『実は僕…アパートローン苦手なんですよ…(爽汗)』

 

ういろう信用金庫の融資担当者トミーさん(仮名)

すこし恥ずかしそうに頭をかきながら呟いた

 

 

 

サラリーマンとしての休日(平日)を利用して

ういろう信用金庫へ足を運んだ

 

融資承認のお礼と

その物件が売れてしまったお詫びに

 

窓口にて胸元に“お客様担当chapちゃぴお”とネームプレートをつけた男性行員に声をかけ、融資担当者へつないでもらう

 

『すいません…タカボンのパパと申しますが、融資担当のトミーさん(仮名)いらっしゃいますか?』

 

『トミーさん?いますがね!少々待ってちょう!』

※翻訳…融資担当者のトミーですね。いまお呼びしますので、少々お待ち頂けますか?

 

すこしクッションが固めの長椅子で待つこと15分

カウンターの奥からおよそ行員らしからぬ爽やかな雰囲気の男性があらわれた

 

『こんにちは!お待たせしてすいません(爽汗)

どうぞあちらへお掛けになってください!』

挨拶もほどほどに

左右をパーテーションで仕切られたブースへ案内される

 

そういえば…実際にお会いするのは初めてだったなと

慌てて名刺交換をおこなう

 

問い合わせから融資承認までの間

やりとりは電話書類の郵送のみ

 

席について

あらためて今回の件についてお礼とお詫びを

 

『ういろう信用金庫のトミーさん(仮名)には色々とご尽力いただき、せっかく融資を通して貰ったのですが…不動産屋さんに確認したところ…物件は売れてしまいました…本当に申し訳ありません(脂汗)』

 

さすがにこのような話を電話で済ますのはどうかと思い、お伺いしましたと正直に伝える

 

すると

 

『うーん、そうですか…それは仕方ないですね。

僕もかなり頑張ったので、審査に時間が掛かってしまったのは否めないですが…実は僕…アパートローン苦手なんですよ…(爽汗)』

 

『えっ⁉︎ど、どういうことですか⁉︎』

思わず声が出てしまう

 

融資担当者は笑顔で髪をかきあげ

真剣な眼差しでこちらを見つめて話しはじめた

 

『僕ら(信用金庫)は貸すのが仕事なのですが…サラリーマンでアパートローン融資を実行した方々…実際のところ、ほとんど儲かっていないんじゃないかと…あっ!別にタカボンのパパさんがそうとは言ってないですよ(爽汗)』

 

つづく