こんにちは。
セルフ管理大家の良波直哉です。
今回のシリーズでは、
サラリーマン大家にとって都合のよい
自主管理と委託管理を融合させた
「セルフ管理」をテーマにしています。
今回のコラムからは、大家業の
ライフラークとも言える
「2.入居中対応」について
サラリーマン大家にできること、
サラリーマン大家には難しいこと、
について、
考えてみたいと思います!
入居者さんからの電話対応
入居中の対応の中で、
サラリーマン大家が
もっとも気を使うのが
会社で仕事をしている時の
入居者さんから電話です。
会社で仕事をしていて、
いつ、入居者さんから
電話がくるか分からないからです。
しかも、
会社の自席で入居者さんと、
会話するわけにもいきません。
そこで、
サラリーマン時代の私は、
常に携帯をマナーモードにしておき、
電話がくると、そっとオフィスを出る、
という対応をしていました。
問題は、オフィスを出て、
「どこ」で電話するか?でした。
オフィスを出てすぐの通路では、
上司や同僚も通ります。
そこで、私は、
会社のオフィスが入っている
ビルの階段へ出て、
その踊り場で
電話対応をしていました。
この階段を使う人は
ほとんどいないため、
気兼ねなく
入居者さんと話すことが
できました。
ただ、健康のためにと、
階段を使う社員と
出くわしたことがあり、
この時は、
本当に冷汗が出ました。
ということで、
自主管理を始める時に、
サラリーマン大家として
最も心配していた電話対応は、
やってみると、
思ったより問題なくできました。
入居者さんからの電話回数ランキング
入居者さんが
電話してくる回数を
ランキング形式にしてみました。
私の場合は、
このような順位です。
1位は苦情で、
・隣や上階の部屋がうるさい、
・近くのスナックのカラオケを
何とかして欲しい
・携帯電話の電波が弱い
といった内容です。
そして今回、
苦情が1位となりましたが、
なぜ1位なのか?
というと、
入居者の中には、
必ず一定の割合で、
クレーマー的な方がいます。
そして、繰り返し何度も電話を
してくるからです。
電話の回数は1位ですが、
苦情そのものの数は、
決して多くはありませんので
安心してください!
クレーマーっぽい人ほど大家の味方になってくれる
1つの事に強いこだわりをもち、
納得できるまで電話をしてくる、
いわゆる
クレーマーっぽい方がいます。
そんな方と電話で話して
分ったこと、
それは、
クレーマーっぽい方ほど、
きちんと話しを聞いて、
丁寧に対応すると、
大家の見方になってくれる!
ということです。
私はこれまでに、
クレーマーっぽい入居者さんが
3人ほどいました。
しかし、みなさん、
散らばっていたゴミを
自主的に片付けてくれたり、
マンション内の問題を
教えてくれたりと、
大家にとって、
とてもありがたい存在に
なってくれました。
もう、感謝しかありません。
大家業をしたことで、
人間関係の大切さを
改めて教えられました。
家賃とクレームは比例する
入居者さんとの電話対応で
分ったことですが、
家賃とクレームの数は比例します!
家賃の安い部屋ほど、
クレームが多く、
家賃の高い部屋は、
クレームが少ないのです。
これは、間違いありません。
これから物件を買って、
自主管理を、と考えている方は、
こうしたクレームも念頭に置いて
物件を選ぶことをお勧めします。
次回は設備交換の対応について
次回のコラムは、
「入居中対応」の
設備交換について、
サラリーマン大家にできること、
サラリーマン大家には難しいこと、
を考えてみたいと思います。
それでは、また~
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