北国の大家です。
いつもコラムをお読み頂き、ありがとうございます。
大雪が続いているので現実逃避です(汗)。
土曜日は8度まで上がるようです。
期待しています!
スキームの調べは付いたので、次は税務の勉強です!
ですが、ネット上の教科書的な記事を幾つ読んでも、理解できません。点と点が線でつながらない、腑に落ちない感覚で、入って来ないと言えば良いのですかね(汗)。
そこで、頼るのは妻と自宅併設物件です。
納税は妻の仕事だったので、妻を巻き込むことにしました(汗)。
二人で実際に支払った税金の記憶と記録を辿り、古い決算書を引っ張り出し、スキームも考慮しながら、私達なりに調べ始めました!
<今回のアジェンダ>
1不動産の登記を知る
2減価償却費を知る
3固定資産税を知る
4不動産取得税を知る
5法人税たち
6まとめ
7名言コーナー(新企画です)
私たちの苦悩の経緯が伝わるでしょうか。
こんな感じでした!
1 不動産の登記を知る
新築の登記は、表示登記、保存登記です。
そして私達はこれしか知りません(汗)。
調べると、中古アパートは所有権移転登記が必要でした。
自宅併設物件の新築時は、表示登記、保存登記の順に2回登記しました。中古が1回の登記で済むなら、楽で良いなと感じました。
登録免許税は評価額x1.5%~2%、これに司法書士の先生に手数料を支払う。
売買仲介業者から諸経費の一覧などを取り寄せて、費目をつかみ個別に調べましたが、面倒になり、諸経費は販売価格の6%として覚えることにしました(汗)。
2 減価償却費を知る
私達がアパート経営を始めたころ(25年前)は、昔は定率法/定額法のどちらでも選択できましたが。今は定額法しか選べません。
減価償却も新築の計算式しか知りません。
中古の計算式を探すと、割と簡単に見つかりました。
<償却期間の計算式>
(法定耐用年数 – 築年数)+ 築年数 × 20%
例)
木造、築10年
(法定耐用年数22年 – 築年数10年)+ 築年数10年 × 20% = 14
償却期間 14年間
木造、築22年
(法定耐用年数22年 – 築年数22年)+ 築年数22年 × 20% = 4.4
償却期間 4年間※小数点以下切り捨て
購入後5~6年で中古アパートを売却するのは、個人の譲渡益課税のほか、この4年間の償却期間も影響しているなと感じました。
関連して、減価償却をたっぷり計上すると、赤字になることが想定されます。
この赤字を捨てるのはもったいないので、どのくらい赤字を繰り越せるか調べました。
個人:強制償却 欠損金(赤字)の繰越3年
法人:任意償却 欠損金(赤字)の繰越10年
当時の私たちの結論は
経費(法人では損金)計上や、赤字の取り扱いでは法人が有利!
(但し、法人の維持コストも無視できない。シミュレーションが必要)
但し、今までの私たち(個人事業)は、残したエビデンスが少なく、赤字にしたことは数回しかありません。黒字経営に努めていました(笑)!
法人ではしっかりとエビデンスを残して、CF黒字・(減価償却による)帳簿赤字は「アリ」で進める事にしました!
3 固定資産税を知る
中古アパートの購入時は、売主から納付書を貰うので、算定する必要はありません。
毎年100万円近い固定資産税を20年以上支払ってきた私達には、相当に安い額に見えて、木造のメリットを感じるだろうと思っていました。
・木造で築22年以内の場合、建物は翌年には減価されて少しだけ安くなります。
・決算時の減価償却では残存価額が1円まで減価されますが、固定資産税の評価額(残存価額)の場合は、残価が2割程度残ります。
築22年超の木造の場合は、
・将来、固定資産税が下がる可能性が少ない。
・「残存価額x5」で初年度の評価額を逆算して、新築時の建物評価額を類推する。
私は毎回やっていますが、単に興味本位です(汗)。
4 不動産取得税を知る
税率は、本則、固定資産評価額の4%、令和6年3月まで3%の軽減措置がある。土地は令和6年3月まで課税評価額が2分の1となる軽減措置がある。など調べましたが、結局は
ざっくり計算で、
3千万円のアパートで、40万円前後と想定!
としました。細かいことはExcelにお任せです。
細かすぎて頭に入りません(汗)。
5 法人税たち
【国税】法人税
【国税】特別法人事業税※
【都道府県】法人事業税
【都道府県】法人住民税(均等割、法人税割)
【市区町村】法人住民税(均等割、法人税割)
※徴収は法人事業税と併せて、都道府県が実施
売却など、大きな利益が上がる決算では重要になるが、減価償却がある期間は、利益<CFであれば、感覚的な経営でも乗り切れる(汗)!
当時の私の感覚です!
昨年、消費税と法人税で数百万円を納税しました。
6か月後には、決算時の半額を中間納税しました。
とても痛いです(汗)。
自分の勉強不足を痛感しました。
6 まとめ
1棟目は
■妻の法人で消費税還付、
■最速(4年)で減価償却を行う、
■欠損金が尽きた(節税できない)頃に免税法人となる、
■免税事業者で物件を売却する!
妻の法人としたのは、私が
失業給付を、全額受給(汗)
するためです。
【税理士が教えなかった事】
本当に最速で減価償却すると、4年後の建物価格(簿価)は1円です。簿価1円を数千万円で売却する時に、間違う事はできません。
市況(販売価格)、残債、法人税額の納税額など、十分なシミュレーションを経て売却時期を設定する必要があると思いました!
※批判ではありません。全てを誰かに頼ることはできない一例です。
ここまでで、スキーム・税務の計画は終了しました。
次回、やっと物件選びを始めます(汗)!
7 名言コーナー
新企画です(汗)
今回から、私が受けた名言セラピーで、良いなと思ったものをご紹介致します。一回目はこちら!
「ここにストレスに対処するための二段階の処方がある。」
「第一ステップ、小さなことにくよくよするな。」
「第二ステップ、すべては小さなことであるのを忘れるな。」
アンソニー・ロビンズ(アメリカ人、経営者の人気コーチ)
【コメント】
過去に執着する価値は無さそうですね。
私も前向きな心で、毎日を過ごそうと思います。
-以上です-
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