物件購入後に隣人へ挨拶に伺ったところ
境界上にある壊れたフェンスをどうにかして欲しいとの要望が
いきなりそれは無いだろうと思いつつも
今後のことも考えた会社員は
その場で「フェンスを直します」と即答
すると隣人が再び口を開いた
『ほうか!やってくれるか!
いやぁ…せっかく挨拶に来てもろうたのに、色々言ってしまってすまんかったのぉ。
そうや、さっきも話したけどフェンスは元々共有のもんやから、かかった費用は半分出すけん。
あんじょう宜しく頼んます』
隣人いわく
フェンスは共有のものであり
元々は40数年前に家を建てるとき一緒に作られた
年月を重ねると共にフェンスは朽ち果てていき
隣人としては早い段階で修繕したかったのだが
所有者が次々と変わってしまい、機を逃してしまったと
言われてみれば、物件の所有者は私で4人目
隣人としてはお金が絡む話(フェンス修繕費用の折半)を、新しい所有者にしづらかったのは想像に難くない
そんなタイミングで腰の低い会社員(著者)が新たな所有者として登場
大人しくてニコニコしているコイツなら言い易そう…と
ここぞとばかりに話を持ちかけたのだろう
『かしこまりました。
それではこちらで業者の手配をさせていただきますので、お見積もり金額や日程など、分かり次第ご連絡差し上げます。
あっ、修繕費用については一旦私がまとめて業者さんにお支払いしておきますので…』
さてさて
勢いよく業者を手配すると言ってはみたものの
当然ながら会社員に※外構専門業者さんのツテはない
※外構とは…ガレージやカーポート、門やアプローチ、フェンスや物置といった家の外に設置するものの総称。余談だが、このとき著者はまだ外構の意味を知らなかった【楽待相談室:melm954938さんの回答より】
どーしたものかと考えること数分
そうだっ!と、ある人物が閃いた
すぐさまその人物に電話をかける
『もしもーし!
どうも、タカボンのパパです。
実はちょっとご相談が…』
つづく
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