みなさん、こんにちは

 

久しぶりに「やすっ!!」と思える戸建てを見つけたので、買い付けを入れたものぐさ大家です

数年前の感覚では「ちょっと安いかな」ぐらいなのですが、ここしばらくの異常な戸建て高騰相場では、このレベルですらなかなか出てこなくなっています

良きにしろ悪きにしろ、進捗はまたお伝えします<必ずしも買えるとは思っていません。。。

 

 

前回、前々回コラムの反省(大津さん風に)

 

前回、前々回と、不動産投資を始める年齢についてかなり突っ込んで書いてみました

「本業でまだまだ覚えることが多い20歳代で片手間に不動産投資を始めるのはお勧めしがたい」と書いたので、若いコラム読者さんからフルボッコに遭うのではと震えていましたが、コメントしてくれるのは比較的上の世代のおかげか、炎上にまで至らずほっとしています

 

前々回で「何歳から始めるのべきなのか」とふっておいて、結論は次回としておきながら、前回コラムでは「若いうちから無理して始めなくてもいいんでない」だけで終わるという、連続性に欠けたグダグダな内容となっていました<いつも飲みながら書いていることの弊害かもしれません。。。(反省、と言いつつ今日も飲みながら書いてます)

 

「で、結局、何歳で始めるのがいいと思ってるの」との質問を直で頂いたので、私見を述べたいと思います

 

 

結局、不動産投資は何歳で始めるがいいのか??

 

極私的意見ですが、社会に出て十数年以降、年齢でいうと30代半ばから40代前半ぐらいまでが一番バランスが良いのではと思っています

それぐらいであれば、これまでのコラムで書きましたが、不動産投資でもっとも味方に付けたい「長期的な時間的余裕」が十分にあります

30年、35年といった長期の融資を組むこともできますし、慌てずに少しずつ拡大していっても焦る必要はありません

 

また、本業でのスキルや立ち回り術を身につけているでしょうから、本業と不動産投資を両立するという、不動産投資に取り組むための時間という意味でも、余裕を持てるでしょう

 

そして、十数年間仕事をしていれば、多少の金銭的余裕を持ち得るだろうという点が大きなポイントになってきます

 

 

持たざる者に冷たい不動産投資

 

不動産投資で強力な武器となるものの一つは、間違いなく「現金」=「種銭」です

「融資を使うことで他人資本で投資ができる」というのが不動産投資の魅力の一つですが、全て他人資本でまかなうというのは、そんなに簡単ではありません

過去の融資ゆるゆる時期にはオーバーローンといった形で多少ありましたが、融資が締まってきた今はそうそう実現でるものではありません

たとえ、購入資金は全額、融資で用意できたとしても、購入後のトラブルに備えた予備費は絶対に必要です<予備費が不十分だと、下手すると破綻します

 

株式投資やFXであれば、元手が100万円だろうと、1000万円だろうと、買った銘柄や通貨が10%上がれば、それぞれ10%の利益が入ります

(紙投資について細かく論じ出すと、資金が多ければ分散投資できるので安全だという意見や、逆に額が大きくなったほうがむしろ難しくなるというプロトレーダーの言なんかもあるのですが、ここを語り出すと紙幅が足りなくなるので割愛します=個人的には額が大きいほうが難しいのではと感じています)

しかし、不動産投資では、手元に現金を持っている者が、様々な面で圧倒的に有利です

金融機関は、「手元の現金で十分に買うことができるので別に融資してもらわなくてもかまわない」といった人には頼んでまで貸したがるのに、「現金が少ないのでなんとか貸して下さい」と頼んでくる人にはちっとも貸したがりません

富める者はさらに資産を増やすチャンスを得やすく、貧しき者はチャンスも限られるのが不動産投資の世界の厳しい現実です

 

 

余裕があることが、投資を成功に導く

 

20歳代は「不動産投資に避ける時間」という意味で余裕がなく、40歳代後半になると「残された時間」という意味で余裕がなくなるかなと思います

そうなると、30歳代半ばから40歳代はじめぐらいまでが、両方の余裕を適度に得られるという意味で、一番バランスが良い「不動産投資スタート適齢期」なのかなと思うのです

この適齢期というのは、立場や環境、考え方によって人それぞれなので、あくまでも私自身の経験から感じているものに過ぎませんが、私自身は、40歳代半ばになってから始めたので、「遅かったな」というのが実感です

あと10年早くとまでいかなくても、せめて3、4年早く始められていたらなと思います

もし、過去の自分に言ってやれるのであれば、30代終わりぐらいの自分に「不動産投資勉強しろ~。お金に働いてもらうことを考えろ~~。仕事と趣味だけで満足してんじゃね~~~」と言ってやりたいです

 

 

過去にチャンスはあったのに・・・

 

実は30歳代後半だったと思うのですが、妻が「そろそろお金に働いてもらうことも考えないとね」と言ってきたことがありました

私自身、ベストセラーだからということで、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」は読んだことがあったので、言っていることの意味はだいたいわかりました

しかし、「そうだねぇ」と言っただけでさらっと聞き流し、なんらアクションを起こすことはありませんでした

今から考えると、サラリーマンとしての能力も、金銭的センスも私より圧倒的に優れている妻は、直感的に投資の必要性を感じていたのかもしれません

しかし、本業と遊びで頭がいっぱいだった私は、ふんふんと聞いたものの右から左に流してしまい、妻もそれ以上言ってくることはありませんでした

あのとき、妻の言葉に耳を傾けて「金持ち父さん 貧乏父さん」を読み返し、「不動産投資やったほうがいいな」と思っていたらと非常に悔やまれます

 

 

不透明な時代だからこそ

 

前回コラムへのコメントの中で、テリー隊長がこんなことを書いてくださっていました

 

大事なのは、会社に依存せず、どこでも戦える本当に実力をつけ、自分を武器にしてお金を稼げるかどうかです。本業とはなにか?若者がそのことを真剣考えた時に複数の職業を持つなど柔軟な働き方の選択肢の中に不動産投資があってもいいと思います

 

この指摘には、私も全面的に同意です

もはや、終身雇用なんて言葉は死語に近くなっていますし、安泰な大企業というのは存在しないのではと思います

公務員ですら、年功序列でコツコツやっていれば大丈夫という世界ではなくなりつつあると感じます

そして、今時の若者たちは、そんなことはとっくに肌身で感じており、どう抗っていくか、生き残っていくかを必死に考え、もがいるはずです

 

そんな不透明な社会で生き抜く力を得るために、不動産投資という「自営業」にチャレンジすることは、とても有効だと思います

きっと、金銭面以外にも、貴重なものをもたらしてくれるはずです

たとえ、同じ会社でずっと働くつもりだとしても、自身のポテンシャルを上げるための手段として、不動産投資に取り組んでみてもいいのではと思います

 

少なくとも、私自身は不動産投資をやったことが、本業にも大変役立っていると感じています

 

本日も駄文、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました