こんにちは。朱雀零細開発です。

 

今回は前回のコラムの続きです。

 

前回のコラムで、新築物件の建物名は、

カタカナ(外国語) + その土地の地名や駅名

で問題無いが、賃貸物件という商品の性質上
周りが引くくらいの個性的な名前を付けた方が
良いのではないかという事を書きました。

 

そして、私自身の新築物件も、
2回とも既存のパターンに入らない突き抜けた名前となっています。
2棟目はまだ名称の届出を出していませんが、ほぼ確定の見込みです。

 

では、実際に私が新築物件の命名を行うときに
どういったことを考慮したうえで
突き抜けたネーミングを考えたのかについてご説明します。

 

 

突き抜けたネーミングのための思考その1:
  ~地名駅名はいらない~

ほとんどのアパートやマンションの名前には
地名か駅名が入っています。

 

これって必要なんでしょうか?

 

地名は物件の住所ですぐ分かりますし、
駅名も地図を見れば最寄り駅がすぐに分かります。

 

ハウスメーカーのように
同一規格の集合住宅をたくさん立てている場合は、
その規格のシリーズ名で命名しています。

このとき、どの建物も同じ名前にしてしまうと
同じ名前の建物が乱立するので、
地名駅名を入れて区別するというのは分かります。

 

しかし、個人大家レベルではせいぜい1棟か2棟、
仕様も違ったりするので、
シリーズ化して地名駅名で区別する必要は無いでしょう。

 

世の中の集合住宅の8割くらいは地名か駅名が入っているようなので、
これを入れないだけでも個性を出せるのではないでしょうか。

 

ただし、例外的な表現方法として、
地名を別の意味に置き換えて使用するという手法は
面白い方法だと思います。

例えば、高田馬場でアパートを建てたとき、
アパート名をジャイアント馬場と、
地名を人名などに置き換える手法です。

 

もう1つの例外的表現方法は、
あえてその場所とは別の地名を付ける方法です。

東京ディズニーランドのように、
そこ東京違うだろ!って突っ込みを入れられるようにして
逆に注目を集めることができるかもしれません。

 

 

突き抜けたネーミングのための思考その2:
  ~カタカナ以外の文字も使う~

既存の集合住宅の名称の多くは、

カタカナ+その土地の地名や駅名

なので、地名駅名を入れない場合、カタカナ部分のみになります。

 

ここで、カタカナ以外の文字種を取り入れてみるのはどうでしょうか?

 

私は、世界で最も多種多様な文字種を使って表現できるのが、
日本だと思っています。

 

ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットを
自由に組み合わせて命名できるのです。

 

これがアメリカだと、アルファベット26文字しか使えませんから、
日本の方が比較にならないほど多様な表現が出来ます。

 

それなのにカタカナ50文字しか使わないのはもったいないです。

 

通常使われない種類の文字を取り入れることで
強いインパクトを与えられると思います。

 

 

突き抜けたネーミングのための思考その3:
  ~建物の姿形を表現する~

建物の名称は、その建物と全く関係のない言葉を使うより
その建物を表現した言葉を使う方が
その言葉の持つ力が強まり、
強い印象を与えられると考えています。

 

その1のジャイアント馬場の例だと、

・アパートにしては大きな外観
・アパートにしては広い間取り
・身長200㎝超の人でも快適に住める

という特徴があり、高田馬場アドレスのアパートに
ジャイアント馬場と命名することで
強い印象を与えられるのではないでしょうか。

 

私が前回新築したマンションの場合、
9階建てで周りの建物より高かったので
高さを表現した名称になっています。

 

 

突き抜けたネーミングのための思考その4:
  ~その土地の歴史を表現する~

これはかなり難しい方法だと思います。

 

建物を新築する土地の過去の歴史を調べ、
そこに歴史的な事実があった場合、
それを建物名に取り入れるという方法です。

 

利便性のためだけで選んでいるのではなく
その土地自体が好きで物件を探している人には
刺さるかもしれません。

 

私の知る限りでは、明治時代以前くらいに実在した、
著名人も利用した有名な旅館の近くに建てた賃貸マンションの名前に、
その旅館の名前を取り入れているものがあります。

異彩を放つ名前で、名前だけ見ると
賃貸マンションには見えませんが、いつも満室です。

 

それ以外にも、戦国時代くらいまでさかのぼって
過去にあった合戦、事件、会談などを
建物の名前に取り入れるというのも考えられます。

 

その1地名駅名はいらないと書きましたが
その土地の古い地名を使ってみるのは面白いかもしれません。
(東京ではなく江戸、など)

 

 

まとめ

新築の賃貸物件に、突き抜けた名前を命名する際の
思考方法について私の考えを書きました。

1:地名駅名はいらない → 個人レベルでは地名駅名で物件を区別する必要性を感じません。

2:カタカナ以外の文字も使う → 日本は使える文字種が非常に豊富であり、カタカナしか使わないのはもったいないです。

3:建物の姿形を表現する → インパクトのある言葉で建物の形を表現することで、より印象が深まると考えます。

4:その土地の歴史を表現する → 建物名に過去にあった出来事や古い地名を取り入れることができれば、その土地のファンに好印象になりそうです。

 

これ以外にも様々な思考法があると思いますが
私は過去2回の新築物件への命名では、
1から4のうちのいくつかの考え方を取り入れました。

 

基本的には入居は建物名ではなく、
立地と間取りと賃料で決まっていきますが
新築物件は全空室からのスタートであり、
少しでも早く埋めていく必要があります。

1%でも多くの人に注目してもらいたいという思いがあり
私は毎回、とにかく目を引くように
建物名は突き抜けた名前を付けています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!