皆さん、新築(築浅)派ですか?築古派ですか?
私は両方やっています。土地から新築もあれば、古いのは築60年をもうすぐ迎えます
何だかんだ10年運営してきたので、各々の良かったこと、悪かったことは、少し見えてきたかな?
■先ずは利回り成績の面の話から
築古は修繕費がかかる!について先ず、述べます
私、耐用年数オーバーの物件を複数所有しています
結果から言うと、この10年で概ね平均で、購入価格の20%ほどの修繕費を要しました
例えば1億円の物件なら2000万円ですね。ほぼかからなかった物件もありますが、掛かった物件の平均はこのくらいです
※私は割と保守的に買った直後でも気になったら直しちゃうので、少し多いかもしれません。逆に言えば、購入時からの修繕負債はこの20%でほぼなくなっていると思います。政策金融公庫から借りてやったものと、キャッシュでやったものがあります
一方で、私の保有新築勢は、現在まで修繕や簡易的な補修を含めて、ほぼゼロです(保有年数4年~9年の幅)。1度設備が故障した物件がありましたが、保証でカバーできたのでノーカウントということで
私の少ない実績である購入価格の20%はかかる、を、正にしますと、利回り7%の築古物件は、直した後5.8%ってことですね(7/120)。23区好立地で新築相場を今5%っていうなら、修繕掛かりそうな築古はその後のリスクも踏まえて、最低7%以上では買わないと辛そうですという結果論
利回りでいえば新築相場→利回り✕1.4倍は最低ないと割に合わないという感想
■手間の面から
10棟少々しか無いですし、自主管理でもありませんから、そもそも全体の手間がそんなに多いわけでもないのですが、正直、イベントドリブンで何か対応するって言うと、新築勢はほぼゼロ、対応の大半は築古の方の物件の対応です。そうはいっても管理会社ありますし、DIYもしないので、手間と言っても本業の合間に出来る程度ですが
・工事はやっぱプロジェクトなんでまぁまぁ大変
・外壁、階段室(or外階段)、室内リノベ、屋上、etc
・必要に迫られて給水系・電気系の対応
なんかぶっ壊れたとか連絡くる
水が漏れてきた、と連絡くると、焦る
電気がイカれた時はもう終わったかと思いました
毎月あるわけじゃないけど、ここ10年で全部はじめて経験したことだったから、心理的には結構奪われたと思います
■ポテンシャルの面から
新築勢は、平均賃料上昇率は3%程度でした。1物件は2%ほど下がったのもあります(新築時上手く繁忙期で高く入った物件)。築古勢は、平均賃料上昇率は20%を超えています、最大上昇幅は30%超えた物件もあり(商業系です)、下落はゼロ
まぁ結構直したりリノベしたりしていますからね、ポテンシャルは築古の方が圧倒です
返済後のCFベースで築古の方が圧倒的にいい成績になっています
■再販性の面から
新築勢は再販も融資が付きやすいので、当面のところ、比較的安全だと思っています
築古勢は今の時代融資が付き辛いと思うので、それなりに納得した立地で買っているとはいえ、再販は自分の期待した価格通りには行かないかもしれません。ただ、平均的には土地値の1.2倍を超えた購買はありません、残債も土地値は下回っています。長い目で見れば安全にやっていると思います
■総論としては
新築は、土地からであれば、建築の瞬間にその努力の成果の大半が集中、創るで勝負決まる
個人的には、不動産でなにらかすることが趣味的に好きなので、運営に入ってから努力で利回りあげたり出来るという点では、築古の方が好きです
問題は、昨今は、そういうポテンシャルありそうで、高利回りで買えそうな耐用オーバーの築古があっても、近年は融資が上手くいかん事ですね。流石に現金買いしてでも、というほど自己資金に余裕がありませんので、現実としては今はほぼご新規さんはお休みです(23区の私のエリアだと小アパートでも5,000万円は下限かなというところですので。。)
でも、また融資出来る幅が広がったら、古いの買いますよー
育てるの楽しいのと、手間をかけずに新築…よりは、手間をかけてでもチャレンジしないとお金たまらんフェーズですので!
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