〜前回までのあらすじ〜

不動産屋さんから買付けの回答期限木曜日の午前中までと言われ

なんとかしたいと焦るサラリーマン(私)

一縷の望みをかけて融資担当者さんに連絡をとる…

 

 

水曜日

東京ベイ信用金庫の担当者トミーさん(仮名)に連絡をとり

『実は…』

融資を打診している物件購入の回答期限が明日に迫っている旨を伝える

 

『うーん…そうですか…状況は分かりましたが…残念ながら、まだ(融資審査の)結論が出ていません。コロナ関連の融資がひと段落して、今まで止まっていた案件が動き出したのもあり…良い返事が出来るとは思いますが、いつまでにというのはお答えしかねます…』

また進捗があったら連絡します

担当者さんのその言葉を最後に切電

あゝ間に合わなかった…夏空にもくもくと広がる入道雲を見上げながらため息をつく

 

 

木曜日

悪い報告ほど先にせねばと

砂を噛む思いで営業開始時間にあわせて不動産屋さんへ連絡を入れる

 

 

『お世話になります。

融資審査状況について、再度確認したのですが…まだ決まっていないとの事です。

せっかくお待ち頂いたのに、今日の時点で明確な期限の提示が出来ず、本当に申し訳ありません…』

 
名古屋建物(仮名)のおそまつさんは相槌をうちながら話を聞いたあと
 
困ったにゃーというつぶやきと一緒に乾いた笑い声が
 
 
 
 

『まぁ、あかんねー…何でこんなに時間がかかるんだがね?

タカボンのパパさんには申し訳にゃーが、2番手の方に交渉権を移行させてもらうだが…ホンマにええんな?ホンマにええんな⁈ホンマにええんな???

…まあ、話がまとまるかどうかは不明だで、何かあったらまた連絡するでよ。

今回みたーにゃ低額戸建がでたら、またお声がけするかもしれんで宜しく頼むだがや。』

 

本当に申し訳ありません

また機会があれば是非宜しくお願いします

 

どんなに言い訳の言葉を並べても

ただ約束した日に間に合わなかっただけ

己の無力さを嘆く

 

 

金曜日

夕方になって東京ベイ信用金庫から着信が

なんだろうと思いつつ通話ボタンをタップすると

 

『タカボンのパパさんお世話になっております。

たいへんお待たせしてしまい申し訳ありません!

やっと融資の審査OKが出ました!!…ところで、物件のほうはどうなりましたか⁈』

ぐっ…ぐががっ…⁉︎(よりによって今日ですかー⁈)

 

つづく