先月の話ですが、2DK物件の空き室の入居申し込みが入ったのですが、自治体のルールで契約が流れてしまった話をご紹介します。
入居申し込みがあったのは、就労支援事業を起業する方で、当方物件を、事務所兼作業場として借りたいという事でした。
数名の方が出入りするようになるため、OKするかどうか少し悩みましたが、騒々しくなるような感じではないかなあと思い、OKを出しました。
その方が当方物件を選ばれた理由ですが、就労支援の事業を起業する中で、自治体の補助金も一部受けての起業という事で、開業するための事務所も、自治体の基準に見合ったものでなければならなかったようです。
例えば
◆水害等に関するところでは警戒区域でないかどうか
◆建物構造でいえば、RCかどうか
など色々と諸条件があったようです
一応それらの条件をクリアする物件を探す中で、家賃帯や立地も含めなかなか選択肢に該当する物件が少なかった中で、当方物件が該当したという事でした
そしていざ契約手続きに進もうという段階で、ストップがかかったのです。
その理由は
先ほどの自治体の条件の中で、後から分かったもう一つクリアしていない設備があったようです。
それは消防設備です。
もちろん消火器や火災報知機など法令に準じた設備は当然設置されていますが、その就労支援を開業するにあたっての自治体の基準要件に該当する消防設備は設置されていないという事で自治体の許可がでませんでした。
それは、集中分電盤のある火災報知設備がないという点です。テナントビルにあるような大掛かりなもののようです。。。。
それを新たに設置するには数十万いや何百万?。。。。費用対効果を考えるとその入居のために新たに消防設備を設置するまでには至りませんでしたので、やむを得ず見送りとなりました
これはこの自治体独自のルールであるため、どうしようもありません。。。。
折角の機会でしたがとても残念な結果となりました。
その方のその後の事はわかりませんが、いい事務所が見つかることを願うばかりです。。。
いつもお読みいただきありがとうございます♪
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