そらまめ父さんです。

また以前の投稿から長い時間が経ってしまいました。毎度思うことですが、継続して執筆を続けておられるレギュラーコラムニストの皆さまに敬慕の念を抱かずにはいられません。

 

太陽光を数基所有しておりますが、50kw太陽光発電システムはだいたい田舎の6〜8世帯アパートと同程度の収入を生みます。もちろん、売電期間が定められていたり、資産性には違いがあったり、単純に比較はできませんが。ただ、太陽光の世界でも、猛者は存在するもので、個人で数メガ(数1000kw)規模で事業を行っている方もたくさんいらっしゃいます。部屋数にすれば数100世帯分の売り上げになると思います。

 

不動産賃貸でも太陽光売電でも総収入がわかると大方の事業規模を推測することができます。もちろん、かかってくる費用や物件の利回りなどによって、正確な比較は困難ですが、興味本位の推測には十分です。では、最近では投資や不動産分野でも数万人単位でチャンネル登録者数を増やしておられるYouTuberの方々の事業スケールは不動産賃貸と比べて、どの程度なのでしょうか?

 

私個人は旅好きが高じてコロナ禍で様々な旅系YouTubeを視聴し続けました。登録者数5万人を超えたあたりから、旅が仕事になっていっている印象でしたので、おそらく平均収入に近いのではと感じています。これを地方中古不動産賃貸業に当てはめると、だいたい50世帯所有で2億円くらいの借入がある状態なのかなとイメージできました。

 

では、不動産賃貸業者とYouTuberがお互いに上記のような事業規模と仮定した場合、そこに費やされる労力はどう比較できるでしょうか?おそらく撮影から編集作業など実質的拘束時間が長いのは間違いなくYouTuberの皆さまかと思います。一方、売買の緊張感、金融機関とのやり取りや借入のハードル、管理会社や入居者、業者さんたちとの交渉などなど、拘束時間は短いものの、多方面に気を使う場面が多いのは我々不動産賃貸業者です。

 

そう考えると、YouTuberは物理的ストレス、不動産賃貸業者は精神的ストレスに打ち勝ってはじめて食べていけるのかなと感じました。もちろん、YouTuberさんたちには競争があり、登録者数、再生回数を伸ばす中で精神的ストレスはたくさんあると思いますが。将来、旅をライフワークにしたい人間として、もし旅人になりたい人がいたら、YouTuberとして旅人を目指すのも良いですが、不動産賃貸業者として旅人を目指せる可能性もあることを伝えたいです。