北国の大家です。
いつもコラムをお読み頂き、ありがとうございます。
苫小牧市の有名な食堂です。
天井にまで色紙が敷き詰められています。
北海道も雪が融けて、すっかり春らしくなってきました。
今年の花見はやや早く、今月下旬の予想もでています。
今回は北海道の賃貸経営のリアルをお届け致します。
既に北海道に物件をお持ちの方のほか、北海道に物件を購入しようとする方などに届ける物があればと、思っています!
1回目のテーマは
排雪
雪を重機で取り除き、ダンプに積んで捨てることです。
昨年購入した新築のRCでご説明します。
BEFORE
AFTER
この部分は雪捨て場です。
入居者(時は私達が)が、車道や駐車場の雪を積み上げるスペースでした。
これを除雪と言います。
除雪をしないと車が駐車場から出せなかったり、エントランス前の出入りが不便になるので、雪国人であれば、入居者も誰に強制されることもなく、習慣として除雪をします。
除雪ショベルなども自身で購入します。
しかし、積み上げられた雪は、住民や入居者では成す術がありません。
雪を積みきれない、窓の高さまで積み上がり危ないとなった時に、雪の山を取り除くのが排雪です。
この時も、エントランスの窓ガラスまで雪が迫って、急迫不正の事態でした。
排雪業者は雪のない状態を確認して、事故を防ごうとする場合もありますが、今回は資料提示を求められませんでした。
排雪業者さんが、独自にストリートビューで確認したそうです。
しかし、新築なのでストリートビューに、このRCは映っていません。
取り壊し前の戸建てが映っていました(汗)
結果、排雪業者は雪のない状態(建物の形状等)が不明のまま、
えいや!
と排雪作業を始めました。
その結果、事故が起きました・・・(涙)
雪解け後の画像がこちらです。
鉄筋を切り、完全に破壊しています(大汗)
この低いRC擁壁がある事を知らずに重機(ショベルカー)で、雪を掻きだすときに、引っ掻き壊してしまいました。
躯体ではないとは言え・・・
新築なのですが!(涙)
はい、昨年6月に購入したRCで新築です。
確かに雪が積もる前の
画像提供を行う
図面を渡す
などで、回避できた事ではあります。
私はこの物件以外は、ロードヒーティングと言う、雪を溶かす装置の物件しかなく、
排雪を依頼
するのは初めてでした💦
長年雪国に住んでいても、初めての試みには失敗があるなと言う感想です。
しかしこれは来週にも
保険金で修繕
を実施します。
保険金が出るという事です!
但し、保険金は私(オーナー)の火災保険ではなく、
排雪業者の賠償保険
こんな所でも保険は頼りになります。
まとめ
重機などを使う大掛かりな排雪は、毎年違う業者への発注となる事もあります。
排雪は冬限定の作業なので、専門の業者はいないのです。
夏場に土木、塗装などを行っている業者が、冬場の本業が出来ない時期に、スポットで行っているのが実態です。
今回は私も勉強になりました!
排雪業者に建築図面、夏場の写真
などを渡して、極力事故を減らす必要がある!
ちなみに、排雪時の事故は結構な数があるようです。
最低限、排雪業者が保険に加入しているかは、確認した方が良さそうです。
―以上です―
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