今日は、鉄骨物件の耐久性について
一棟物件、区分所有物件の建築構造とかは、一棟物件を買う方々は、よく見て買っているかと思います。
区分所有だと、ほとんどがRC(鉄筋コンクリート)またはSRC(鉄筋鉄骨コンクリート)物件です。ただ、希に10階建てでも鉄骨の物件があったりするので、要注意。
一棟物件の木造アパートの耐久性が低いのは、だれでも想像がつきます。
木造物件より、RC(鉄筋コンクリート)またはSRC(鉄筋鉄骨コンクリート)の方が耐久性があることは、だれでもわかるかと思います。
木造の一棟物件、鉄骨の一棟物件だと、どちらが耐久性が高いでしょう?
一般的には鉄骨の物件ですが、ここには大きな落とし穴が・・・。
初心者の方だと、
耐久性低い 耐久性高い
木造<<<<<鉄骨<<RC<SRC
ぐらいのイメージで思っているかと思います。
これは、半分正しくて、半分間違っています。
鉄骨の物件には、私が知っている範囲だと大きく2種類のタイプが実際はあります(名称は仮です)。
●鉄骨Aタイプ(仮名称)●
外壁がパネル工法の鉄骨建物(一般的な鉄骨物件・外側に耐火パネルを貼り付けている建物。つなぎ目がたくさんある。)
●鉄骨Bタイプ(仮名称)●
外壁が完全コンクリートの鉄骨建物(ヘーベルハウスなど特殊な物件・外壁が事実上ほぼ疑似コンクリート。つなぎ目が少ない)
この2種類が私の経験上だと存在します。
この2種類は、全く違うレベルの建物です。
鉄骨を仮に上記の基準で区分けると
耐久性低い 耐久性高い
木造<鉄骨A<<<<鉄骨B<<RC<SRC
ぐらいの認識です。
基本的にパネル工法の鉄骨物件(鉄骨A)だと、新築時から雨漏りとかがあったりします。しかも、原因不明で処理されたりもします。
パネルのつなぎ目がたくさんあり、そこをシーリング剤で防水して隙間をなくしているのですが、人間が作るのでどうしてもミスが起きる。
しかも、その穴の発見が目視ではすごく難しい・・・。
また、築20年もすると、パネルのつなぎ目のシーリング剤が劣化して、必ず雨漏りを起こす。
そのため、築20年以上のパネル工法の鉄骨物件は、管理が悪いと、木造よりも雨漏りする物件に当たることがよくあります。しかも、木造よりも原因究明が困難・・・。
なので、鉄骨Aタイプの物件は木造と大差ないと思って良いです。
というか、ほとんどの鉄骨物件はこちらなので、鉄骨は木造と大差ない認識で良いと思います。
ヘーベルハウスなどの外壁が疑似コンクリート的な素材で出来た鉄骨建物(鉄骨B)であれば、基本的には雨漏りはありません。天井の防水さえしっかりしていれば、雨漏りするケースは希です。
外壁も疑似コンクリート的な素材で出来ている場合は、つなぎ目がほとんどありません。つなぎ目が無ければ、雨漏りもしません。
なので、ヘーベルハウス的な構造の鉄骨一棟物件が、一般的な鉄骨物件の価格として一棟で売りに出ている場合は、とても割安です。
●本日のまとめ●
鉄骨物件は、ほとんどのケースで、木造と変わらない耐久性だと思って購入すべし!!
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