私の物件には外国人が20数人程、生活保護受給者が20数人程入居いただいていており、合計で50数人程の方に入居いただいていております。
彼ら(彼女ら)は根は悪い人たちではないと思っています。
特に生活保護の方に話を聞くと「人生の歯車が何かの拍子で食い違ってしまい今に至る」的な話を聞けると思います。
外国人も生活保護受給者も他に話し相手がいないのか話したがりな人が多い印象です。
今まで誰も聞いてくれる人のいなかった身の上話をした後は結構味方になってくれたりします。
ただし、話が長くなったり、依存系の入居者の場合はその後こちらに依存してきたり、普通に嘘をついてきたりすることがあるのであまりお勧めしません。
外国人や生活保護の入居者が多いかどうかが関係しているかどうかは分かりませんが、
だいたい月に1度は何かしらのトラブルが発生します。
私は優良な入居者ばかりのトラブルのない生活に憧れます。
この話は4年ほど前に「外国人+生活保護」を受け入れた時の話です。
以下はその話です。
【ブラジル人女性の生活保護の話】
ある日、市の福祉課から生活保護を入居してもいいかどうかの連絡が管理会社を通してありました。
私は基本的に全てウェルカムなので全てオーケーしています。
そして管理会社とも福祉課ともスムーズに生活保護の入居付けができるようにしてきたつもりです。
しかし後で思い起こすと市役所も管理会社も再度「本当にいいでしょうか?」と打診してきた段階で身構えるべき案件だったと思います。
今回、市役所の福祉課から紹介していただいた方は以下の通りです。
[彼女のスペック]
年齢 35歳
性別 女性
国籍 ブラジル人
属性 生活保護
外国人女性で生活保護受給者という、なにか足し算したような存在でした。
私は、「まあ、比較的若い女性だし、日本語も少しは話せるそうだから大丈夫だろう」
と思い、軽くオッケーしました。
そして、彼女によるトラブルが頻発することになります。
【廃品回収彼女】
結論を言うと、彼女は生粋のホームレスでした。
彼女がなぜ私のエリアのような田舎に流れついたのかはわかりませんが、最終的にはこれまでトラブルを起こし続けてここまで流れてきたのだろうと結論づけました。
彼女は私の物件という住居を確保すると、すぐに近隣の家に施しを求めに訪問しだしました。
訪問された近隣の住人が言うには、彼女は全くびびらずにピンポンを押し続け、玄関を開けると
「私は貧乏なのでなにか欲しい。私の国ではそれが普通だ。」
と片言の日本語で言い放ったそうです。
そして、しばらくすると近隣の家からクレームが来るようになりました。
(普通に考えて当然ですよね・・・。)
近隣の家からは何も施しをいただくことはできなかったので
彼女は近隣のゴミをあさり、粗大ゴミを部屋にため込んでそれをいらんかね?と言って近隣を訪ね歩くようになりました。
(4年前の話ですよ。昭和30年代の話じゃないですよ・・)
私はそんな彼女を見て、
少なくとも彼女は○ープンハウスにとっては絶対に欲しい人材だと思いました。
(彼女のピンポン時のメンタルの強さは荒井将軍には絶対好かれる資質だと思いました。)
【最終兵器彼女】
私は結構気が長い方で、この人どうなんだろうという入居者ともLINEを交換したりして、そこそこやっていた人なのですが、彼女は別格でした。
(邪王炎殺黒龍波を放てるレベルでした)
最初は彼女を容認していたのですが、近隣からの大量のクレームで心が折れました。
さすがにこれは無理だと思い、市の福祉課にもその旨を伝え、市もこれは無理だと思ったのか、あっさりオーケーし、そのまま退去と相成りました。
そして、退去時は1ヶ月後と決まった時に事件は起こりました。
私の物件のゴミステーションが訳の分からない粗大ゴミで埋め尽くされ、一杯になっていたのです。
(鉄板とか木の板とか三面鏡とか三輪車とか)
犯人はほぼ分かっているのですが、彼女と話をしようとしてもヤバいやつなので話をしようとも思いませんでした。
(彼女はぱっと見は割と見た目が良さげに見える女性なのですが、ヒッピーのようなボロを身にまとっていて、突然激昂したりするヤバいやつだということはそれまでに認識していました。)
これはどう見ても彼女の仕業だろうと思いながらも、
「もういいや、1ヶ月後にはいなくなるんだし。」
と思いながら業者は絶対に持っていってくれないであろう粗大ゴミ(包装すらしていない)を片付けていたその時、私は視線を感じました。
彼女がゴミステーションの向こう側からこちらを覗いているではありませんか!
彼女は生活保護受給者なので日中はヒマで部屋にいたようですし、自分が近隣から集めて捨てたゴミを誰かが出しているのを見ていて気になったのでしょう。
私はさすがに彼女に文句を言いたかったですし、それまでのやりとりで日本語が少しは通じることは分かっていたので、彼女に、
「このゴミステーション一杯に入っているゴミはあなたが捨てた物ですよね?
あなたのせいで他の入居者がゴミを捨てられないので迷惑です。
あなたがどうにかしてもらえませんか?」
とやや強い口調で言いました。
そうしたら、
彼女は、
こちらをしっかりと見て、
静かに中指を立てて、
「○ァック!!」
と言いました。
以上、文化の壁とはそう簡単に埋まるものではないと感じた話でした。
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