『アレですか…その…タカボンのパパさんは、こういった関係のお仕事をなさっているのですか?』

 

サラリーマンの貴重な休日を利用して

昨年末に購入した物件(築古戸建て)をリフォーム中に

給湯器の交換・設置に来ていた職人さんから質問があった

 

職人さんとの事前の打ち合わせの際に

仕事をお願いするにあたり、自分で住むのではなく

賃貸用として購入しましたと伝えていた

 

なぜそんなことを聞かれたのかと言うと

いざ現地で職人さんとお会いした際

私の身なりが一般的なサラリーマンから程遠かったから

 

乗用車の荷台には工具箱が積まれ

頭にタオルを巻き、全身ペンキだらけの黒いツナギを身に纏い

腰から道具袋をぶら下げているのだから無理もない

『いやいや(汗)

こういった関係のお仕事ではありません。

普段は普通のサラリーマンをやらせてもらっています』

 

職人さんいわく

現地で私を見かけたとき、物件の所有者ではなく

同じく仕事に来ていた塗装屋さんだと思ったらしい

 

『そうですか…雰囲気からして、てっきり…あっ、私の知り合いにもタカボンのパパさんのように、本業とは別に(不動産賃貸業)やっている人いますけど…ちなみに他にも(物件)持っているんですか?』

 

私の職人さんに対するリスペクトが溢れているからか

気さくに色々と話しかけてくれるのは有難い

この物件で4軒目になります、と伝える

『へぇ〜、4軒目ですか?凄いですね⁉︎

まったく未経験から始めたと話していましたけど…いつも何で(物件を)探しているんですか?』

 

物件探しに特別なことはしていません

他の皆さんと同じように

SUUMOやat homeなんかで検索しています

『あー…SUUMOにat homeですか。

あの…ここだけの話ですが…私いいサイト知っていますよ。

タカボンのパパさんいい人だから特別に教えてあげます。

“楽待”って言うんですけど、SUUMOやat homeよりも全然安い物件がたくさん掲載されていますから、調べてみて下さい』

 

そ、そんなサイトがあるんですね

あ、ありがとうございます…

知らないフリをするのがこんなにも難しいとは

 

職人さんの気遣いや優しさを思うと

楽待はよく知っていますし、なんならコラムも投稿しています

なんて言えるわけもなく、引きつった笑顔をつくるのが精一杯だった

 

つづく