01からの続きです。興味のある方は01からお読みください
東京23区に隣接するB県に住むSさん。自宅そばに新築アパートへの不動産投資を勧められ、田舎に住む父親に相談するのでした
Sさんの父親の話
東京圏に住むSさんから、B県D市(東京のベットタウン、Sさんの自宅の近隣)での新築アパートへの投資の話を聞いた故郷にいるSさんの父親は、こんなことを話し始めました
「悪い話ではないような気がするが、お前も子どもたちが大学を卒業して独り立ちしたら、こっちに帰ってきてうちのスーパーを継いでくれるんだよな。だったら、不動産投資は、こっちでやったほうがいいんじゃないのか?」
「そうなのかもしれないけど、そっちで新築アパートなんて建築できるの?」
「なにを言っているんだ。この辺はE市(県庁所在地)の会社に通うサラリーマンのいいベットタウンなんだぞ。よし、明日、知り合いの不動産屋に新築アパートのいいものがでていないか聞いといてやるよ」
それから数日後、Sさんは、父親からのメールで、実家のA県F市での新築アパートの売出し広告を受信しました
地方の不動産投資
Sさんが父親からもらった新築アパートは以下のようなものです
A県F市(県庁所在地の隣接市)
の路線価 3万/㎡
「えっ!なにこれ?こっちのB県D市(東京のベッドタウン)とまるっきり同じような大きさのアパートじゃないか!それにしても土地の値段が4倍も違うなんて、どういうことなんだ???なるほど、路線価が3万円/㎡なのか・・・」
では、もう一度、2つの物件を比較してみましょう
大きな違いは地価
「やっぱり、東京近郊は地価が高いんだなぁ。それにしても自分の地元って地価安すぎだよ!同じようなアパートなのに、土地の値段が4倍も違うんだ。価格だと2000万円の差か・・・
実家の方に投資するほうがいいのかなぁ?おやじもあのあたりは、人口も増えていて賃貸住宅の需要もあるっていっていたなぁ・・・
あれ、でもおかしいな?表面利回りは1%も違わないぞ。そうか、家賃が違うんだ!
えー!どっちがいいのか全くわからないよ~!!」
困りましたね。でもそんなときこそ、不動産投資シミュレーションでしょう。テリシムライトの出番です!!
(つづく)
本コラムの収支シュミレーションのテリシムライト:Excelファイル(サンプル04)は私のHPからダウンロードすることができます。参考にしてみてください
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