そらまめ父さんです。

 

先日、車で1時間半離れた市にある新築案件の土地売買契約を結んできました。

 

今回新築建設予定の土地は、進入路含め約700坪なのですが、公図を見ると、三角の土地やら細長い土地やら10筆以上がとても複雑に入り組んでいます。どうしたらこんな形になるのかと不思議に思っていました。

 

契約で売主さんと顔合わせのとき、事の経緯を伺いました。昔は斜めに公道が通っていたほか、代々の相続に際する分筆の繰り返しでぐちゃぐちゃになってしまったと、ため息交じりに話しておられました。後の人のことを考えない感情的な相続の爪痕を目撃したような気になります。

 

もともとの土地は全筆合わせて1200坪ほどあるそうです。売主さん含め4人の所有者さんはいとこ同士そのうち2人が不仲なため、長いこと区画を整理できず、有効利用できないまま放置され、今日に至っています。

 

そんな中、建築会社を経営されている売主さんが音頭をとり、話をまとめていったとのこと。まず、土地を持ち続けたい2人には、前面道路に面した250坪ずつの整形地をそれぞれ用意することで納得してもらい、700坪の土地売買後に売り上げを所有面積に応じて案分することで合意できたようでした。

 

行政が介入した区画整理というのは聞いたことがありましたが、個人間で持ち合っている土地の区画整理には初めて遭遇しました。レベルの高い舵取りで、結果としてアパート建設用地を生みだした売主さんはお手柄だったのではないでしょうか。

 

6月いっぱいが融資特約の期限なので、それまでに土地分のつなぎ融資を実行してもらうためには、最悪でもあと2週間以内の金融機関融資承認が必要です。果たして結果はどうなるのでしょう。

 

昨日は土地売買仲介の不動産業者さんから焦り気味の口調で審査の状況について確認がありました。本日は私から売主さんへ審査が長引いている状況の説明とお詫びのため直接お電話しました。合格発表を待つような、やきもきした気持ちの週末です。