先日のコラムで、夜逃げされた部屋に申し込みが入ったことをご紹介しました。
※コラム『夜逃げされた部屋のその後・・・』(10月27日投稿)
無事に鍵渡しも完了し、これにて満室復帰で「よっしゃー!」という気分だったのですが…
この直後に、悲しい出来事が起きてしまいました…。
入居申し込みまでの流れ
まず、今回どのようにして入居申し込みに至ったのかをご紹介させてください。
夜逃げされた部屋の原状回復工事がほぼ終わった先月、僕は仲介の営業(以下、M君)に連絡を入れました。
「夜逃げされた部屋はほぼ仕上がったから、いつでも内見できるよ」と。
その2~3日後のことでした。M君から1本の電話が入ったのです。
「今から部屋を見に行きたいので、現地キーボックスの番号を確認させてください」と。
僕は、「写真を撮りに行くのだろう」くらいに思っていたのですが、話しているとお客様の内見だということが分かりました。期待に胸が膨らみます。
…で、結論。この数時間後「申し込みしていただきました!」との連絡が入ったのです!
決まったのはM君の営業だった
僕は、入居申し込みが入ったら、それまでの経緯を仲介担当に確認するようにしています。「ネット反響だったのか?」「何部屋案内したのか?」など、今後の参考にするためです。
今回、入居申し込みしていただいた経緯はこうでした。
元々、このお客様は、他の1DKを申し込んでいたそうです。しかし、部屋のことであーだこーだと言っており、もしかしたらキャンセルになるかもしれない状況だったとのことです。そこで、僕から「内見できるよ」と連絡を受けたM君が、すぐさま「新たに募集開始した部屋があるので、内見しませんか?」とお客様に営業し、入居申し込みに至ったのです。
この話を聞いて、元々申し込んでいた1DK部屋の大家さんには申し訳ないですが、「M君ナイス!」と思いました。
特に、夜逃げというネガティブな出来事の起きた部屋ですので、これが短期間で決まって気分も上がります。
もう、「M君ありがとーーー!!!」って感じですよ。笑
無事に鍵渡し完了からの…
入居予定日は、入居申し込みから約1ヶ月後とのことでした。やや間が空きますので、キャンセルにならないか正直不安でした。現に、元々申し込んでいた1DK部屋をキャンセルした経緯がありますしね…。
しかし、M君は保証会社の審査状況や決済予定日など、途中経過をしっかりと連絡してくれていたため、キャンセルの不安も徐々になくなっていきました。
そして3日前…
無事に鍵渡しが完了しました!
…が、このあとでした。
夜、M君より電話がかかってきたのです。
内容は、ショッキングなものでした。
「実は今日、上から呼ばれまして…異動を命じられました。来月から○○店に転勤です。たけさんの新築アパートを案内したかったのに、残念です…。」
な、何と!
M君の転勤が決まってしまったのですよ!
これには、僕もガックリときました…。
この仲介店舗は自宅から近いため、この後M君と会って話しました。彼の悲しそうな表情は、今でも鮮明に覚えています。
僕もM君がいなくなり悲しいのですが、転勤先でも元気に活躍してくれることを願うばかりです。
ただ、M君の転勤先は北九州市内で、僕が「いずれこのエリアで物件を所有したい」と考えているエリアですので、また良い形でご縁が繋がるよう、僕も頑張りたいと思います。
人生は…
出会いと別れの繰り返しですね…。
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