日曜大家です。
いつもコラムを読んでいただきありがとうございます。
今回のテーマは『コロナの影響について』です。
自分自身が賃貸経営に対してコロナの影響を受けたことについて書いてみたいと思います。
内容については下記の通り
1.コロナによる賃貸事情
2.自分自身のコロナウイルスによる影響
3.退去後の対処方法と今後の進め方
私自身の個人的な意見を書いてみます。
■コロナウイルスによる一般賃貸事情
コロナの影響は店舗や民泊、旅館業等と比較して一般の賃貸物件は少ないです。
1月中旬から3月末までの繁忙期の一般賃貸の動きは少なかったと不動産会社の方から聞いております。
コロナの影響で行動する意欲が停滞したと推測しています。
事例として
・物件を探す意欲の低下
・物件を内見するどころではない心理的な問題。
・引っ越しどころではないとの行動意識の低下。
・引っ越しを検討していたが、落ち着くまで契約は取り消そうと直接的な影響等
繁忙期においては、このような心理状態が働いたのだと思われます。
結果的に退去も少ないが、申し込みも少ない状況だった。
そこからコロナの影響は続いていきますが、7月ぐらいから少しずつ賃貸の動きも出てきて8月中旬以降から動きが活発になったと聞きました。
理由としては色々考えられますし、聞いた話を総合的に考えると以下のような理由で動き出したと思われます。
① コロナの心理的な影響が若干薄れ、控えていた方が移動してきた。
② テレワークの定着による引っ越し
③ 家賃支払いが困難となり、家賃の安いエリアに引っ越し
④ ②や③の影響で実家に引っ越しの方も・・・
以前、テレワークは出来ないと思っていた会社がたくさんあったと思います。
長引いている中で、ある程度テレワークで出来ると認識した会社も多々あったと思います。
このテレワークを今後も定着させる部署や会社全体で行うところも出てきています。
これから賃貸にこの影響は更に出てくると感じています。
コロナの影響により、生活様式が変化する中で賃貸ニーズも変化してきています。
前回のコラムで書いた『コロナウイルスショックから考える不動産投資』の内容が現実味を帯びてきました。
こんな話も聞きました。
都内在住の高額所得者は、車通勤できる範囲で遠方にセカンドハウスを賃貸した。
マンスリーでセカンドハウスを賃貸している。
当面はセカンドハウスをメインに生活して必要な場合だけ都内に移動する。
こんな生活をする方も増えるかもしれませんね。
私の場合のコロナの影響は?
■コロナウイルスによる影響
With コロナの生活にも、ある程度慣れて来た今日この頃です。
自粛をしながら、自宅での時間を有意義に過ごしております。
コロナの影響で退去が2件発生しました。
法人契約1件
飲食業に勤めていた方の退去が1件
法人契約については、契約前に会社が存続する限り住み続けると話してくれていたぐらい気に入って頂けていました。
社長とその家族が住む賃貸としての契約でした。
退去の連絡が来た際は家賃を多少下げてでも、賃貸契約を続けてほしい気持ちがありました。
しかし、会社を存続する気持ちがその時点ですでになく残念な思いでいっぱいでした。
もう1件も飲食業に勤めている方でコロナの影響で実家に帰ることになり退去。
この件についても、こちらで何か対応できるできる状況ではありませんでした。
今までの当たり前の生活を狂わしてしまう。
コロナの影響を賃貸経営する中で実感しました。
■退去後の対処と賃貸需要変化
法人の室内の状態は大変綺麗な状態で、原状回復工事は殆ど必要ないレベル。
DIY原状回復をして、ハウスクリーニング後に募集を開始。
すぐに賃貸契約をすることが出来ました。
もう1件も同様に室内は比較的きれいな状態でしたが、外回りが・・・・・・
退去当日の深夜に見に行くと
元気に育った雑草が1m以上の高さまで生い茂っていました。
退去清算の中で交渉することも可能かもしれませんが、事情も理解してるので自分自身で対処することにしました。
<玄関先>
<裏庭>
深夜に現状把握をしたので、翌日に草刈りを実行。
翌週の土曜日に資材を持参して、防草シート+人工芝を敷きました。
今でもこんな作業をしているのかと、いろいろな方に言われます。
『はい』といつも答えています
現在はコロナで自粛を継続していますので、以前より色々と考える時間があります。
不動産投資と言われると少し違和感があります。
投資ではなくて、事業だと思うからです。
自分自身に問いかけています。
何のために賃貸事業をスタートしたのですか?
なぜ築古再生を行ったのですか?
なぜ融資にあまり頼らないのですか?
事業なのでリスクも取らなくてはなりません。
リスクをどこまで抑えることが出来ていますか。
なぜ、サラリーマンを続けていますか。
事業なので利益を出さなければなりません。
しかし、それだけでない思いがあります。
コストや目先の利益ばかりではなく、入居者の方が快適に住んでもらえる住環境を提供する。
喜んで住んでもらう。
長期入居に繋がって、結果的に利益が得られる。
初心の思いを忘れずに行動するべきだと常に考えております。
じっくり考える時間も大切ですね。
脱線しましたが、話をコロナの賃貸需要の変化について
コロナの影響を受けて賃貸需要の変化も感じております。
先日のアパートの賃貸が決まった理由もコロナの影響を受けております。
戸建てに一人暮らしの親が心配で娘さんや息子が住んでいる近くのアパートに引っ越し。
住んでいた戸建は売却したとのケースが数件続きました。
1人暮らしの親を自分の近くに住んでもらいたいと思う気持ち。
少しほっこりしました。
都心から都内近郊エリアに引っ越すケースも増えていると聞きます。
この状況が続けば、更に生活も変化して賃貸需要も変化する可能性があります。
これからもどんな形でコロナの影響が出るかを注視したいと思います。
■まとめ
コロナによる影響とその後の状況について
コロナの影響で、働き方や生活に変化が起きている。
初心の気持ちを忘れずに
コロナの影響変化を注視しながら、今後の進め方を検討するべき
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
ではまた、コラムで会いましょう。
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