『お世話になります。私、タカボンのパパと申します。収益物件への融資のご相談がしたくご連絡差し上げました。恐れ入りますがご担当者の方をお願い出来ますでしょうか?』

 

突然のおかしな電話に一瞬間があったものの

おおよそのこちらの要望を察してくれたのか

受付の方はすぐに担当者に繋いでくれた

 

『お電話変わりました!不動産担保ローン担当の桜猫のら(仮名)と申します。タカボンのパパ様は収益物件の購入をお考えということで宜しかったでしょうか?』

 

ハキハキとしていながらも、どこかマニュアルを読んでいるような声の感じから察するに入社して間もない若い女性のようだ

※あくまでも個人的な感想です

 

『はいっ』

千葉県白井市に中古の戸建て(300万円)を購入して

収益物件として賃貸に出そうと考えています

 

こちらへ連絡する直前、東京ベイ信用金庫へ融資の件で電話していたので

その時に比べるといくらか余裕を持って、こちらの要望や状況を伝えることが出来た気がする

※あくまでも個人的な感想(自己満足)です

 

やはりこちらでもQ&A形式で質問があった

 

Q.当行の口座はお持ちですか?

A.はい。収益物件の家賃引き落とし用の口座として、御行の口座開設をさせていただきました。

※さりげなくアピール

 

Q.現在どちらにお住まいですか?ご職業は?

A.江戸川区に住んでいます。賃貸ではなく中古の戸建てを購入しています。職業はサラリーマン(正社員)です。

 

Q.購入予定の物件について築年数を教えてください。

 A.木造で築年数は25年になります。

 

築年数を伝えたときに声のトーンが一段下がった

少々お待ちくださいといったん保留に

受話器の向こうで上司か誰かに相談しているようだ

 

しばらくの間

保留音のメロディを口ずさみながら相手からの回答を待つ

 

そしてようやく保留が解除された

融資担当者は少し言いにくそうに話を切り出す

 

『…大変お待たせして申し訳ありませんが…当行では築年数20年を超えた木造住宅には融資を行なっておりません…また何かあれば宜しくお願い致します…』

 

こちらこそ突然のご連絡にも関わらず

お話を聞いていただきありがとうございます

また機会があれば宜しくお願い致しますとお礼を伝える

去年は金融機関に事業計画書を片手に飛び込み訪問していた

だんだんとその時の感覚が蘇ってくる

 

そんなことを考えていると

『0543-○○-○○○○』

見知らぬ番号から着信がきた

 

つづく