こんばんは、サラリーマン大家のTAKAです。

本日はここ数日ニュースになっている某大手携帯キャリアの「口座」を介した他人による銀行口座からの不正な預金引出をテーマにコラムを書きたいと思います。元銀行員からの注意喚起です。

1.銀行口座と不動産賃貸業

昭和の時代はともかくとして、今の時代は、大家側も入居者側も家賃の管理・支払いは銀行口座を介して行われることが大半だと思います。

今回ニュースになっている某大手携帯キャリアの「口座」を介した他人による銀行口座からの不正な預金引出は端的にいうと、見ず知らずの他人が、勝手に銀行口座からお金を引き出していたというものであり、インターネットによる口座振替登録サービスが悪用されたということです。

2.被害にあう可能性は?

理屈上は法人口座も今回の仕組みで不正に引き出される可能性はなくはなそうですが、主にターゲットになっているのは、個人名義の口座のようであり、例えば、某大手携帯キャリアの「口座」の口座開設(単なる登録)の容易さと、一部の銀行の口座振替登録サービスのセキュリティの脆弱性を付かれた犯行のようです。

ちなみに、某大手携帯キャリアのユーザでなくとも被害にあう可能性があるので、しばらくは特に被害が報告されている銀行の名義の個人口座の履歴には注意しておいた方がよいと思います。

3.被害にあった場合には?

キャッシュカードの不正利用については、法律による被害の補填が定められていますが、銀行界では法律で保障される範囲を超えて、インターネットバンキングの不正利用についても、被害を補填するよう取り決めを行っており、今回のケースもインターネットバンキングによる口座振替登録サービスが悪用されているので、この補填の対象になる可能性は相応にあると思います。

ただし、補填される条件としては、被害にあったあとに速やかに銀行に申し出ること、暗証番号の管理を適切に行っていたこと(生年月日などの推測されやすい数字を暗証番号にするのはNG)が定められており、これらの条件を満たさないと補填額が減額されたり、補填を受けられなかったりするので、注意が必要です。

4.おわりに

家賃振り込み口座だけでなく、個人のプライベート口座や入居者の口座も被害にあう可能性があります。

もし、そのような場合に、例えば入居者や知人などから相談を受けた場合などには、まずは銀行に相談するように促していただければと思います。

(ご質問や感想などお気軽にコメントください。)