こんにちは。

ベトナム大家です。

 

今回はタダ乗りについて語りたいと思います。

最もよく知られているタダ乗りと言えば

家電量販店で実物をチェックし、家に帰って

ネット通販で注文するというスキームです。

 

つい最近も、欲しいテレビがコジマ電気で

148000円で売られていることをチェックし

コジマネットで118000円で購入しました。

(これなんで3万円も差があるんだろ・・・)

 

また、どこかの社長が書いていたブログで

・当社では新卒を採用しない

・他社でマナー研修などを終えた人材を

 第二新卒として採用する

・こうすることで新人教育費用を削減できる

こんなことを公言していたバカがいました。

 

そして、不動産にもタダ乗りの黒船が来ました。

 

開き直っていて逆に清々しい

その不動産業者の手口はこうです。

➀ 我々は実店舗を構えず、営業もしません

② SUUMO・HOME’S・アットホームから

 気になる物件をピックアップしてください

(ご丁寧にリンクまで貼ってある)

③ 我々がレインズで調べて問い合わせます

④ 入居者側の仲介手数料は0.3か月分にします

 

多くの人に安心して家を借りられるようになって欲しい

 ↑

理念だけはとても立派に見えますが

やっていることは盗人と変わりません。

 

レインズって、多数の業者が情報を持ち寄って

相互扶助で成り立っているものと思うんですが、

自分は情報を提供せずに、得るだけのテイカー。

 

大家を見つけて、交渉して、媒介契約を結んで

写真を撮影して、ポータルに高い手数料を払って

間取り図を作って、掲載して、説明文を書いて~

という最も面倒くさい作業を全部他人にさせて

問い合わせるだけだからラクなもんです。

 

利益の流れをまとめるとこうなります。

<Before>

大家     -1.0(広告料)

元付け業者  +2.0

入居者    -1.0(仲介手数料)

 

<After>

大家     -1.0(広告料)

元付け業者  +1.0

タダ乗り   +0.3

入居者    -0.3(仲介手数料)

 

それよりも深刻な問題とは

これ、業者だけでなく、大家にも影響します。

 

このタダ乗り組織が発信している動画では

「賃貸物件10万円以上安く借りる方法」と称して

・ヒケシュ、ヘヤシュは拒否しろ

・抗菌、消毒も拒否しろ

・安心サポートも拒否しろ

・クソ割高火災保険は拒否しろ

 N火災の年間4000円のやつで十分だ

・ハウスクリーニング代は値切れ

 国交省のガイドラインが錦の御旗だ

・キーシリンダーは自分で交換しろ

とか、私が普段思っているようなこと

列挙されています。

 

こういう意識高い系の人を入居させると

後々揉める可能性が非常に高いです。

なーんにも考えずに、仲手1.0払ってくれる

リテラシー低い系の入居者が良いお客様です。