北国の大家です。
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<あっさりラーメン>
札幌ラーメンと言えば太ちぢれ麺(こってり味)が有名ですが、最近はストレート麺(あっさり味)が静かなブームです。
9月の最後のコラムで「人生ゲームは、才能と運のどちらで決まるのか!?」を書きました。
イグノーベル賞という「人々を笑わせ考えさせた研究」に与えられる賞で
才能 vs 運
(成功と失敗における偶然性の役割)
を紹介しました。
※ちなみにイグノーベル賞と言っても、審査員はハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)から選出され、授賞式はハーバード大学で行われます。MITで講演会が行われることもあるようです。
研究報告を一言で言うと、こんな感じでした。
・「才能のある人」より「中の上程度の才能で一番ラッキーな人」が大成功する確率が高い
・成功を自分の能力だと言う人は、後付けバイアスが掛かっている場合が多い
でしたが、実はこの研究には続きがありました!
■後続のテーマ
資産はどう分配すればよいのか?
このチームは研究資金の分配について、研究しました。
具体的には・・政府が科学者に研究資金を分配する時の戦略でした。
■シミュレーション
次の3パターンで投資を行った時、全体のリターンが最大になるのはどれか?をシミュレーションしました。
①平等基準
全ての科学者に平等に分配する。
②能力基準
業績連動型で、過去の業績に応じて優秀な科学者には多く、成果が出ない科学者には少なく分配する。(サラリーマンの業績連動に近い)
③選択的ランダム
優秀な科学者のグループに傾斜配分して、残りを他の科学者で分配する。
・・・さて、どんな結果になったのでしょうか?・・・
■結果
【最良の選択】 ①平等基準
【次点の選択】 ③選択的ランダム
【最悪の選択】 ②能力基準(サラリーマンの業績連動に近い)
ここでも幸運が成功に依存する事が解ります。
誰が成功するか分からないので、全員に均等配分する事で、全体として最大の効果(成果)が得られるという訳です。
■この実験結果が示唆する物
私はこのシミュレーション結果から、次の2点を痛感しました。
①最も成功した人が、最も才能のある人ではない
最も才能のある人は社会に埋もれているともいえます。
資本主義は“資本”で人を評価するので、大富豪に過度なリソースや名声を与え、更に成功の機会を与える。
この結果はフランスの経済会社、トマ・ピケティ「21世紀の資本」の主張とも一致します。
不動産投資で言えば、資産背景があるほど(資産家ほど)借り入れがしやすいのも事実です。
一言で言えば、大富豪は、最も才能のある人間ではないという事です。
現代の資本主義は、才能のある人間に不利に働きます。
資本主義は実力主義ではないという事です。
これを受け入れた場合、会社の人事・賞与評価は、少しズレている感じもしますよね(汗)。
②才能よりも、幸運に遭遇する回数が重要
新機軸などのアイディアを考えたり、感謝の心を忘れずに(利他の心を持ち)幸運に遭遇する機会を増やすことが重要となります。
■まとめ
能力より幸運、そして幸運は呼び込める!
裏技や資産背景もありますが、それよりは幸運を呼び込むのが成功への近道なんだと思います。
・感謝の心が大切(持論は正しかった)
不動産投資に限らず、成功には「感謝の心」が重要だということ。
利他の心と言い換えても良く、他者貢献などで良いご縁を紡ぎたい所です。
楽待動画で緑のつなぎを着ている広之内友輝さんは、楽待動画の「私の一棟目」で「成功に必要なのは、感謝の心」と言いました。
僭越ですが、これは私の持論でもあり、全く同意見です!
私が成功者か否かは皆様の判断に任せます(汗)
②幸運に気づく回数も大事
幸運が目の前を通過する時に、多くの方が幸運と気付かずに見過ごしていると思います。
私の持論としては・・
・自分の強みを再確認する(チャンスを見逃さない)
自分には、わかる・できると思える回数を増やす。
重要なのは、できる!と思えなければ、やろう!となりません(汗)。
・脳に空き領域を作る(時間の使い方が大切)
仕事・作業を溜めない、整理整頓に心がけるなどして、脳に新しい情報が流れ込む場所を用意する。
常に古いものを捨てる習慣・勇気をもって幸運に遭遇する機会を増やす。
新機軸・ドミナントなどの戦略、歪みを見抜く戦術を脳にインストールしておくとチャンス到来!と感じる場面も多いかもしれません。
この研究は、
脱サラ後に私達が学び感じた事と、ピタリと一致する結果です
非常に共感する研究成果でした!
結論が前回と同じなのが恐縮です(汗)
今回のコラムは如何だったでしょうか?
私達夫婦はコラムを通じて初心者の方に、不動産投資に取り組む際の「情報」と「勇気」を届ける事をテーマとしています。
我々の実践行動が、少しでも皆様のお役に立つ事を願っています。
―以上です―
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