僕の、今年の一大プロジェクトである新築アパート計画ですが、当初は4月着工~8月完成予定で動いていました。

…が、現実は7月着工~12月完成予定と、大幅に遅れて進んでいる状況です。

そもそも、なぜ完成予定が4ヶ月も遅れることになったのか?…その全貌を語りたいと思います。

 

 

 

材料費高騰問題に直面

過去のコラムでも紹介しましたが、今回の新築アパート計画は、昨年の夏頃から動き始めたプロジェクトでした。

計画の内容は、こんな感じでした。

・木造アパート2階建て
・総戸数6戸
・総事業費約5,200万円
・満室時年間家賃収入約420万円
・利回り約8%

この総事業費のうち、工事費は4,246万円を予定していました。以下、内訳になります。

・建築工事費・・・3,100万円
・杭工事・・・・・360万円
・造成外構工事・・400万円
・消費税・・・・・386万円

で、ここからですよ。皆さまもご存じの通り、材料費が高騰していくんです。楽待新聞でも、ウッドショック材料費値上げに関する記事が出てましたよね…。

 

 

 

設計事務所にて打ち合わせ

今年に入り、設計事務所で打ち合わせを重ねていたのですが、その中で材料費値上げについての話も出ていました。「とても予定していた工事費でできる状況ではない」と…。

そして2月、設計士さんより「色々と段取りがあるので、工期が数ヶ月延びても大丈夫か?」と尋ねられました。

その理由ですが、このままでは当初の計画の工事費ではできないため、何か考えがあるようでした。

とは言え、昨年から進めていたプロジェクトですよ?数ヶ月も延びるなんて納得できますか?

僕は、意を決してこのように答えました。

「はい!大丈夫です!全く急いでいませんので、プロにお任せします!」

…と。笑

工事費を抑えることが最優先ですからね。笑

 

 

 

ついに工事請負契約へ

段取りを設計士さんに託したものの、僕は工事費が高くならないか不安な気持ちを抱えて過ごしていました。

…が、結論から言うと、当初の計画通りの工事費で大丈夫でした!

ロジックはこうです。

この設計事務所は他にも複数の案件を抱えていました。そこで、僕の新築アパート工事を他の案件と抱き合わせ、同時進行で進めることによりコスト削減を実現させたとのことでした。

これは、とてもありがたいことです。設計士さん曰く「今後の新たな案件は、とても同等の単価ではできない」とのことでしたので、僕はギリギリ滑り込みセーフだったのです。

このような流れを経て、6月中旬に工務店と工事請負契約を交わすことができたのでした。

 

 

 

現在の状況

その後、7月に着工してからは順調に進んでいます。

現在は、工務店の社長と連絡を取り合いながら進めているのですが、外壁や内装の打ち合わせなどは、やはりワクワクします。

完成予定は、当初の8月から12月へと4ヶ月遅れることになったのですが、ちょうど繁忙期に突入していく時期ですので、客付け面でもプラスに働きそうです。

僕は「1月にズレてもいいですよ」と伝えているのですが、今のところ12月完成で順調に進んでいるようです。税金支払いのことを考えると、1月完成の方が好都合だったりするのですが、それって僕の都合でしかありませんね。笑

※実際の画像(9/25撮影)

 

ここまでご覧いただきましたように、完成予定が4ヶ月も遅れたのは、計画通りの工事費で進めるために、設計事務所が尽力してくださった結果でした。本当に、ありがたいことですよね。

…が、最終的に総事業費は、当初の計画から上振れすることが確定しています。笑

それはまた、別のコラムで…。