいろなところで現場がストップしているので大変だと思います。大手ゼネコンも自粛して現場を止めていますし、それに倣うようなところも増えてきました。中には新型コロナの患者が出てしまいストップした例もありますし・・・。

 

これからは、こんな風に生活が苦しくなる入居者さんも増えるだろうと思います。どう対応していくのか大家としては悩みどころですね。国からは家賃の相談にのるように促されています。でも、大家さんだって融資の支払もあるし、将来のリスクも負っているわけですから、、、楽々とやっているわけではありません。難しい判断を迫られることになります。

 

今回の事例で取り上げた入居者さんは、自分で入居付けをしているので自主管理となっています。知人の紹介での入居なので、全く知らない人というわけでもありません。ということで、賃貸保証会社もついていません。ある意味では、信頼関係で成り立っているような感じです(笑)

 

ただ、既にかなり長い期間(10年くらい?)住んでくれていますし、ありがたい入居者さんです。それにもかかわらず、今回のコロナショックで困っていると言う相談を受けて『滞納なんて許さない!』なんて回答にはなりませんよね。当然のことながら、少しずつ様子を見て支払っていただければ大丈夫だと伝えました。それもこれも、今までの信頼関係があるからこそ成り立つところもあるんでしょうけど。

この方なら、働けるようになれば頑張るはずです。でも、それも何カ月も続くようだと次の手段を考えざるを得ません。どこまでも許容できる問題ではないですから。その匙加減が難しいです。

 

■以前のケース

以前も、仕事を辞めさせられて困っている入居者さんのことを助けたケースもありました。その際は、就職活動期間は家賃を0として、次の就職が決まってから少しずつ上乗せで支払ってもらいました。管理会社は追い出しをかけようとしていたのですが、入居者からのSOSが来て頼みを聞いてあげた形です。このケースも入居者さんとの信頼関係があって、信用できる人だと分かっていたからこそです。

でも、こういうことをすると保証会社から家賃保証は受けられなくなっちゃうし、大きなリスクを負うことになります。出ていかないと居直られたら借家法で守られている入居者を追い出すのは大変ですし、守ってくれる保証会社もいません。それでも、信じてやってあげるかどうかの選択になりますから普通は難しいですよね。

 

■だから…

基本的には、滞納が出たら賃貸保証会社さんに対応をお任せするのがほとんどです。心苦しい部分はありますが、ビジネスライクに考えると、そのほうがリスクは少ないですし。

 

上で挙げた2つの事例はあくまでも特殊ケースです。滞納が発生したら、ほとんどは賃貸保証会社さんに対応をおまかせしてしまいます。

 

でも、知人だったり、信頼関係が構築できている方なら、こんな時期には待ってあげるのが当然だと思うところをビジネスライクに処理しているということでもあるので、少し罪悪感はあります。

 

それが当然だ!と当たり前のように『大家は家賃の減額や支払猶予を!』と簡単に言い放つコメンテーターを見ると、それはちょっと違うんじゃないかと思います。

ただ、普通の人は支払猶予をしてあげることで助かる部分も多いのは分かります。追い出されたら住所不定になって再就職もままならなくなることも多いでしょう。追い出さないであげれば次の就職を良いところに決められたかもしれないのです。2番目に挙げた事例の方みたいに。

 

大家さんというのは他人の人生に密接に関わります。できるだけ入居者さんに優しくありたいとも思いますが、大きなリスクを負うのも避けたいです。その葛藤の中で、みんな答えを出していくのでしょうね。

 

以上、大家の葛藤でした。今日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。