『さ…300万円ですか⁈』

 

〜前回までのあらすじ〜

買い付けを入れたものの3番手と判明

内見も断られ諦めかけていた時

1番手、2番手が買い付けを降りるというまさかの事態に

再び巡ってきたこの機会を活かすべく

慌てて融資先を探すことに

 

 

御行の金融商品である不動産担保ローンの件でご相談があるのですが…と

東京ベイ信用金庫の楽待支店(仮)へ連絡を入れてみた

電話を変わった融資担当の方は名前も名乗らず

声のトーンからもあまり乗り気ではないのかなぁと思った

『で…どういった内容でしょうか?』

簡単に自己紹介をした上で

肝心の本題(お金貸してください)に入った

 

江戸川区在住のしがないサラリーマンです

千葉県白井市にある中古戸建てを収益物件としての購入を検討しております

その為に必要な購入資金の融資をお願いしたくご連絡差し上げました

久しく金融機関の担当者と話す機会が無かったので

最初は緊張から言葉に詰まったりしどろもどろになっていたのだが

会話を重ねていくうちに少しずつ肩の力が抜けてきた

その後、融資担当者からいくつかQ&A形式のやりとりに

 

Q.収益物件の購入は初めて?

A.初めてではありません。今回の物件と同じエリアに1戸所有しています。

 

Q.1戸目(の物件購入で)ローンのご利用は?

A.1戸目は自己資金(保険金)で購入していますので、ローンの利用はありません。

 

Q.(物件の)価格は?

A.300万円になります。当初、500万円で売りに出されていたのですが、リフォーム費用に200万円ほどかかる見込みであることから、それを踏まえて300万円という価格になっています。

 

『さ…300万円ですか⁈』

ここまで感情の起伏がなかった融資担当者がはじめて気持ちをあらわにした

希望金額が融資担当者が想像していたものと大きく乖離があったからかもしれない

そのあとも暫くの間ヒアリングは続いた

 

そして

『…ともかく…いったん物件の資料を送って頂けますか?あっ…融資の可否に関しては(物件の)評価をしてからの判断になりますのでご理解のほど宜しくお願いします』

 

つづく