コロナショックで自分自身の本業も波乱に巻き込まれるなか、立て続けに水のトラブルが発生してしまいました。

現在アパート7棟と戸建1戸を保有していますが、最も新しい物件で築19年、最も古いもので築50年と、頼もしいベテラン(?)ばかりです。

基本的には積極的に修繕するスタンスではいますが、水にまつわる設備は厄介だという印象があり、いつその事態が起きるかと戦々恐々としていたまま何も起こらずに時が過ぎていました。

そして少し前になりますが、ほんの数日の間に入居者から水にまつわるクレームがいきなり3連発しました。

通常1000-2000円の水道代がいきなり4万円の請求になって何かがおかしい、

赤い水が出てくるようになった、

排水溝から悪臭が漂ってきて頭痛で吐いた……こちらも頭が痛くなりました。

せめて1つずつ起こってくれれば学習しながら対応できたのですが、ちょうど廃墟みたいな地方物件を見に行った後のタイミングでのほぼ同時発生でしたので、何かに憑りつかれたのか??と不安になってしまいました。

管理会社からの慌てた声で連絡を受けた第一報が

「給水管から漏れている模様です。1日も早く対応を!」でしたので、「え! そしたら工事の見積もりお願いします」と返事したところ、「あ、もう取っています。送りますね」と。

内容を見ると、なんと50万円。

「ダメもとですが…」と保険会社に問い合わせたところ、「はい、ダメです」と即答。

ただ、あまりに高すぎて小パニックは収まり、急速に冷静になって疑問がわいてきます……相場は知らないが、家賃5万円の1部屋に対してなのに大きすぎないか? そもそも1日も早くと言ってる割には既に見積もり済み? 管理会社はもっと早く知ってたはずでは? 自分たちは時間を確保して相手には時間を確保させない? なんか変じゃないか?

そこで管理会社からのせっつきに負けない(?)まま、対応してもらえるところを探し、入居者の方には過剰請求された水道代はこちらで負担する覚悟で待っていただき、1週間後に15万円で直しました。過剰請求分のリカバーもしてもらえる制度があることも知り、私も入居者も負担なく済むことに。

赤い水事件については、普段よくやってもらっている工事会社が「水は対応できない」というので、とりあえずテレビCMで耳に歌がこびりついていた大手水道工事会社に連絡したところ、ほぼ即日見積もりが出てきました。35万円。聞けば給水管を変えるということですが、材料費自体はそんなに高額でもなさそうなのに……。

そこで、赤い水を放置するのもいけないので管理会社には「入居者にはもうちょっとだけ我慢してもらって!」とお願いしつつ、急いでネットで調べて「初めまして」の工事会社に見積もり対応してもらったところ、20万円。コロナショックのリカバーで本業が忙しかったので立ち合いもできませんでした。

会ったこともない会社にお願いするのも気が引けましたが、会話の印象「言葉遣いは良くないけど、水に対する熱意?は感じた」というよくわからない理由で自分で自分を納得させて、お願いしました。

結果的には今のところ何の問題も起きていませんし、悪臭対策もやってもらいました。次も同様の事態が発生したらお願いしようかと思います。

水は生活にダイレクトにダメージを与えてしまうので急務の対応が必要だとはわかりつつも、冷静に情報を集めることが大事だということや築古ってある日突然トラブルがやってくると、改めて痛感しつつも、ちょっと学習しました……。