おはようございます!地主の婿養子大家です!

 

なかなか買えない人

 

今日は義理の兄と話をしていた時に彼が言った言葉に重みを感じたので共有しようと思います。

 

構成は、

1.戸建11号の情報提供者

2.義理の兄のスペック

3.彼が放った言葉

4.自分の器にあった投資

5.器を大きくする努力

6.買えない人へ

以上で書いて参ります。

1.戸建11号の情報提供者

前回は戸建11号に入居者がついた事で令和の戸建投資が上手くやれる自信がついたので調子に乗って、偉そうなオジサン風にコラムと認めてみました。いかがでしたでしょうか?汗

戸建11号の入居付けには自信はありましたが、投資すべてに言えるかもしれませんが、

確信なんてものはないです

本件を通じ、タイトルにしていますが、不動産に対する私の器が

また一つ大きく

また一つ柔軟に

なったと実感しています。それが嬉しくて、こうやってコラムで共有している部分もあるのだと思います。

 

さて、この戸建11号はまだ物件を購入した事のない相談者からの情報だったのですが、

私が

この物件を買えばよいじゃない!?

といったのですが、結果的にその方は

見送る判断

をされました。

その方の器ではこの物件は買えなかったわけです。

記憶では私はパッと見た時に賃料13万円くらいとれるんじゃない?って言ったような記憶ですが、

入居申し込みが取れて、その方に

・賃料135000円

・敷金2か月

・礼金1か月

・AD1か月

この条件で決まったのを聞いて、率直に買った方が良かったと思いますか?と聞きましたが、その方は『その時』には買えなかったと回答されました。

地主の婿養子大家が言うのだから、なんて安直お馬鹿に物件を買うような人は不動産投資では成功はしませんが、本気で購入を検討していている人の中には、

性格が邪魔をして

物件の悪い部分ばかりに焦点がいってしまい

買わない理由を探す人

がいます。

私の「この物件買えばよいじゃない?」という問いかけは、まさに相談者がどれくらいの器量をその時点で持ち合わせているかを測るための質問でした。

こういうタイプの人は、

私は初めて購入する物件については70点くらいあれば十分GOして良いと思っています。下手すれば50点でも良いと。

先輩大家さんに1棟目の事を聞けば大体の人が、大した物件なんて買えていません。過去に戻れたらぶん殴ってやりたい物件を買っている人が大半じゃないでしょうか。

それでも先輩大家さんは、

歩みを止める事なく成長を続けたから

今があるだけなんだと。

 

名前を上げて恐縮ですが、同じレベルの質問をここのコラムニストであるTボーンのパパにした事があります。そして彼はその物件を購入し現在4件目に取り組まれている。

 

相談者さんには申し訳ないのですが、

本気度の違い

なだけだと思います。

TVドラマではありませんが、その物件を買わないと命を取られる事が確定していたらあの時相談者さんは購入して、私のサポートも少しはあったかもしれませんが、初めての物件購入を失敗で終えるようなことにはなっていなかったでしょう。

私の好きな先輩大家さんの著書に

「まずはアパート一棟、買いなさい!」

という言葉がありますが、その通りだなと思います。

相談者さんには、まずは一棟買ってほしいです。

器はその後も磨く事は出来ますし

むしろ購入してから成長が始まります!

 

多分、コラムは読んでくれると思うので、応援しております。

また、

これ自分の事かもと感じた人は大体当てはまります。むしろ、買えていないのにこの振り返りが出来ない人はずっと買えない人かもしれません。

 

2.義理の兄のスペック

経営者ですし、比較的お金持ちな家庭に育ち頭も良いと思いますし、何より人柄も素晴らしい人です。

相続対策で義理の姉名義で物件を購入して、私が管理しているのですが、義父も二人に会うたびに、

不動産投資について説明し購入を促して

いました。

おそらくは5年前からずっと言い続け、この3年くらいは実際に義父が二人の元へ訪れて一緒に物件を見たりしていました。

 

しかしながら、

物件購入には至っていません。

 

おそらくは、

昨年すでに義理姉名義で私がこっちで購入して運営していますし、以降は義父もあまり言わなくなるかと思って見ています。

 

誤解が生まれるといけないので、彼の名誉の為に言いますが、

彼は本業でかなり忙しいと思いますし、色々不動産投資なんかより優先すべき事があったから、あまり動けていなかっただけの部分もあるし、

なによりも

不動産投資している方が凄いわけ

ではなく、

親、夫、男としてのスペックは、公園で電話越しに向かって大声で暴言を吐くような阿呆な私よりも断然上だと思うし、私は彼の事を尊敬しております。コラムで言いたいのは、後に彼の口から出てきた『器』という言葉について皆さんに共有したかったのでした。

