かもじゅうでございます。

前回からの続きです。そして、後編最終回です。

入居者が所在不明になり、部屋を確認すると入居者は部屋で亡くなっていました。
第一発見者のかもじゅうは、帰宅後、発見時の状況が頭の中にフラッシュバックする苦しい状態で翌朝を迎えました。
今日は入居者遺族との対面で警察に行き、遺族を部屋へ案内しました。

遺族の一番の近親者から部屋に入り、

部屋の荷物を見ながら泣いています。

かもじゅうはここではあまり感傷的にはなりませんでした。

早く終わってほしいことと、

遺族にあること伝えなければいけないので、

かなり張り詰めていました。

当日朝、右も左もわからず、

困り果てたかもじゅうに

人気ブロガーAさんは

いろいろと丁寧かつ簡潔に教えてくれました。

そしてAさんから、

遺族との対面の際の注意点として、

『費用の相談で、後日連絡することを、その場で遺族に伝えること(後日費用のことなど知らないと言われないよう)

『近親者に直接伝えず、話がわかる人から近親者に伝えてもらうこと(近親者は気持ちがいっぱいいっぱいなので)

『近親者に直接話すと、後日の請求の際もめる可能性があるので話す相手には十分注意すること(亡くなった翌日なんかに費用請求の話しをした、などと言われるような事態にならないよう話す相手を十分選ぶ)

とアドバイスをいただいてました。

そして、一番話のわかりそうな男性に

意を決して声をかけました。

かも
「大変申し上げにくいことなのですが・・・」

遺族
「何でしょう」

かも
「近親の方は今お気持ちが揺れておりますでしょうから、ご親族の方からお伝えいただきたいと思い、お話し申し上げておるのですが、この部屋はご覧のとおりの状態で、片付けが必要なのはもちろん、尿漏れもあったと聞いてます」

遺族
「はい」

かも
「今ここにいらしてお分かりのとおりの状態ですので、このまま別の方に借りていただくことはできません」

遺族
「はい」

かも
「私も借金をしている身ですから、修復のお金を負担することはできませんので、あらためてご相談させていただきたことを近親の方にお伝え願えませんか

遺族
「そうですか、わかりました」

本当にわかってくれればいいのですが。

遺族の内覧を待っている間も、

部屋の様子を見ていると、

かもじゅうの頭の中は金の計算だけが

うごめいています。

いろいろ相談したイメージでは

片付け、清掃、張替リフォームで数十万・・・

は覚悟しないといけないとわかっていました。

この物件の簡易キャッシュフローは

毎月16万ちょっと。

数十万なんてトンデモナイ!

しかも家賃だって下がるかもしれないし。。。

本当に家賃が下がるような事態になったら、どうしよう。。。

どの程度下がることになるんだろう・・・

なんとかしないと、とばかり考えていました。

そうこうしているうちに、

遺族全員の部屋確認が終わりました。

そして、物件の前で

遺族の方々は円陣になって、

部屋の荷物について協議しています。

しかし、ひとり老齢の遺族だけ

部屋の出入りを続けています。

そしてその老齢の遺族が、

年齢の若い遺族に対し、

老齢
「◯◯くん、楽器やってんだろ。こんなの持って帰れよ。あ~●●ちゃんにこれ持ってったら」

入居者の荷物を部屋から出しては遺族集団に見せています。

老齢
「◯◯くんも中にはいって見なくていいのか」

若い遺族を再度部屋の中に誘っています。

そして円陣になっている遺族は

いろんな要望をかもじゅうに言ってきます。

遺族1
「大家さんが片付け業者探してくれるの?じゃぁすぐ見積もりだしてください」

なんか上から目線な話し方だな・・・

遺族2
「明日また確認しにくるからカギ渡しといてくれる?」

ゲッ!そんなの困ります。

カギは空いてはいますが、

勝手に見られて面倒なことになるのはゴメンです。

かも
「明日お越しになるなら私も同行します。何時ですか!(キッパリ)」

遺族2
「明日は何時になるかなんてわかんないよ(怒)」

はぁ?

なんて言い方なんだ・・・

遺族3
「片付けするとき大事なものだけ分けておいてくれ」

はぁーっ?

なんで命令口調?

だいたい、そんなことできるわけねえよ。

かも
「こちらでは大事なものとの区別がつきませんので、できましたら今ご確認ください」

遺族3
「大事なものってわかるだろ。保険証とか年金手帳とか」

そういえば、

この遺族3は通帳・印鑑・年金手帳の類だけを

漁ってました。

すべての遺族について何者なのかどういう関係かは聞いてません。


かも
「片付け業者は片付けしかできませんので区分けはできません。今日はまだまだお待ちしてますから、大事なものがあるのであれば今ご確認いただけませんか。」

そして、かもじゅうvs遺族の攻防が繰り返される中、

入居者の母親と思われる遺族が

いさかいに耐えかねたのか、

話を遮るように


「もういい、もういいです!大家さん片付けてください。もう見るものはありません。明日も来ません



この一言で

遺族との攻防は

一瞬にして終わってしまいました。

明日も来なければいけないと思ったので、

助かり、ホッとしました。

物件前で遺族と別れ、

店長とも別れました。

ですが、かもじゅうには、

もうひとつやらなければいけないことがありました。

カギのシリンダーが壊れたままです。

物件の部屋は道路から丸見えなので、

ドアを見ればシリンダーがついてないことは丸わかりです。

防犯上、

早く、

壊れたカギを

取り付けたかったのです。


もともと、

物件になるべく立ち寄りたくない自主管理大家のかもじゅうですから、

カギの壊れ具合も修理方法もよくわからないので、

とりあえず、部屋の突入時にお世話になった、

カギ屋のおっちゃんを呼びました。

が、来れないとのことで若い衆に現場にきてもらいました。

そして若い衆が到着、

なにか手際よく作業をしてもらい、

とりあえず施錠できました。

ここでひとつステップが終了した気分でした。

思い起こせば

昨日の朝10:30に店長から

電話をもらって、

それから27時間。

かもじゅう人生でも

一番長い日だったと

今でも思います。

これで

後編

終わります。

現場での話しとかもじゅうの心情を

お伝えしましたが、

不動産投資家としての仕事は

ここから
 
です。
遺品片付け、リフォーム、遺族とのお金の交渉、その後の募集・・・

いろいろありました。


そのあたりのお話は、あらためて楽待コラム用にまとめ、お伝えする機会があれば。。。

このコラムによって、不動産投資家(予備軍)のみなさまの経験値アップに貢献できれば、何よりもうれしいです。

明日も朝7時に、衝撃!シリーズのまとめを投稿します。

 

 

↓過去コラムはこちらから。

衝撃!物件で遺体発見・・・②(入居者遺族と対面)

衝撃!物件で遺体発見・・・①(あの方へ電話した)

衝撃!入居者が部屋で亡くなった。前編最終回(こ わ い よ )

衝撃!入居者が部屋で亡くなった⑥(室内を確認すると・・・)

衝撃!入居者が部屋で亡くなった。⑤(衝撃!やはり・・・)

衝撃!入居者が部屋で亡□■っ■。④部屋に入ると・・・

衝撃!入居者が部屋で亡□な□■。③開錠、そして突入

衝撃!入居者が部屋で亡□■□た。②店長からの電話

衝撃!入居者が部屋で亡□■□■。①真夏の暑い朝

衝撃!入居者が部屋で亡□■□■。予告編