こんにちは。

ベトナム大家です。

 

私事ですが、ようやく二種電工に合格しました。

これで、コンセント周りのぼったくりから逃れ

自分で施工することができます。

 

実は、去年の実技試験で1度落ちてるんですが

どういう罠があったか解説したいと思います。

 

あれは完全に時間との戦い

時計を持って行かなかったことが敗因でした。

大学の教室には、壁掛け時計があるものだと

思い込んでいましたが、撤去されていました。

 

自分の教室だけ試験時間が5秒短かった、とか

頭のおかしいクレームを入れる奴がいるせいで

各試験官の腕時計でカウントになったそうです。

そして、残り10分ですといったアナウンスもなし。

 

最初の2分で複線図も描いて、何をするべきか

100%理解していたのに、残り時間が見えず

気が付けば時間終了となっていました。

 

ポイントは

・必ず時計を持っていくこと

・雑でいいから、とにかく速く作業すること

です。

 

電線マネジメントが重要

ホーザンの動画をマネしてはいけません。

あの動画の女性は「無限にある電線」から

その都度、必要な量を切り出しています。

実際の現場ではそれが正しいんだろうけど、

試験でそれをやったら詰む可能性があります。

 

(具体例)

・90cmの電線が2本支給されている

・必要な電線は30cm, 45cm, 45cm, 30cm, 30cm

その都度やると、30cmと45cmを切り出した時点で

15cmのチンチクリンな電線が余って詰みます。

 

まず最初にこういう図を書くことです。

・90→45+45

・90→30+30+30

こんな風に余りが出るパターンもあるので注意

・120→45+40+25+余10

 

長さが決まったら、真っ先に切ってしまいます。

狭い作業台の上に長尺物があると邪魔なので

短くしてしまうことで、安心感も得られます。

 

タイムテーブルとしてはこうです。

-10分~-5分:部材を見て候補問題を推測する
-5分~0分:指でエア複線図を描く
0分~5分:鉛筆で複線図と施工条件を書き入れる
5分~10分:すべての電線を切り揃えて、被覆を剥く
10分~20分:小物に接続(ランプレ、引掛、連用枠)
20分~30分:結線(リングスリーブ、差し込み)
30分~40分:見直しタイム

 

あと合格クリップは失格クリップと呼んでいます。

あんなもん7個も8個もジャラジャラ付けたら邪魔で

外し忘れて帰ったりした日には即欠陥です。

リングスリーブ(中)のときに1個だけ使います。

 

これだけイメトレしても魔物が棲んでいたらしく

残り6分の時点で、なぜかコンセントの接地側に

黒線がブッ刺さっているのを見つけましたが

見直しタイムが十分あったので事なきを得ました。