3.彼が放った言葉

正月に二人の新居を見にお邪魔した時に義理の兄といろいろと話をしました。

その中で、彼がこういいました。

「婿ちゃんは事故物件についてどう思う?」

「持っている物件が事故物件になってしまったらとか考えたりする?」

僕はこう答えました。

「実は僕、大島テルとか見たことないんですよね~。持っている物件が事故物件にならないように最善の注意は払うけど、なってしまった時はそれで仕方ないと割り切るしかないかなあ。保険でヘッジしたりもしてるけど、防げないものもありますし、確率論の問題でそうなっても大丈夫なように全体の資金力や余力を持つようにしたり、そもそも安く購入する事を心掛けていたりしますね。」

そういうと、

「お義父さんや婿ちゃんは器が大きいんだよね。なんていうかどんと構えているというか。俺なんて、石橋叩いて叩き割ってしまうタイプで器が小さくて、実際に、これ良さそうと思っても、他より安いには何か裏があるんじゃないかと勘繰ってしまってダメなんだよね。あれが気になる。これが気になる。って」

 

この時、意外にもハッとした自分に気が付きました。

 

向き不向きって本当にあるんだろうなあと。

 

彼は別に不動産投資しなくても何不自由のない暮らしをしていて、そんなバックグランドまで加味して考えると彼は不動産投資には向かないのだろうなと。

 

私にしても義父にしても、地主という運命の中、必要性に駆られて不動産投資に行きついたから、

あれこれと思い悩んで

立ち止まっている余裕はなかった

のかもしれません。

 

このあたり、器の話はさておき、

本気スイッチ

が彼にとって不動産投資には入っていないのだと。。。

4.自分の器にあった投資

不動産投資を志したのであれば、まずは自分の本気スイッチを入れないと、

いつまで経っても不動産が買えない病

に陥る可能性があります。

 

ただ、

物件を買う事が目的となってしまい、しっかりと勉強する事なく、勢いに任せて自身の器以上の物件に手を出してしまうのはNGですよね。

 

不動産を購入する行為はそもそもそれ自体がリスクを伴う行為なので、その購入は、

自身の器の許容できる範囲

にとどめるべきだと思っています。

 

私は一般的には総投資額も大きく、物件単体を見ても比較的規模の大きい物件を購入もしていますが、

最初から自身の器を超えて投資はしていない

ように思います。

 

よく陥りがちなのが、事業性の高い投資先、ホテルや介護系などに手を出すパターンですが、

決して、自身の器を超えてまで投資すべきではないと思っています。

地方高利回りの全空物件なんかもそれの一種かもしれませんね。

そんなこと言っていたらチャンスをものにできないよという人もいると思いますが、器にあった投資先でも十分すぎるほど儲けられるはずなのが不動産投資の本質だと思っています。

それに、

器は時間と経験と共に成長もしていく

ので。

 

ここでいう

器とは、

不動産に関して、

自分が出来る事

という意味なのかもしれませんね。

5.器を大きくする努力

これは現場というか実践というか経験のみが器を大きくするものだと思っています。

物件を購入した事もない人でどれだけお金持ちで頭も良くてどれだけ机上の空論を振りかざそうとも、不動産に関しての器は、戸建一つでも自分の力で購入した人に及びません。

器を大きくする努力、

それは、

本気で購入する為に動き、苦労し、苦悩する事なのかなと思います。

実際やってみると、そんなに大変な事でもないんですけどね。苦笑

 

ただ、投資家として不動産投資するにあたり、皆が皆、リスクを負って、時間をかけて大家業出来るかというとそういうわけではありませんよね。自己の器というか出来る事を理解した上で、手間のかからないが安定していて、いわゆる王道の不動産投資をされている人も多いと思います。

 

そんな投資先ですら購入すれば色々と経験値が積み上がりますから、

やっぱり

不動産の器は買わないと大きく出来ませんよね!!

6.買えない人へ

前提として、しっかりと勉強すべき事を勉強し、基本に忠実に購入活動をされている人になります。

そういう人でなかなか買えない人は、

大体が、

そもそも買えないくらい良い条件の物件

いわゆる理想が高すぎたりすると思います。

 

もしくは、

デメリットや不安点との向き合い方が間違っている

場合もあれこれ気になって買えませんよね。これは私の義理の兄のようなパターンです。

 

上でも述べましたが、

不動産なんて買う事自体がリスクなんだから、それが気になってしまうのであれば器がそのリスクの大きさに追いついていない証拠で、それならばボリュームを落としてでもまずは一つ買いましょう。

とてつもなく阿呆な買物しない限りは、私のこのコラムに耳を傾ける事が出来るようなタイプの人で大きな失敗なんてありえません。あり得るのは買ってから、

器を超えた運営問題に遭遇するくらい

でもそれは、実は、自身の器を大きくするチャンスなのだと思います。

 

是非、頑張ってください。

応援しています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。m(__)m