7月、僕は生活保護受給者の入居者さん(通称:ゴルァ!さん)に夜逃げされました。
※関連コラム:『夜逃げされた』(7月23日投稿)
今回は、この部屋のその後についてご紹介したいと思います。
夜逃げ後の部屋確認
7月下旬、保証会社の担当者と一緒に部屋の確認を行いました。荒らされていないか凄く不安でしたが、思ったよりまともな状態でした。
※関連コラム『夜逃げされた部屋を見てきた』(7月26日投稿)
気になる残置物ですが、保証会社が撤去の段取りを行ってくれるため、「どれが部屋の設備か?」「どれが残置物か?」を担当者より尋ねられました。
この確認作業が終わり「撤去日が決まり次第、連絡します」と告げられ、部屋を後にしました。
※実際の画像※
残置物撤去、家賃保証終了
残置物撤去日は、8月中旬の平日に決まりました。僕は仕事で立ち会えないため、保証会社の担当者に任せることにしました。
当日の夕方、無事に残置物撤去が完了したと、担当者より連絡が入りました。この残置物撤去日をもって、家賃保証は終了となります。
ゴルァ!さんが滞納しても家賃を保証し続けてくれた保証会社…家賃保証が終了となったことで、そのありがたさが身に沁みたのでした。
原状回復工事
残置物撤去が終わり、業者さんに原状回復工事の見積もり依頼をしました。ぱっと見、部屋はそんなに傷んでいないように見えていたのですが、僕が見落としていた箇所もあったため、見積もり金額は約15万円と、予想よりは少し高めでした。
見落としていた箇所は、ガラス割れ・カーテンレール破損・浴室換気扇故障、クロス汚れなどです。また、部屋は3DKで全居室にエアコン(計4基)がついているのですが、その全てのエアコンクリーニング費用も含まれています。
エアコンクリーニングは外そうかなとも思いましたが、夏に別の物件を無償で水漏れ調査してもらったりもしたので、このままお願いすることにしました。
原状回復工事は、8月下旬~9月上旬頃より始まりました。追加で壁の補修をお願いしたり、別の修理箇所が出てきたりしたため、最終的には約18万円の費用がかかりました。
※実際の画像※
汲み取り費用立て替え
この物件は汲み取り式なのですが、ゴルァ!さんは汲み取り業者さんに対し未納が発生していたため、便槽がいっぱいの状態でした。
これでは、次の入居者募集もできません。9月中旬、僕は未納分を立て替え、汲み取り作業をしていただきました。もちろん、作業していただいた分の費用も支払っています。
この未納分と汲み取り作業にかかった費用の合計は、8,800円(税込)になります。汲み取り業者さんに、ゴルァ!さん宛の請求書を発行してもらいました。
代位弁済請求
10月上旬、僕は保証会社に代位弁済請求をしました。
請求分は、以下になります。
①早期解約違約金
②退去時精算費用
①は「2年未満の解約は違約金として賃料1ヶ月分をいただく特約」を付けていたため請求しました。賃料は、35,000円(共益費含む)です。
②は「原状回復工事費用(借主負担分)」と「汲み取り費用立て替え分」を合わせて請求しました。原状回復工事費用(借主負担分)は46,200円、汲み取り費用立て替え分は8,800円、合計55,000円(税込)です。
上記①と②を合わせて、90,000円の代位弁済請求額となります。
問題なければ、10月末日に送金される見込みです。
※実際の画像※
…以上、夜逃げされた部屋のその後でした。
…あっ!
大事なことを忘れてました!
代位弁済請求のあと…
入居申し込みが入りました。
そして…
本日、鍵渡しです。
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