前回の復習
前回は、よく「初心者は戸建から始めるべき」論に対して、反対する意見を書きました。
幾つか前提を満たす必要はありますが、レバレッジというものの性質から、おおむね正しい内容だと思っています。
今回のお話
わたしが融資の組み立てについて、ちょっとだけ後悔していることを書きますね。
いきなりですが、O銀行を使わなかったことです。
O銀行は最初しか使えないから、最初に使っておけって言われますよね。
でも、これが後悔している理由じゃないんですよ。
わたしは、戸建スタートなんですが(いきなり前回の話に疑義w)、一棟ものを買った時、地銀スタートなんですよね。
だから、Oを使ってないんです。
これは、コロナにより一時的にOが頭金をそこそこ求めた時期で、物件価格が1.3億位したので、Oが当時求めていた15~20%の頭金が出せなかったんですよ。諸経費入れると4000万くらい用意しなくちゃいけなくなるのでさすがに無理。
で、頭金比率を押さえられる銀行を探して、首尾よく7%位でやってもらえる先を探しました。
金利もOより低く、最初は上手く行ったと思ったんですよ。
サラリーマン属性が残っている間に、長く付き合える地銀を開拓できた!って。
今もここで、審査を進めてもらっていて、本部とごちゃごちゃやっており、着実に次にもつながっています。
じゃあ、なんで失敗か?
もう、Oが使えないからじゃないんですよ。
その視点で言うなら、一回こっきりのOよりほかの金融機関を開拓することがマイナスとは思えない。
失敗って思う理由は、「融資先に配慮して物件が売りにくいから」なんですよね。
前回のコラムとも関係するのですが、普通のサラリーマンスタートの人にとって、投資初期に最低一回、売却益を取る必要があると思っています。
それによって、手元資金と属性を強化して、もう一回勝負しにいくっていうのが、効率が良いかと。
その前提に立った時、どうせ一回しか貸してくれないOは使いやすいんですよね。後ろ足で砂かけて上等なんで。
一方で、長く付き合いたい先にお借りしたわたしの場合は悩ましいです。
物件と戦略の特徴上、あと4年以内くらいに物件売却がほぼ必然なのですが、その際に銀行はわたしに軽く裏切られた感じになるんですよ。
かなし。
裏切りも何も、やるべきことはやるしかないのですが、とはいえ、いろいろと心理的に負担でございます。
たぶん、このまま行ってこの物件を売却したら、付き合いが無くなってしまう可能性すらある。
まあ、大きな売却益を得て、そのお金を背景に付き合いを継続するっていう「力こそパワー」的展開になれば最高ですが、それには運も絡むので100%BETは戦略的におかしいでしょう。
だから、とりあえず、2棟目もこの地銀から買って、期限前返済してもそれって全体のごく一部ですよね状態を作っていきたいと思います。
でも、こんなこと考えなくても済むOで売却益確保用の物件を仕込むのがベストって結論に達したので、わたしの反省とともに公開させていただきます。
俺みたいになるな。
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