昨年の後半頃から空室が続いていた学生向けのアパートですが、繁忙期を前に床をカーペットからクッションフロアにリフォームしました。
カーペットは入居付けに苦労する
この物件は購入前から床がカーペットであることが懸念点でした。
個人的にはまだまだ綺麗なので当面はこのまま様子見したかったのですが、仲介会社からは入居付けに苦労している一番の要因だと言われていました。
当初、僕の不勉強もあり「もともとカーペットだった床をクッションフロアに張り替えるにはそれなりの費用が掛かる」と思い込んでいましたが、実際にはクッションフロアの張り替えとそれ程負担感は変わりません。
ワンルームの場合、個人で修繕すると道具が揃っていればプラス材料費として1万〜2万程で済みそうです。業者に依頼しても5万円〜8万円程になるのが一般的です。
例え業者に依頼したとしても、家賃に換算して2ヶ月分程なので、今の時期(2月〜3月の繁忙期)を逃さないためにも、リフォームを進める流れになりました。
床のリフォームに立ち会ってみて
僕はこれまでに家主仲間の物件でリフォーム(DIY)のお手伝いをした経験はありましたが、今回は業者に作業を依頼することにしました。
そして、せっかくの機会なので見学を兼ねてリフォームに立ち合わせて頂きました。
今回の主な作業工程は以下の通りです。
・既存カーペット剥がし(プリングクローで剥がす)
・下地調整(シーリング材で補修)
・クッションフロア貼り付け(接着剤、ジョイントローラーを利用)
・不要箇所のカット(CF用カッターを利用)
・ソフト巾木貼り付け(接着剤を利用)
ただ、リフォームを進める上で当時の建築業者のちょっとした不手際が見つかりました。
通常、カーペットを貼り付ける時には専用の接着剤を利用しますが、(おそらくクッションフロア用の)誤った接着剤が使われていたため、既存のカーペットを剥がすのにとても苦労しました。その結果、下地調整にも手間がかかり、下地を損傷させてしまいました。
(損傷部分はシーリング材で綺麗に埋めてもらいました。)
他にもカーペットと巾木を貼り付ける順番にも誤りがありました。
本来、巾木は壁紙や床を張り替えた後に貼り付けることで、壁紙や床の間の隙間を隠す(見た目を良くする)効果もあるのですが、この物件では巾木を貼り付けた後にカーペットが貼られていました。
ちなみに次回以降は今敷かれているクッションフロアの上から新しいクッションフロアを二重に重ねて貼り付けることになりそうです。
そうすることで、今後は1枚目のクッションフロアを剥がす必要が無い(これ以上、下地を損傷させる心配が無い)ですし、防音性も高くなります。
今後も随時対応予定
関西だと大阪や兵庫の中心地などでは入退去のたびに床やクロスや交換することもありますが、敷金や礼金などの初期費用が不要な比較的地方の物件ではリフォームを見送ることも多いです。
ただ、今回のように床がカーペットであることで入居者付けに苦労するような物件だと、遅かれ早かれ対応する必要がありますね。
ちなみに、この物件のリフォームは2月中旬に実施したのですが、4日後には次の入居者が決まりました。たまたま繁忙期と重なったこともありますが、クッションフロアの効果(と言うかカーペットの不人気ぶり)は絶大です。
今後、他の部屋についても段階的に床をリフォームしていくことになりそうです。
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