前回のコラムでは、保証会社に代位弁済請求したことをご紹介しました。
※前回のコラム『夜逃げされた部屋のその後・・・』(10月27日投稿)

請求したのは…

①早期解約違約金
②退去時清算費用

…の2点です。

「問題がなければ10月末日送金となります」との返事をいただいていたのですが…

代位弁済請求から約2週間後、保証会社からツッコミが入ったのです

 

 

 

早期解約違約金について

ツッコミが入ったのは、早期解約違約金についてでした。

まずは、夜逃げされた部屋の早期解約違約金についての特約をご覧ください。

『契約始期日から24ヶ月未満の解約は違約金として賃料1ヶ月分相当額を支払うものとする』

…です。

そして、今回の夜逃げは24ヶ月未満の解約となりますので、1ヶ月分を請求しました。

ちなみに、夜逃げされた部屋の月額賃料は…

家賃32,000円/共益費3,000円

…でした。

よって、僕は早期解約違約金として、家賃と共益費を合わせた35,000円を請求したのです。

 

 

 

保証会社からのツッコミ

保証会社からのツッコミは、以下のような内容でした。

「今回、早期解約違約金で35,000円を請求されてますが、特約を確認したところ、違約金は賃料1ヶ月分相当額となっています。こちらのお部屋は家賃32,000円・共益費3,000円ですので、賃料1ヶ月分相当額は32,000円になると思うのですが…。」

何と、賃料1ヶ月分相当額共益費は含まないとおっしゃるではないですか!

 

 

 

僕から保証会社へ質問

正直、ツッコミ内容にはあまり納得していなかったのですが、3,000円の誤差ですし、僕は別に32,000円でもいいやという気持ちでした。

とは言え、率直に思ったことを質問してみました。

「賃料という言葉には、共益費は含まれないんですね…。私は御社から、月額35,000円を保証していただいてましたので、早期解約違約金もこの月額が適用されると思っていました。この月額が賃料1ヶ月分相当額だと考えるのは、違うということでしょうか?

 

 

 

保証会社の回答

僕の質問に対し、保証会社はこのように答えました。

「オーナー様は、そのように解釈されていたのですね。では、今回は共益費を含む35,000円で進めたいと思います。ただし、賃料1ヶ月分相当額との記載ですと、共益費は含まないと認識してしまいます。次回より、賃料等1ヶ月分相当額と記載していただくようお願いいたします。」

あっさりと、35,000円でOKをいただくことができました。

そして、次回より「賃料」ではなく「賃料等」と記載するように言われました。「賃料等」で、共益費を含むとの認識になるんですね…。

以後、気をつけたいと思います。

 

 

前回のコラムの最後では、この部屋に入居申し込みが入ったこともご紹介していましたね。

僕は仲介担当へ連絡し、今回の早期解約違約金特約は…

「賃料等(共益費含む)1ヶ月分相当額」と記載してもらいました。笑